鍵をデジタル化できるデジタルドアロックのメリット・デメリット|オフィスや店舗/施設におすすめの製品も紹介!

2023年08月28日

はじめに

セキュリティの強化や利便性の向上など、さまざまなメリットがあることからデジタルドアロックを導入する企業が増えています。デジタルドアロックとは、いわゆる「スマートロック」のことですが、実際に導入することによって企業にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?この記事では、デジタルドアロックについて詳しく解説するとともに、オフィスや店舗/施設のドアにデジタルドアロックを導入したいと考えている方に、おすすめの製品も紹介します。

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ドアに取り付けられるデジタルドアロックとは?電子錠との違いも解説

デジタルドアロックとは

デジタルドアロックとは、従来から使われている物理的な金属の鍵ではなく通信技術や認証技術などを利用して施錠・解錠をデジタル化させた錠前システムのことです。物理的な金属の鍵の代わりにICカードや暗証番号、スマホなどを使って施錠・解錠できるのが特徴で、同じ意味として「スマートロック」という呼び方も使われています。

電子錠との違い

電子錠とは一般的に、電池で電力を供給してドアの施錠・解錠が行える「非接触型の錠前システム」のことです。物理的な金属の鍵を必要としない点はデジタルドアロックと同じですが、異なる点もあります。

たとえばデジタルドアロックは、入退室(施錠・解錠)の履歴やログをクラウド上に記録できるほか、遠隔操作で施錠・解錠できたり、解錠できる条件(入退室できる人・解錠できる日時や曜日・入退室できる場所など)を細かく設定して解錠権限を付与できたりします。 一方、電子錠にはこれらの機能が搭載されていないものも含まれるため、電子錠の一部にデジタルドアロックがあると考えてください。

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ドアに取り付けられるデジタルドアロックに搭載されている機能

さまざまなデバイスを使って施錠・解錠できる

デジタルドアロックでは、従来の物理的な金属の鍵ではなくICカードや暗証番号、スマホなどさまざまなデバイスを使ってドアを施錠・解錠できます。

オートロック機能が搭載されている

製品によりますが、一般的にデジタルドアロックにはドアが閉まった際に自動施錠できるオートロック機能を搭載しています。

簡単に解錠権限を付与・解除できる

デジタルドアロックを導入すると、Web管理ツールやスマホ専用アプリなどから簡単に解錠権限を付与・解除できます。従業員はもちろん、来訪者にも一時的な解錠権限(ワンタイムパス)を付与できるためスムーズかつ柔軟な入退室と鍵の管理が可能になります。

入退室の記録を確認/管理できる

デジタルドアロックでは、ICカードやスマホなどを読み取りリーダーにかざすなどして入退室すれば、「誰が」「いつ」「どこに」入退室したかが自動でクラウド上などに記録できます。また、記録した入退室履歴/ログはWeb管理ツールやスマホ専用アプリなどからいつでも確認・管理できます。なお、暗証番号で入退室する場合は、暗証番号を知っていれば誰でも入退室できてしまうため、「誰が」入退室したかの情報を取得できない場合があるので注意が必要です。

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ドアにデジタルドアロックを導入するメリット

物理鍵の紛失/盗難/複製(合鍵)などのリスクがなくなる

デジタルドアロックを導入することにより、従来の物理的な金属の鍵を使う必要がないため、紛失や盗難、不正な複製(合鍵)などのリスクがなくなり、セキュリティの向上につながります。

閉め忘れを防止できる

オートロック機能を搭載したデジタルドアロックなら、ドアが閉まると自動で施錠できるため閉め忘れを防止できます。オートロック機能により常時施錠されることで、解錠権限を持っている人しか入室できないため、不審者の侵入防止などセキュリティ強化にもつながります。

入退室を一括管理できる

デジタルドアロックを、オフィスや店舗/施設の各部屋、または複数拠点に設置する場合でも、Web管理ツールやスマホ専用アプリから入退室を一括で管理できます。離れた場所の入退室もクラウド上などから時間を選ばず確認できるため、不審な動きに気付きやすくなる点もデジタルドアロックのメリットです。

従業員の入退室もスムーズに行える

従来の物理的な金属の鍵の場合、管理者など鍵を持っている人しか解錠できませんでした。万が一、鍵を自宅に忘れたり、何処かに紛失したりすれば、入室できなくなったり、鍵を持っている人が到着するまで待つ必要があったりなど、利便性が損なわれることがあります。

デジタルドアロックでは、従業員が個々にあらかじめ権限を付与されたICカードやスマホ、暗証番号などで解錠できるため入退室がスムーズに行えるメリットがあります。 また、解錠手段のデバイスを紛失しても、Web管理ツールやスマホ専用アプリから解錠権限を解除すれば、不法侵入されるリスクを低減できます。

従業員の勤怠をより正確に把握できる

デジタルドアロックの中には、外部システムと連携可能な製品もあります。たとえば勤怠管理システムと連携すれば、入退室のデータを勤怠管理システムに自動で同期できるなど、入退室と打刻を同時にできるため、より正確に従業員の勤怠を把握でき、さらに従業員も勤怠打刻をしなくてよいなど利便性も高まります。

従来のタイムカードや台帳に手入力で勤怠管理していた方法と比べて、打刻漏れや打刻間違い、打刻の改ざんなどのリスクがなくなり、給与計算などもスムーズに行えるため、労務関連業務の効率化が可能です。

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ドアにデジタルドアロックを導入するデメリット

工事が必要または取り付けられない場合がある

デジタルドアロックを設置したいドアやサムターン(つまみ)の種類・形状などによっては、ドアに穴を開けたり、サムターン(つまみ)ごと交換したりする必要があります。また製品や設置場所によっては配線工事が必要になる場合もあります。 そもそも工事ができない賃貸物件のオフィスや店舗/施設などは、取り付けられない可能性もあるため、既存のドアに取り付け可能か、工事は必要かなど購入前に確認することが大切です。

費用がかかる

  • 初期費用(機器費用/設置費用/工事費用など)
  • 運用費用(月額/年額の利用料、サーバー費用、メンテナンス費用、補修費用など)
  • 原状回復費用/修繕費用

製品によりますが、デジタルドアロックを導入する際に、ドアに穴を開けたり配線工事が必要だったりすると、工事費用などにより初期費用が高くなる場合があります。導入後も、システムを利用するための月額/年額の利用料や製品の故障による補修費用などの運用費用がかかるほか、工事が必要な製品であれば賃貸物件のオフィスを退去する際は原状回復が必要になり原状回復費用/修繕費用が必要です。導入する前に、初期費用、運用費用、原状回復費用/修繕費費用などを把握した上で、製品を選びましょう。

閉め出しにあうリスクがある

デジタルドアロックの読み取りリーダーや本体の電池切れ、または本体の故障などで作動しなくなり、閉め出しにあうリスクがあります。そのため電池残量が少なくなると自動で送付されたり、電池残量をメールで知らせてくれたり、故障の際に速やかに対応してくれるなどサポート体制が整っているメーカーや製品を選ぶことが大切です。

また、解錠手段を持たずに外出してしまった場合も閉め出しにあうリスクがあります。物理的な金属の鍵も含め複数の解錠手段を用意し、持ち歩くことで、閉め出しのリスクを低減できます。

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外部システムとの連携やさまざまな解錠方法を持つおすすめのデジタルドアロック

デジタルドアロックの導入を検討している方におすすめなのが、累計7,000社以上の導入実績を持つ後付け型のデジタルドアロック(スマートロック)であるAkerun入退室管理システム(以下、Akerun)です。

既存のドアに工事不要で後付けできる

Akerunはサムターン(つまみ)が付いたドアに取り付けられるほか、電気錠や電磁錠、自動ドアなどにも後付けで取り付けできます。工事不要または簡易的な工事のみで導入できるため、導入費用を抑えられます。また、原状回復費用もかからないので賃貸物件にも手軽に導入できます。 ※ドアやサムターン(つまみ)の種類によっては、簡易的な配線工事が必要になることがあります。「取り付け診断」もおこなっているのでお気軽にお問い合わせください。

さまざまな解錠方法がある

  • スマホ(NFCを利用したウォレット機能)/スマホ専用アプリ
  • 交通系ICカード/社員証/入館証
  • Apple Watch
  • URLリンク(ワンタイムパス) など

Akerunは、日頃持ち歩くスマホや交通系ICカードなどのほか、Apple Watchなどでも施錠・解錠できます。またWeb管理ツールやスマホ専用アプリからの遠隔での施錠・解錠も可能なほか、「入退室できる人」「解錠できる日時や曜日」「入退室できる場所」などを細かく設定して一時的に解錠権限(ワンタイムパス)を付与・解除できるため、入室制御も簡単にできます。

外部システムとの連携で業務効率化

Akerunが公開しているAPIを活用すれば、外部システムとの連携も可能です。例えば勤怠管理システムと連携することで、入退室と同時に打刻できるので、労務関連業務の効率化が図れます。また、顔認証システムとの連携により、スムーズかつ高セキュリティをな入退室を実現できます。

サポート体制が充実

デジタルドアロックのデメリットの部分で、電池切れによる閉め出しのリスクがあるとお伝えしました。Akerunでは、電池残量が少なくなったタイミングで交換用電池を自動送付してくれるため、電池切れによる閉め出しリスクを低減できます。また、導入から運用が定着するまで担当者が支援してくれるので、初めてデジタルドアロックを導入する方も安心です。

入退室の履歴/ログを管理するクラウドは高度なセキュリティを実現

入退室の履歴/ログはクラウド上に記録され管理できます。Akerunのデータを管理するクラウドは複数の第三者機関による、厳しい条件をクリアした高度で堅牢なセキュリティを実現しているので、安心してお使いいただけます。

オフィスや店舗/施設のセキュリティの強化、利便性の向上などを目的にデジタルドアロックの導入を検討している方はぜひ一度、以下のAkerunの資料をご確認いただき、お気軽にお問い合わせください。



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