物理鍵が不要になる電子錠とは?!防犯性も高い後付け型スマートロックがおすすめ!導入のメリット・デメリットも解説

2023年06月28日
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はじめに

不特定多数の人が出入りするオフィスや店舗/施設には、個人情報や機密情報などの情報資産や金融資産に加え、高額な設備などが保管されているため、防犯対策が必要不可欠です。セキュリティ対策が不十分だった場合、内部からの情報漏えいや不正行為、外部からの不法侵入、盗難などのリスクがあります。

そんな中、企業の防犯対策として注目されているのが電子錠です。鍵穴が露出しないタイプの電子錠なら、ピッキングによる不法侵入のリスクを低減できるのが大きなメリットです。また、物理鍵が不要になりICカードやスマホ、暗証番号などで施錠・解錠できるため、物理鍵の盗難や紛失といったリスクを低減できると同時に、鍵管理に伴う様々な負荷を軽減することができます。 ここでは、電子錠の種類やメリット・デメリット、簡単に設置でき、費用も抑えられる「防犯性の高い電子錠」について詳しく解説していきます。

物理鍵が不要になる!?電子錠とは?

電子錠とは、電池を使って電力を供給し、物理鍵を使わずにドアを施錠・解錠できる「非接触型でキーレスの錠前システム」のことです。 まずは、電子錠の電力の供給方法や仕組みについて解説します。

電力の供給

電子錠は、リチウムイオン電池などを使って電力を供給する錠前システムで、一部の製品では電気配線で電力を供給できるものもあります。 電池式の場合、電力を供給するための配線工事は不要で、本体部分や付属のカードリーダー/テンキー端末などに内蔵された電池ボックスに電池を入れるだけで作動します。

一方、給電式の場合は、ACアダプターなどを使い有線配線によって、本体機器を電源に接続し作動させます。このタイプも電池式と同様で配線工事は必要なく、簡易的な配線作業で作動させることができるため、賃貸物件でも原状回復は必要ありません。

電子錠の仕組み

電子錠における解錠信号の送受信方法は、一般的にBluetoothやインターネットなどの無線通信を使って解錠信号を送るため、配線工事は不要です。(インターネット環境構築のための費用がかかる場合があります)

一般的な電子錠の仕組みとしては、解錠権限を付与されたICカードやスマホアプリを読み取りリーダーにかざすと、主にBluetoothなどの無線通信を使って、本体機器に施錠・解錠の信号を送信し、本体機器で施錠・解錠の信号を識別、承認、記録して解錠します。

インターネットを通じて遠隔環境で施錠・解錠できる電子錠であれば、遠隔地のスマホやPC管理画面などからインターネット経由で施錠・解錠の信号を送信し、本体機器と連動するインターネット中継機/コントローラーがその信号を中継して本体機器に伝え、施錠・解錠が行われます。また、電子錠はオートロック機能が搭載しているものが多く、ドアを閉めることで自動で施錠してくれます。

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物理鍵を使わずにドアを施錠・解錠できる電子錠を導入する5つのメリット

物理鍵を使わずにドアを施錠・解錠できる電子錠を導入するメリットは主に以下の5つです。

  • 物理鍵の管理が不要になり、鍵の紛失や盗難リスクも低減できる
  • オートロック機能で閉め忘れを防止できる
  • エリアごとにセキュリティレベルを分けて入室制御することで、内部の情報漏えいや外部からの不法侵入を防止できる
  • 大規模な工事不要で初期費用を抑えて導入ができる
  • 災害による停電などのトラブルでも使用できる

それぞれのメリットの内容について詳しく解説していきます。

物理鍵の管理が不要になり、鍵の紛失や盗難リスクも低減できる

電子錠では、鍵の代わりにスマートフォンの専用アプリや交通系ICカード、モバイル系ICカードアプリ、暗証番号などでドアを施錠・解錠できるようになります。 従来は物理鍵を複製(合鍵)して貸し出し、鍵管理をしていましたが、電子錠を導入すれば鍵を複製する手間や鍵管理の業務負担が軽減されたり、鍵の紛失や盗難、無断で複製されるなどのリスクもなくなります。

オートロック機能で閉め忘れを防止できる

物理鍵は外出時に鍵を閉め忘れるリスクがありますが、電子錠はオートロック機能が搭載されているものが多く、ドアが閉まると自動で施錠してくれるため閉め忘れを防止できます。

本当に施錠したのか心配な場合は、専用アプリやWeb管理ツールから施錠・解錠のリアルタイムの状況を確認できます。その際に施錠されていなくても、専用アプリやWeb管理ツールから遠隔操作で施錠することができる電子錠もあるので、安心して使用できます。

エリアごとにセキュリティレベルを分けて入室制御することで、内部の情報漏えいや外部からの不法侵入を防止できる

イメージ画像

電子錠は、スマホの専用アプリやWeb管理ツールから利用者の解錠権限を細かく設定できるため、必要とされるセキュリティレベルごとにエリアを分けて各エリアのドアに電子錠を設置し入室制御することもできます。

例えば、個人情報や機密情報などを取り扱うエリアでは、特定の従業員や担当者など関係者のみ出入りできるように解錠権限を設定し付与することで、内部からの情報漏えいや外部からの不法侵入を防止できます。

大規模な工事不要で初期費用を抑えて導入ができる

工事が必要なタイプ(電気錠や電磁錠など)では、導入までに配線工事や電気工事などが必要になり、それらを手配する工数や、その分の費用もかかります。一方、一般的な電子錠では、配線工事が必要ないため工事費用や工事の依頼する手間を省けます。

また、移転時や退去時に原状回復の必要もないため原状回復費用もかかりません。電子錠の中でも、両面テープで貼り付ける後付け型を選べば、本体をドアに取り付けるための設置工事も必要ないため、手軽に導入できます。

製品によっては、シリンダーごと交換するタイプや、ドアに穴を開けて設置するタイプもあるので設置工事が必要かどうかは、導入前に確認しましょう。また、買い切り型ではなくレンタル型にすれば、本体の購入費用もかからず、定額の利用料金のみで運用することができるため、初期費用を抑えて導入ができます。

災害による停電などのトラブルでも使用できる

電池で作動する電池式の電子錠の場合、災害などによる停電が起きてもそのまま使用できるため、閉め出しにあうリスクがありません。

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物理鍵の方が良い?電子錠を導入する3つのデメリット

物理鍵の紛失・盗難リスクを低減できるなどメリットが多い電子錠ですが、デメリットもあります。

  • 導入費用がかかる(初期費用、定額の月額/年額の利用料、原状回復費用/修繕費用)
  • ドアの形状やサムターン(つまみ)が合わないと取り付けできない
  • 本体や読み取りリーダーなどが電池切れになると作動しなくなる

それぞれのデメリットについて詳しく確認していきます。

導入費用がかかる(初期費用、定額の月額/年額の利用料、原状回復費用/修繕費用)

初期費用 本体の購入費用や設置費用、初期設定のための費用など
定額の月額/年額の利用料 システム利用料、機器のレンタル費用など
原状回復費用/修繕費用 取り外し費用や原状回復費用、修繕費用

電子錠は、工事が必要なタイプ(電気錠や電磁錠など)に比べると配線工事が不要なため、初期費用を抑えられます。

電子錠の設置にかかる費用 本体や電池の購入費用(製品によっては設置工事の費用が必要になる場合もある)
電気錠の設置にかかる費用 本体、制御盤、電気ケーブルの購入費用や配線工事、業者の作業費など

電子錠の中には、初期費用や原状回復費用/修繕費用がかからないものもあります。例えば、両面テープで貼り付けるタイプなら、工事不要なので初期費用はほとんどかかりません。ドアを傷付けずに設置でき、取り外しも簡単なので、原状回復費用もいりません。

また、買い取り型ではなくレンタル型の製品なら、定額の月額/年額の利用料にトラブル対応などサポート費用も含まれていることが多く、トラブルが起きてもその対応のための費用がかからないこともあります。そのため、物理鍵より導入費用はかかりますが製品によっては初期費用や設置費用を抑えて導入できます。

ドアの形状やサムターン(つまみ)が合わないと取り付けできない

サムターン(つまみ)のイメージ画像

電子錠はメーカーによって対応可能なドアの種類が限られています。今あるドアの形状、サムターン(つまみ)が合わない場合は、取り付けできないケースもあります。きちんと確認せずに購入・レンタルすると、「サムターンやサイズが合わず設置できない」といったトラブルが起こるかもしれません。

導入前に、自社で導入予定の電子錠がドアに取り付け可能か必ず確認しましょう。電子錠のメーカーによっては、今あるドアに取り付け可能か無料で診断してくれるところもあるので、ぜひ活用してみてください。

本体や読み取りリーダーなどが電池切れになると作動しなくなる

電池で作動している電池式の電子錠では、本体や読み取りリーダーなどが電池切れになると動かなくなります。それにより、電池切れに気付けなかった場合は解錠できなくなるリスクがあります。

電池切れの対策として、利用者が電池残量に気付ける工夫(ランプ、音声、電池残量の表示など)が備わっているものや、電池の残量が少なくなってきたタイミングで自動的に交換用電池が送られてくるものなどを選びましょう。電池残量が少なくなってきたタイミングで電池交換すれば、電池切れによるトラブルを避けることが可能です。

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物理鍵が不要になる!後付け型で防犯性が高く、多機能な後付け型の電子錠ならAkerunがおすすめ

ドアに設置されたAkerun(アケルン)入退室管理システムの製品画像

電子錠なら、累計7,000社以上の導入実績を持つAkerunがおすすめです。ここでは、おすすめするポイントの一部を紹介します。

  • 工事不要で既設のドアに後付けできる
  • ICカードやスマートフォンなど日頃から持ち歩いているデバイスで解錠できる
  • 電気錠や自動ドアでも後付けで取り付けられる

それぞれのおすすめポイントについて詳しく解説していきます。

工事不要で既設のドアに後付けできる

Akerunは、産業用の強力な両面テープで貼り付けるだけで設置できるため、工事不要で今あるドアに後付けできます。 また、Akerunは100万回もの動作検証に耐えた業界でも最高水準の耐久性を実現しているので、安心して使用できます。

両面テープで貼り付けられた本体などの機器はニーズに合わせて取り外してレイアウト変更やオフィス移転などにも柔軟に対応できると同時に、退去時の原状回復も必要ありません。

ICカードやスマートフォンなど日頃から持ち歩いているデバイスで解錠できる

Akerunなら、日頃から持ち歩いているスマートフォンや社員証、交通系ICカード、などを鍵として利用できるため、別途、解錠用のカードを用意する手間と費用が必要ありません。 また、Web管理ツールや専用アプリから遠隔操作で施錠・解錠も可能です。様々な解錠方法を使って施錠・解錠できるため利用者にあった解錠方法を選ぶことで、利便性を高めることができます。

電気錠や自動ドアでも後付けで取り付けられる

Akerunは、サムターン錠(つまみ)のドアはもちろん、電気錠や自動ドアにも後付けできる製品も提供しています。今あるドアに設置可能かどうかを確認できるよう事前に取り付け診断を無料で行っており、安心して導入することが可能です。

Akerunには、Web管理ツールを使って入退室履歴/ログの記録・確認ができる入退室管理システムとしての機能もあります。「誰が」「いつ」「どこに」入退室したのかを正確に把握できるため、解除権限を付与していない部外者の不法侵入の防止が期待できます。さらにAPIを活用して、勤怠管理や会員管理、決済などの外部システムと連携すれば、様々な業務の効率化に繋がるでしょう。

Akerun入退室管理(アケルン)とは

まとめ

電子錠の仕組みやメリット・デメリット、おすすめの後付け型電子錠について解説しました。電子錠を導入すれば、鍵の紛失や盗難、合鍵の複製など、物理鍵に関する様々な課題がなくなります。

電子錠の中でも特におすすめなのが、累計7,000社以上の導入実績と法人向けサービスとして培った信頼性があるAkerunです。工事不要で強力な両面テープで貼り付けるだけで簡単に設置できる後付け型の電子錠で、日頃持ち歩いている社員証やスマートフォン、交通系ICカードなどを鍵の代わりに使用できるため、セキュリティの強化だけでなく利便性の向上が期待できます。

また、Akerunは年単位の定額のサブスクリプション型で利用できる電子錠なので、最短1年から契約が可能です。導入前の設置診断から導入時の設置支援、そして導入後の保守までワンストップで提供しているなど、万が一の製品の故障や不具合などトラブル時のサポート体制も充実しています。 ぜひAkerunを導入して、セキュリティを強化するとともに業務の効率化を実現してください。


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