株式会社八芳園

伝統あるウェディング施設の厳格な区画管理で「食の安心・安全」を実現

統括支配人

関本敬祐さま

目的 / 効果

  • ウェディングや宴席のお客様の「食の安心・安全」の強化
  • セキュリティの省人化で効率化されたリソースを「おもてなし」向上に活用
  • 大型施設内でも厳格な区画管理が求められるハラル専用キッチンを実現
Qなぜ『Akerun入退室管理システム』をお選びいただけたのでしょうか。
A後付けによる導入のしやすさと、すでに導入していた勤怠管理システムとのAPI連携に魅力を感じました。

ちょうど、施設のセキュリティ対策のために何を導入しようかと考えていた時期に、たまたま役員のひとりが『Akerun入退室管理システム』を知る機会があり、教えてくれたことがきっかけでした。「まずはこのシステムを調べてみよう」と考え、フォトシンスで定期的に開催している無料体験会に参加したんです。
そこでの説明を聞いて、使いやすそうだと思ったことと、八芳園ですでに導入していた勤怠管理システム「KING OF TIME」とAPIで連携できることもわかり、先々の運用を考えても良い選択だと考え、まずはトライアルでの導入を決めました。そして、トライアルとして利用するなかで、当社が新設するキッチンの衛生管理やセキュリティ管理にも活用できる、ということで本格的な導入になりました。
八芳園は、伝統と格式を備えた歴史ある施設ですが、最新のビルと同じ方法ではしっかりとしたセキュリティが実現できないところが課題でした。『Akerun入退室管理システム』は、もともとある扉に後付けできるため、大掛かりな改装も必要なく、導入しやすかったですね。

Q現在の利用状況と、今後の運用計画を教えてください。
Aお客様の「食の安全、安心」を守るために活用しています。

新たに開設したハラル専用キッチンの出入り口となる2階と3階に1台ずつと、執務室に1台の、合計3台を導入しています。
八芳園では、以前から衛生管理に非常に気を遣っています。従業員に手洗いやうがいなど、基本的な衛生管理を徹底させていることに加えて、特にお客様の食事を担当する料理人専用のトイレでは、30秒以上の手洗いをしないと扉が開かない仕組みも導入しています。
今回導入したキッチンでは、屋外から入る際に埃や汚れを取り除くエアシャワーも導入していますが、エアシャワーのない進入口に『Akerun入退室管理システム』を設置して入退室制御することで、エアシャワーのある通路を通らないと中に入ることができないようにしています。つまり、入室制御を活用した人の動線制御で徹底した衛生管理を実現するために活用しています。
また、スタッフごとにシフトも異なりますし、特定の社員しか入れない部屋もあります。ここでも、『Akerun入退室管理システム』で入退室の権限や合鍵を自由に設定できるため、例えば「この社員は何曜のみ、9時から17時まで」といった設定が簡単にできることも、便利だなと思いました。それに加えて、NFC規格(FeliCaやMifare)のカードを鍵として使えるため、もともと使っていた社員証をそのまま活用できたのもよかったですね。

あと、導入してからは、従業員のセキュリティ意識が高まったことも副次的な効果としてあります。この前は、従業員から宴席用のドリンクなどを常備している在庫のセキュリティ管理にも活用できそう、といったアイデアが挙がるなど、いろいろなところで活用できそうだなと感じています。
今後の使い方としては、いまのところ具体的な予定はないものの、例えば平日などの宴席の少ない時期に空いている部屋に導入して、貸し会議室として運用することもできるのでは?と社員同士で話したりしています。

『Akerun入退室管理システム』が厳格なハラル認証に必要な区画管理に大きく役立っています。
Qハラル専用キッチンということで、従来のキッチンとの運用と異なる点などもありそうですね?
A『Akerun入退室管理システム』が厳格なハラル認証に必要な区画管理に大きく役立っています。

ハラルフードは、主にイスラム教で「食べてもいい」とされている食べ物を指します。「食べてはいけないもの」が含まれていれば、ハラルフードとして成立しません。
これらは単に「食材として使われていなければいい」という性質のものでなく、エキスがわずかでも含まれているだけでもいけません。したがって、ハラル専用のキッチンには、ハラルの基準で許可されている食材しか入れない状態を作る必要があります。

『Akerun入退室管理システム』を導入することで、決められた食材以外が持ち込まれないという状態を担保でき、キッチンをハラル専用キッチンとして区画を管理、運用するために大いに役立っています。すでに取得しているハラル専用キッチンとしての認証に加え、2020年の春頃季には食品安全認証(FSSC 22000)も取得できる予定で、今後、どのようにハラルフードに関する取り組みを発信していこうかと考えているところです。

『Akerun入退室管理システム』は、ウェディングやイベントの運営に携わる大型施設にとっての強みになると思います。
Q導入を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。
A『Akerun入退室管理システム』は、ウェディングやイベントの運営に携わる大型施設にとっての強みになると思います。

八芳園は歴史と伝統のある施設ですが、実は若いメンバーが多く、ベンチャー気質なところもあるんです。特に若いメンバーは、八芳園が従来から提供しているウェディング事業よりも、近年注力しているイベント運営やコンベンションなどの新しい事業分野に興味を持っている印象があります。そして、これから先の時代、八芳園のような大きな施設は、今以上にお客様に利用していただくための様々な方策を考え続けていく必要があると思うんです。
これまでは、八芳園の伝統や格式、雰囲気を大事にしていて施設のデジタル化に十分に取り組めていなかったのですが、今回Akerunの後付け型という特長を活用することで、既存の施設を維持しながら最新のテクノロジーを導入できた。こういった最新のテクノロジーやサブスクリプションなどのトレンドは、人が関わるべきところ/関わらなくてもよいところを管理することができるから、施設にとっての強みになるのではないかと思っていますし、その特長を活かした施設の運営を可能にすると思うんです。
今まで、人の手間をかけていたセキュリティ面を、『Akerun入退室管理システム』に担ってもらうことで、人材などのリソースが効率化でき、その効率化できた時間をよりきめ細かな「おもてなし」に活用し、八芳園のサービスをこれまで以上に強化できると感じています。

株式会社八芳園

創業75年以上を数える歴史と伝統ある企業として、ウェディング事業を中心に宴会場・レストラン事業などを展開。「日本の美、日本の文化を世界へ」をコンセプトに、特徴的な日本庭園や建築、食、美術、音楽などを通じて、日本文化ときめ細やかなおもてなしを提供し続けている。最近では、従来の結婚式場としての利用だけでなく、新たに企業の宴席や、国賓をもてなすための会合といった用途にも利用されている。さらに、新たな業態としてイベントのプロデュース事業やカフェの運営にも力を入れており、高い評価を集めている。