ジム運営のDXを実現、入会作業時間の40%短縮や人件費の削減で会員向けのホスピタリティ向上に注力
THE NUDE EBISU & DAIKANYAMA(株式会社NAKD)
目的 / 効果
- hacomonoとの連携で、会員1人あたりの入会手続きと鍵発行に要する時間を40%削減
- ジムの24時間運営と安心・安全な環境を実現
- hacomonoとの連携で、会員の利用時間や傾向などを分析し、スタッフの配置を最適化することで人件費を削減
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hacomonoとの連携で、会員1人あたりの入会手続きと鍵発行に要する時間を40%削減
THE NUDE EBISU & DAIKANYAMAの特徴を教えてください。
24時間運営の施設で、内装や空間づくりにこだわり、あまりフィットネスジム感が出ない見せ方にしている点です。
THE NUDE EBISU & DAIKANYAMAの特徴は2つあります。
1つは、24時間運営の施設で、パーソナルトレーニングを標準の料金プランに組み込んでいることです。私が個人的にそうだったのですが、パーソナルトレーニングがプランに入っている方が来館率が高まると考えて、このようにしています。
2つ目は、内装や空間づくりにこだわり、あまりフィットネスジム感が出ない見せ方にしている点です。24時間運営ジムの利用者を考えたとき、自分でメニューを組んでトレーニングを進めるような経験者はそんなに多くなく、ビギナーやライト層がメインになると考えたからです。
当ジムは、カフェやアパレルショップも多い代官山の駅から徒歩5分のロケーションにあり、街を散策する人たちが立ち寄りたくなるような空間にしたいと考え、内装をちょっとおしゃれなホテルに寄せています。前面道路に対してガラス張りで外から見える造りになっていて、外観に興味を持って入って来られた方が、見学でこの空間を気に入って入会するというパターンも結構あります。
「Akerun入退室管理システム」(以下、Akerun)を導入いただいた経緯を教えていただけますか?
Akerunには、多くの人が出入りする環境にふさわしい信頼性や安定性があり、導入を決めました。
実は、前職時代にオフィスでAkerunを日常的に利用していたので、こういったサービスがあることは知っていました。そして、自分で24時間いつでも利用できる無人運営のジムをオープンすることになり、無人運営に必要なセキュリティ/入退室管理のためのシステムを検討するときに、Akerunを思い出したんです。
実は私は自宅でも家庭向けのスマートロックを利用しているのですが、ジムの設備として利用することを考えたときに、多くの人が出入りしますし、スタッフがいない時間帯でも安心して利用できるもの、となると信頼性や耐久性を備えたシステムが必要になります。その点、Akerunは企業やオフィスで多くの人が出入りする環境にふさわしい信頼性や安定性がありますし、私自身が以前に使っていたということもあって導入を決めました。
Akerunとhacomonoの連携によるDXを推進されていますが、効果はいかがでしょうか。
Akerunとhacomonoを連携利用することで、事務作業を40%短縮でき、さらに人件費効率の向上にもつながっています。
Akerunに関しては、スマートフォン1つで24時間いつでも入退館できることの効果が大きいですね。新型コロナウイルスの感染拡大以降、在宅勤務やリモートワークなどフレキシブルな働き方をされる方が増えたことで、人の少ない時間帯を選んで来館される方も増え、会員様から「24時間いつでも来られるところがいい」というお言葉をいただいています。
hacomonoに関しては、Webで入会手続きやパーソナルトレーニングの予約ができる点などが好評です。ジムを見学して、その場で入会手続きをするのではなく、後で自宅から入会手続きを望まれる方も多く、「自分のペースで進められるのがいい」と喜ばれます。
業務効率化という観点では、お客様1人あたりの入会手続きと鍵発行に要する時間が、Akerunとhacomonoを連携利用することで、そうではない場合に比べて40%くらい短縮できていて、事務作業がかなり効率化できていると思います。お客様が用紙に書かれたものをバックオフィスで入力する場合は、入力ミスが発生する可能性もありますが、それもなくなります。
また、開業時はスタッフを9時から21時まで配置していましたが、Akerunは管理画面から会員様の入退館履歴をもとにした利用状況が見られるので、オープン1か月後には実際にご利用の多い11時から20時に短縮しました。こういったところも人件費の効率化につながっていますね。
コロナ禍以降、フィットネス業界全体が会員の獲得や継続利用に苦慮する中で、継続的に会員を増やし、早期の黒字化も達成していますが、Akerunとhacomonoが貢献できているところはどこでしょうか?
スマホ1つでジムを利用できるようにしており、会員様からは「手ぶら感が凄くいい」と好評いただいています。
ありがたいことに、オープン以来会員数が前月より減った月はありません。
当ジムは、パーソナルトレーニングのあり/なしで3つのプランを用意しているのですが、私自身が日頃からメディア取材やSNSなどでパーソナルトレーニングの重要性を訴えていたこともあって、オープン時にパーソナルトレーニングが含まれるプランを申し込まれた方が一定数いらっしゃいました。それにより、ビギナーの方がジム内でパーソナルトレーニングを見て「私もやってみたい」と1度試され、体験後にパーソナルトレーニングを含むプランに変更されるというケースもあります。
このように、ジム運営では、ターゲット層の設定やブランディング、属性によって何が求められるのか、あるいはどうやったら来館率が上がるのかということを考えていく必要があると思います。そういったなかで、私は「ふらっと立ち寄れる場にすること」を大切にしています。
ビギナーの中には準備や手間を面倒に感じられる方もいます。そういう方に気軽に来ていただくにはどういう環境や形態が良いかを考え、当ジムではAkerunとhacomonoを連携させることで、Webで会員手続きが完了し、スマホ1つで24時間入退館できるようにしています。そして、ウェアやシューズ、タオルをご用意し(利用プランによる)、スタッフの手が空いていればプロテインなどもお出しするようにしています。
文字通り、スマホ1つでジムを利用できるようにしており、会員様からは「手ぶら感が凄くいい」と好評いただいています。
会員様が利用しやすい環境づくりにAkerunが貢献できているとうことですね。では、将来の展望やこれからAkerunを導入される方にメッセージをお願いします。
会員様の満足度や来館率を高めるためには、Akerunやhacomonoの導入といったDXの推進が大切になると考えています。
会員様の満足度ということを考えたとき、私は置いているトレーニングマシンで大きな差が出るということはなく、それ以外の空間的魅力やサービスが重要だと考え、その辺は、人がホテルに求めるものと似ていると感じています。
宿泊するうえで重要なベッドの性能は、ある程度の価格を超えたらそれほど変わりません。そういうなかで、リピートしたくなるホテルというのは、共有スペースであるラウンジの居心地の良さや、ルームサービスの際にちょっとした手紙が付いてくるなどの温もりを感じるホスピタリティが重要になるのではないでしょうか。
これからのフィットネスジムに求められるものも同様で、会員様の満足度や来館率を高めるためには、日常的に立ち寄りたくなる空間・場づくり、スタッフのホスピタリティ、そしてAkerunやhacomonoの導入といったDXの推進が大切になると考えています。
THE NUDE EBISU & DAIKANYAMA(株式会社NAKD)
THE NUDE EBISU & DAIKANYAMAは2020年6月にオープン。「あなたの素を美しくする『24時間運営のフィットネスラウンジ』」をコンセプトに、最新マシンや厳選されたアメニティなど、都心でも最高水準のトレーニング環境を用意。新型コロナウイルス感染症の影響下にも関わらず、オープンから3ヶ月で単月黒字化を達成するなど、ビギナーから本格的なトレーニングを求める人まで広い支持を集める。2021年夏には、床面積を従来の2倍に拡張する予定。