INDEX
- はじめに
- 電子錠とは?
- 電子錠の種類
- 電子錠を後付けする3つの方法
- 電子錠を後付けするメリット
- メリット①:初期費用を抑えて設置できる
- メリット②:移転時や急な設置場所の変更にも対応
- メリット③:合鍵の作成や入退室管理の手間が低減される
- メリット④:オートロック機能や遠隔操作での施錠・解錠により物理的なセキュリティの強化ができる
- メリット⑤:交通系ICカードやスマートフォンを鍵の代わりとして利用できる
- 電子錠を後付けするデメリット
- 【法人向け】後付け型の電子錠を選ぶポイント
- ポイント①:解錠方法は何がいいか
- ポイント②:今あるドアに取り付けは可能か
- ポイント③:導入の目的と費用のバランスが合っているか
- ポイント④:Web管理ツールは使いやすいか
- ポイント⑤:APIによる外部サービスとの連携は可能か
- 後付け型の電子錠(スマートロック)なら、Akerunがおすすめ
- メリット①:業務用の強力な両面テープを使って貼り付けるタイプ式なので、簡単に後付け可能
- メリット②:開き戸だけでなく電気錠や自動ドアにも導入できる製品ラインナップ
- メリット③:金融機関並みのセキュリティ
- メリット④:100万回もの動作検証に耐えた、業界でも最高水準の耐久性
- メリット⑤:APIとの連携でさまざまな用途に活用可能
- まとめ
はじめに
既存のドアに簡単に後付けできる電子錠は、工事不要で初期費用を抑えられるため様々な場所で導入されています。
オートロック機能による自動施錠を通じたセキュリティの強化や、勤怠管理システムとの連携による業務効率化など、法人向けのメリットも多いことから、電子錠の導入を検討されている企業も多いのではないでしょうか?
今回は、電子錠とスマートロックの違いや後付けできる電子錠のメリット・デメリット、おすすめの電子錠(スマートロック)について詳しく解説していきます。
- 電子錠とスマートロックの違い
- 電子錠の種類や取り付け方法
- 後付けできる電子錠のメリットとデメリット
電子錠とは?
電子錠とは、電池を使って電力を供給してドアの施錠・解錠が行える「非接触型の錠前システム」です。電力を供給するための配線工事は不要で、本体機器などに内蔵された電池ボックスに電池を入れるだけで利用できます。
また電子錠は、オートロック機能を備えているものが多く、ドアを閉めると自動で施錠されます。鍵穴がないタイプの電子錠であればピッキングされるリスクもありません。
電子錠の解錠方法には、暗証番号入力タイプ 、リモコンタイプ 、カードタイプ 、スマホタイプ、生体認証タイプなど様々な方法があります。
電子錠とスマートロックの違いとは?
スマートロックは電子錠と同様に、スマートフォン(以下スマホ)の専用アプリや、ICカードなど鍵の代わりとなるデバイスを本体機器やドア付近の読み取りリーダー機器にかざして解錠し、ドアが閉まると自動で施錠してくれるオートロック機能を備えています。スマートロックには、電子錠の機能に加えて以下の便利な機能が付いています。
- インターネットを通じて遠隔操作で鍵の施錠・解錠ができる
- インターネットを通じて鍵の権限の付与・解除ができる
- 「誰が」「いつ」「どこに」出入りしたかという入退室の履歴/ログを記録し、専用アプリやクラウド上で入退室管理ができる
- 勤怠管理システムや会員管理システムなど他のシステムと連携できる
電子錠の種類
電池を使って電力を供給する電子錠の解錠方法は、主に以下の3種類に分けられます。
- 暗証番号式、テンキー式
- カード式
- 指紋や顔などの生体認証式
電子錠のそれぞれの解錠方法のメリットをしっかり理解し、自社に合った製品を選ぶことが大切です。それぞれの特徴をみていきましょう。
暗証番号式、テンキー式
暗証番号式は、タッチパネルに暗証番号を入力してドアを解錠する方法です。利用者の間で暗証番号を共有することで、物理的な合鍵を複製する必要がないため紛失・盗難の心配がありません。
また、暗証番号を何度も間違えるとロックがかかる仕組みなので、防犯性にも優れています。一方、デメリットとしては、暗証番号を忘れて閉め出されたり、背後から盗み見られてしまい不法侵入される可能性などがあります。
また、他の利用者が利用しなくなったタイミングで暗証番号を変更して、不要な入退室を防ぐなどの管理もしなければなりません。
カード式
カード式は、ICカードや磁気カードなどを本体機器やドア付近の読み取りリーダーに差し込んだり、かざしたりして解錠する方法です。
デメリットは、カードを忘れてしまったり、紛失してしまったりするとドアの解錠ができなくなることです。また、長い間使用していると、カードの磁気ストライプやICチップが劣化したり、鞄の中で損傷したりすることで、カード情報が上手く読み取れなくなる可能性もあります。
指紋や顔などの生体認証式
指紋や顔などの生体認証式は、事前に登録した生体情報を認証させることで解錠する方法です。暗証番号式と同様に、物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、また暗証番号のように決められた番号を覚える必要もないため、利用者の鍵管理の負担を軽減できます。
デメリットは、事前に生体情報を登録しておかなければ入室できないことと、認証精度に個人差があり誤認証のリスクがあることです。例えば、顔認証でマスクをしている場合に認証されなかったり、指紋認証で指に怪我をすると上手く読み取れず認証がうまくいかない可能性があります。
電子錠を後付けする3つの方法
電子錠の設置方法は、大きく分けて強力な両面テープで貼り付けるタイプ、鍵の付いているシリンダー部分ごと交換するタイプ、ドアに穴をあけて取り付け工事をするタイプの3種類があります。
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解し、自社に合った設置方法を選びましょう。
貼り付けるタイプ
ドアのサムターン(鍵のつまみ部分)にかぶせるように業務用の強力な両面テープを使ってドア面に貼り付けるタイプです。貼り付けるだけなので、専門業者に工事を依頼する必要がなく、自分で簡単に設置できる上に、ドアを傷つけることがなく、オフィスの移転や退去の際の原状回復も簡単です。
シリンダーごと交換するタイプ
既に設置されているシリンダー(鍵)ごと交換するタイプです。
設置が難しいタイプのものでは、取り付けに専門業者への依頼が必要になり、追加の工事費などがかかるケースもありますので、対象の扉に取り付けが可能か、専門業者の手配が必要か、テナント物件の場合はオーナーや管理会社などにドアの工事の許可が必要か、などを事前に確認する必要があります。
メリットとしては、設置に手間がかかるもののしっかり固定される点です。
ドアに穴を開けて取り付けるタイプ
ドアに穴を開けて取り付けるタイプの場合、電気工事や取り付け工事など大がかりな工事が必要なケースがあります。
特に賃貸物件や共用部に設置が必要な場合は、カードリーダーなどを壁に埋め込む必要がある製品では、規約などで穴が開けられない場合もあるので、導入前に管理会社やオーナーに必ず確認しましょう。
メリットとしては各機器がしっかりと固定されることが挙げられます。
電子錠を後付けするメリット
後付け型の電子錠のメリットは主に以下の5つです。
- メリット①:初期費用を抑えて設置できる
- メリット②:移転時や急な設置場所の変更にも対応可能
- メリット③:合鍵の作成や入退室管理の手間が低減される
- メリット④:オートロック機能や遠隔操作での施錠・解錠により物理的なセキュリティの強化ができる
- メリット⑤:交通系ICカードやスマートフォンを鍵の代わりとして利用できる
以下でそれぞれについて詳しく解説していきましょう。
メリット①:初期費用を抑えて設置できる
電子錠を導入する際にネックとなりやすいのが導入費用ですが、後付け型の貼り付けるタイプの製品であれば初期費用がかからず、月額/年額の利用料のみで済むものが多いため、初期費用を抑えて手軽に導入することが可能です。
一方、工事が必要なタイプの場合は、導入までに電気工事や配線工事、設置工事とそれらの手配のための工数がかかったり、その分の費用もかかるため手軽に導入するなら後付けできるクラウド型電子錠がおすすめです。
メリット②:移転時や急な設置場所の変更にも対応
後付け型は業務用の強力な両面テープで貼り付けるタイプが多く、設置場所の変更時やオフィス移転の際に簡単に取り外せるので、原状回復も簡単です。
また、取り外しした電子錠をそのまま移転先のオフィスのドアに取り付けて継続して利用することが可能です。
工事が必要なタイプの場合は、オフィスの移転などに伴って取り外し費用や建物の原状回復費用もかかるため、設置の時と同様に時間も費用もかかります。
メリット③:合鍵の作成や入退室管理の手間が低減される
後付け型の電子錠を設置することで、スマホの専用アプリや交通系ICカードでドアを解錠できるようになり、利便性が向上するとともに合鍵を用意する必要がないため、鍵の紛失などのリスクも低減できます。
また、鍵の開け閉めの度に「いつ」「誰が」「どこに」入室・退室したのかが記録されるため、従来のような紙の台帳などで記録していた方法よりも管理のための手間が低減されます。
メリット④:オートロック機能や遠隔操作での施錠・解錠により物理的なセキュリティの強化ができる
物理鍵で施錠・解錠を行う場合、鍵を閉め忘れるリスクがありますが、多くの電子錠にはオートロック機能が搭載されているためドアが閉まると自動で施錠してくれるので閉め忘れを防止できます。
また、専用アプリやWeb管理ツールから遠隔操作で施錠・解錠が可能なので、物理的なセキュリティの強化に繋がります。
メリット⑤:交通系ICカードやスマートフォンを鍵の代わりとして利用できる
物理鍵を複製し、利用者に貸し出したり預けたりする運用では、鍵の紛失・盗難のリスクがあります。電子錠なら日常持ち歩いている交通系ICカードやスマートフォンを鍵の代わりとして利用できるので、紛失などのリスクを減らしつつセキュリティの強化が可能です。
また、鍵の代わりにしているICカードやスマートフォンを紛失してしまった場合でも、Web管理画面などからすぐさま鍵としての権限を削除できるので、万が一の場合も安心です。
電子錠を後付けするデメリット
後付け型の電子錠を導入するデメリットは主に以下の2つです。
- デメリット①:設置可能なドアの種類が限られる
- デメリット②:閉め出しなどのトラブルが起こる可能性がある
それぞれについて詳しく解説していきましょう。
デメリット①:設置可能なドアの種類が限られる
後付け型の電子錠は、メーカーごとに設置可能なドアの形状やサムターン(鍵のつまみ部分)の種類が限られます。導入前に、自社のドアが設置可能かメーカーに問い合わせなどをして確認しておきましょう。
メーカーによっては事前に導入可能かどうかを調べてくれる取り付け診断などを実施しているところもあるので、ぜひ活用してみてください。
デメリット②:閉め出しなどのトラブルが起こる可能性がある
スマホや交通系ICカードなど鍵の代わりとなるデバイスを室内に置いたまま外出し、オートロック機能で自動施錠されてしまうことによる「閉め出し」や、ICカードなどの紛失で「施錠・解錠できない」など、電子錠でもトラブルが起こる可能性があります。
これらの事態を避けるためには、万一のときのために物理鍵も持ち歩くことが推奨されています。専用アプリから遠隔操作で施錠・解錠できるスマートロックなら、閉め出しや紛失にあっても離れた場所から解決することができます。
また、電子錠は電池で作動しているため、電池切れにより使用できなくなるリスクもあります。対応策としては、専用アプリやWeb管理画面から電池の残量を確認できるメーカーの製品を選びましょう。また、電池の残量が少なくなってきたら、自動的に電池を送付してくれるサービスがついているメーカーもあります。
その場合は、送られてきたタイミングで電池を交換すればいいので、自社で電池残量を定期的に確認したり、予備の電池を常備したりする必要がありません。
【法人向け】後付け型の電子錠を選ぶポイント
法人で後付け型の電子錠を選ぶポイントは主に以下の5つです。
- ポイント①:解錠方法は何がいいか
- ポイント②:今あるドアに取り付けは可能か
- ポイント③:導入の目的と費用のバランスが合っているか
- ポイント④:Web管理ツールは使いやすいか
- ポイント⑤:APIによる外部サービスとの連携は可能か
自社の導入目的に合った電子錠を予算内で選ぶとともに、法人向けのサービスが充実しているものを選ぶことをおすすめします。
ポイント①:解錠方法は何がいいか
利用するシーンによって、利用者が使いやすい解錠方法を選びましょう。無人運営のスポーツジムの場合は、鍵としても利用している会員証を自宅に忘れて入室できないといったことがないように、スマホアプリで解錠する方法が便利です。
またオフィスでの利用の場合は、ICカード式の社員証であれば鍵としても利用できるので利便性が向上するなどおすすめです。また、ICカードを会社への出入りだけではなく、複合機の認証や社員食堂の決済などにも活用することで、1枚のカードで社内の様々な用途に対応することができます。
ポイント②:今あるドアに取り付けは可能か
電子錠を後付けするなら、取り付けられるドアなのか、サムターンは対応しているかなどの設置環境も確認しなければなりません。オフィスのドアを工事して取り付けるなら工事が必要なタイプでも問題ありませんが、賃貸などで原状回復が必要な場合は後付けの貼り付けるタイプがおすすめです。
ポイント③:導入の目的と費用のバランスが合っているか
電子錠の導入の目的と費用のバランスが合っていることが大切です。
「導入によってどのぐらいセキュリティを強化できるのか」「万が一紛失や盗難などトラブルがあった場合のサポートは充実しているのか」など、自社の目的を果たせるサービスなのかしっかり確認しましょう。
ポイント④:Web管理ツールは使いやすいか
電子錠では、入退室を記録/ログで残して、クラウド上で管理・閲覧することができます。例えば、従業員の入退室時間を記録・確認したり、パーソナルジムの会員の施設利用履歴を参照してさらなるサービス向上に活用することが可能です。
入退室情報のさらなる活用に向けてWeb管理ツールの操作性や見やすさなども、電子錠を選ぶ上で確認しておいた方が良いポイントです。マニュアルを見ずに直感的に操作できるようなツールであれば、導入後も安心して使用できます。
ポイント⑤:APIによる外部サービスとの連携は可能か
電子錠には、APIを使って外部サービスと連携することで、入退室管理だけではない、幅広い業務の効率化に繋がるサービスもあります。
導入予定の製品がAPIを通じて自社システムや外部サービスと連携可能なのか確認しましょう。
後付け型の電子錠(スマートロック)なら、Akerunがおすすめ
Akerunは、クラウド型の電子錠(スマートロック)です。オフィスや店舗/施設に「後付け型の電子錠」の導入を検討されているなら、Akerunがおすすめです。これまでに累計7,000社以上に導入されている実績に加え、幅広いドアに対応できます。
以下で、Akerunのメリットについて解説していきましょう。
- メリット①:業務用の強力な両面テープを使って貼り付けるタイプなので、簡単に後付け可能
- メリット②:開き戸(サムターン)だけでなく電気錠や自動ドアにも導入できる製品ラインナップ
- メリット③:金融機関並みのセキュリティ
- メリット④:100万回もの動作検証に耐えた、業界でも最高水準の耐久性
- メリット⑤:APIとの連携でさまざまな用途に活用可能
メリット①:業務用の強力な両面テープを使って貼り付けるタイプ式なので、簡単に後付け可能
Akerunは、ドアを交換したり壁に穴を開けたりするような大がかりな工事は不要で、サムターン(鍵のつまみ部分)に業務用の強力な両面テープを被せるように貼り付けるだけで簡単に設置できます。
メリット②:開き戸だけでなく電気錠や自動ドアにも導入できる製品ラインナップ
Akerunには、開き戸(サムターン)対応の製品はもちろん、自動ドアや電気錠にも設置可能な製品ラインナップも用意されているため、他社製品と比較してより多くのドアに対応しています。
また、事前に自社のドアに設置可能かどうかの取付診断を無料で行っているので、きちんと確認した上で導入できるので製品が届いてから設置できないという失敗がありません。
メリット③:金融機関並みのセキュリティ
入退室データや鍵権限などを管理するクラウド上のシステムは、複数の第三者機関による定期的なセキュリティ診断やIT業界の厳しい基準をクリアした高セキュリティな環境で、金融機関でも使われているセキュリティ技術を使用しています。
メリット④:100万回もの動作検証に耐えた、業界でも最高水準の耐久性
1日に何回も開閉されるオフィスのドアに取り付けられる電子錠には、耐久性も重要です。Akerunは、開発過程での100万回もの動作検証に耐えた業界でも最高水準の耐久性を実現しているので、長く安心して使い続けられる電子錠です。
オフィス移転やスマートロックの設置場所の変更の際にも、取り外して付け替えることで継続して使い続けられます。
メリット⑤:APIとの連携でさまざまな用途に活用可能
Akerunを通じて取得した入退室履歴のデータは、APIを通じて外部の勤怠管理や会員管理、予約や決済などのクラウドサービスや、自社独自のシステムとも連携できるため、業務のさらなる効率化を実現することができます。
まとめ
電子錠は、オートロック機能による閉め忘れの防止、入退室管理によるセキュリティ強化、ICカードや専用アプリの活用による利便性の向上、データを活用した幅広い業務の効率化など、防犯対策だけでなく業務効率の改善にも大いに役立ちます。
電子錠の設置方法には「貼り付けるタイプ」と「シリンダーごと交換するタイプ」「ドアに穴を開けて取り付けるタイプ」がありますが、そのなかでも貼り付けるタイプの電子錠は工事が不要なので、初期費用を大きく抑えられるのがメリットです。
特に「Akerun」は業務用の強力な両面テープを使って貼り付けるだけなので簡単に設置できたり、幅広いドアに設置できます。また、APIにより自社のシステムや外部のクラウドサービスと連携できるため、業務の効率化にも繋がります。「厳しい耐久テストをクリアした頑丈さ」と「金融機関並みのセキュリティ」も注目すべきポイントです。
ぜひこの記事を参考に、自社に合った電子錠の導入を検討してみてはいかがでしょうか?