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電子錠と電気錠の違いを徹底解説!製品を選ぶ際のポイントや注意点もまるわかり
2022年12月27日
更新日:
2025年12月8日
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【はじめに】「電子錠」と「電気錠」は、言葉としてはよく似ていますが、種類が明確に異なります。導入や導入前の検討の際にはそれぞれの違いをよく理解して、自社の目的に合ったものを取り付ける必要があります。そこで本記事では、電子錠と電気錠の違いやそれぞれの特徴・メリットや注意点について詳しく解説します。電子錠と電気錠の違いについて知りたい方や、どちらを取り付ければいいか迷っている方はぜひご一読ください。
電子錠と電気錠はいずれも物理的な鍵を必要としません。どちらも電気の力を使って鍵を開け閉めする点では同じですが、電力の供給元に違いがあります。
電子錠…電気の配線を利用せず、電池を使って電力を供給する
電気錠…電気の配線を利用して電力を供給する
電子錠は一般的な電池を使って電力を供給するため、配線工事などの必要がありません。一方、電気錠は電気の配線を利用して電力を供給するため、扉に取り付ける際には電力を得るための配線工事を行う必要があります。次章からは、電子錠・電気錠それぞれの特徴やメリット、注意点について詳しく見ていきましょう。
電子錠は、電池から電力を供給して鍵を開け閉めするタイプの機器です。そのため、電力の供給のための配線工事や取り付けの際の工事を必要としないことが最も大きな特徴です。また、使われている電池も一般的なコンビニや家電量販店で購入できるタイプのものが多く、電池残量が少なくなったらすぐに交換できることがメリットです。電子錠は、配線工事を行う必要がないという特徴から、取り付けも利用者が簡単に設置できるものが多くあります。例えば、既存の錠前に両面テープで貼り付けるだけのもの、ドライバー1本で今使っている鍵から交換できるものなど、設置も後付けで簡単にできるものが多いのが特徴です。そのため、業者に依頼する必要がないので設置費用を抑えやすいメリットもあります。電気錠は停電や断線によって配線が切れてしまうと施錠・解錠ができなくなってしまいますが、電子錠は電池から電力を得るため、停電や断線の心配がありません。
電子錠の注意点は、電池が切れてしまうとシステムそのものが動かなくなってしまうため、外出中に電池が切れて閉め出されてしまったり、出勤してオフィスに入ろうとしたら電池が切れていて入れなかったり、というトラブルが考えられます。ただ、多くの電子錠には電池残量を表示や音で知らせてくれる機能がついてるので、電池残量が少なくなったら電池切れが起こる前にあらかじめ交換しておくことでこのトラブルを回避できるでしょう。電池切れがどうしても心配な場合は、もともと使用していた物理鍵で開け閉めできるようにしてある機種もあるので、念のため物理鍵も携行しておくことでトラブルを回避できます。
電子錠を購入する場合、ECサイトなどを利用する人も多くいると思います。しかし、このときドアの規格や設置可能な錠前の条件などをきちんと確認してから購入しないと、「ドアと電子錠が合わず設置できない」というトラブルもよく起こることです。電子錠を購入するときは、ドアの厚みや取り付けるシリンダーの種類や直径、設置のために必要な機器周辺のスペースなどをしっかり測り、設置予定のドアに対応した電子錠を選びましょう。
電気錠は、電気配線から電力を供給して鍵を開け閉めするタイプの機器です。電力配線から電力を供給して動作するため、電池切れの心配がないことが大きな特徴です。
電気錠の注意点として、停電や断線などで配線が切れてしまうと施錠・解錠ができなくなってしまうというものがあります。停電などの非常時に備えて予備電源や非常用シリンダーを持つ機種もありますので、トラブル時でも安心して使える製品を選ぶと良いでしょう。また、電気配線を伴うため水に弱いというデメリットもあります。設置する場所はできるだけ天候や外部環境の影響を受けにくい場所にし、水に近い場所は避けましょう。
電気錠では、工事が不要なことが多い電子錠と異なり配線工事が必要です。特に、「電気錠本体」だけではなく、「操作部分」「制御部分」も合わせて3つの部分の工事と、それぞれをつなぐ配線接続が必要になります。これらの工事には資格を必要とするものもあるため、、配線工事のための作業員分のコストが追加でかかったり、工事を行える業者が限られたりすることが難点です。また、自社内に電気錠を管理するための専用のサーバーやソフトウェアを導入する必要がある製品もあるため、そのような製品の場合は、導入時の費用がさらに膨らむことになります。例えば、購入者が自身で配線しようとすると、気づかないうちに配線の一部をうっかり損傷していることに気付かず設置し、本来の利用可能期間を待たずに不具合が起こったり、故障する原因にもなります。電気錠を設置する際には、必ず配線工事に必要な資格を持った業者に依頼しましょう。
電子錠や電気錠の解錠手段には、大きく分けて以下の4つの種類があります。
暗証番号、テンキー式
アプリ
カード式
指紋や顔などの生体認証式
暗証番号やテンキー式では、タッチパネルやボタンで暗証番号を入力すれば解錠できます。防犯のため、一定回数間違えるとロックがかかったり、自動的に通報されたりする機能が備わっているものもあります。アプリ、カード式では、スマートフォンのアプリを通じて無線通信したりICカードをタッチしたりすることで解錠できます。指紋や顔などの生体認証式は、人それぞれ固有の生体情報で解錠できるタイプで、解錠手段のなかでは最も防犯性能が高いと言えます。事前に指紋や顔などの生体情報を登録をしておけば、認証キーの偽造やなりすまし、鍵となるICカードやスマートフォンの紛失、盗難などのリスクも回避できます。
電子錠と電気錠は、共通するメリット・デメリットもあります。ここでは、電子錠と電気錠に共通するメリット・デメリットをご紹介します。
電子錠と電気錠には、主に4つの共通するメリットがあります。
電子錠や電気錠の最大のメリットは、物理鍵を持ち歩く必要がないことです。これにより、もし鍵を紛失しても錠前自体を壊して開ける心配もなくなります。また、電子錠や電気錠対応のデジタル鍵を紛失したとしても提供メーカーがサポートしてくれるところや、別の解錠方法を用意している機器もあるのでそのような万が一の紛失時の対応なども確認してから導入しましょう。
ICカードや顔認証などの生体認証での施解錠ができる電子錠や電気錠なら、常に物理鍵を持ち歩いたり入退室のたびに物理鍵を借りたりする必要がなくなるため、利便性が向上します。
電子錠や電気錠には、不正な解錠を防ぐさまざまな防犯機能がついています。例えば、無理にこじ開けようとすると警報アラームを鳴らしたり、暗証番号を一定回数間違えると一定期間入力できないようにしたりと、不審者の侵入を防ぐ機能が搭載されています。また、鍵の閉め忘れ防止のためのオートロック機能がついているものも多く、セキュリティリスクの回避に役立ちます。
高機能な入退室管理システムと連携して「誰が」「いつ」「どこに」入退室したかの履歴を残せるのも、電子錠や電気錠のメリットです。単純な鍵の開け閉めだけでなく、施錠・解錠と連動してシステム化したいという場合に便利です。
電子錠と電気錠に共通のデメリットとして、以下の3つが考えられます。
電子錠や電気錠は、電池切れや停電などで電力が供給されなくなると、入退室できなくなる可能性があります。その状況で、周囲に誰もいなければ閉め出しや閉じ込めといった事態を引き起こします。こうした事態を防ぐためには、非常時用に物理鍵で開け閉めできる機能や予備電源を備えた電子錠や電気錠を選ぶと良いでしょう。また、オートロック機能を使っている場合、ICカードなど鍵として使用しているものを持たずに外に出てしまい、オートロックにより再入室できないというケースもあるでしょう。この場合は常にICカードを携行するなどの運用方法を用意しておく必要があります。
電子錠や電気錠は電力を使って施錠・解錠を行うため、初期不良や経年利用によってエラーが発生するケースがあります。こうしたケースはまれですが、設置の際には初期不良がないかどうか、運用を始める前に施錠・解錠の確認を行いましょう。また、耐用年数を経過した後もメンテナンスや交換なども考慮しながら利用するようにしましょう。
ここまででも度々触れてきましたが、電子錠と電気錠は一般的なシリンダー錠と比べて優れた防犯性能を持っています。例えば、暗証番号やテンキー式の電子錠や電気錠を使えば、ICカードや物理鍵などを一切携行する必要がないことから、鍵を落としたり無くしたり、コピーされたり不正利用されたりするリスクも低減できます。指紋や顔認証などの生体認証を備えた電子錠や電気錠なら、暗証番号やテンキー式のように盗み見られる心配もないのでさらにセキュリティレベルが高まります。また、いずれの場合もピッキングなどの侵入窃盗(空き巣)で多く使われる手口が使えないことは大きなメリットです。さらに、近年では空き巣の最も多い侵入経路は無締り(鍵の閉め忘れ)ですが(※)、オートロックを設定しておくことで空き巣の被害を未然に防ぐことができます。電子錠と電気錠は、防犯性能の面でシリンダー錠よりも強固だといえるでしょう。※出典:警察庁「住まいる防犯110番」
電子錠と電気錠はどちらを導入すべきなのでしょうか。選ぶときのポイントを解説します。
設置する場所が賃貸なら電子錠がおすすめです。賃貸では鍵を交換したり、配線工事を行う際に物件オーナーや管理会社に許諾が必要だったり、移転の際に原状回復が必要になる場合があります。また、電気錠の設置に必要な配線工事を行う前に許諾を取ろうとしても、物件オーナーや管理会社から許可を得られるとは限りません。その点、電子錠なら後付けで取り付けられるものも多く、既存の鍵を交換したり、配線工事を行う必要がありません。しかし、電子錠の種類によっては取り外しが困難な錠前があったり、賃貸契約によっては後付けの電子錠でも取り付け申請が必要だったりするケースがあります。電子錠を取り付ける場合でも、一度物件オーナーや管理会社に確認や許可を取ってから設置するようにしましょう。
電気錠は配線工事が必要ですが、電子錠は利用者自身で取り付けられる製品が多くあります。一方、電気錠の場合は配線工事が必要で、場合によっては作業が数日にわたることもあります。すぐに設置したい、設置にかかるコストを抑えたいという場合には電子錠がおすすめです。
電子錠や電気錠を他システムと連携させてさまざまな業務を効率化したいという場合は、外部システムとの連携が可能な電子錠や電気錠がおすすめです。電子錠や電気錠による入退室管理に加え、その入退室管理で取得する入退室のデータを活用して勤怠管理や予約管理なども自動化できる製品もあり、セキュリティの強化だけでなく労務や総務の業務の効率化も図ることができます。
電子錠や電気錠本体の価格
機器の設置にかかる工事費用
ドアの改修・工事費用
クラウド利用料
電子錠の多くは「機器設置の施工費用」や「ドアの改修・工事費用」を抑えることができますが、本体の価格やクラウド利用料などが月額で発生するものがあります。そのような電子錠の場合、初期費用は抑えられるもののランニングコストがかかりますが、継続的なセキュリティ機能の強化やサポートなどのメリットもあるので、自社のニーズに合わせてよく考慮した上で、設置を検討しましょう。
電子錠と電気錠にはそれぞれ特徴があり、設置目的によって取り付けるべき錠が異なります。例えば、賃貸オフィスですぐに取り付けたい場合は電子錠、自社の条件や環境に合わせてカスタマイズしたい場合には電気錠が良いでしょう。電子錠と電気錠はいずれも防犯性能が高いため、オフィスのセキュリティを高めたい場合におすすめです。
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