非接触キーの仕組みやデメリットとは?導入費用を抑えてセキュリティを強化できるスマートロックも紹介

2023年09月29日
非接触キーの仕組みやデメリットとは?

はじめに

物理的な金属の鍵の代わりとして、ICチップを搭載している鍵やリモコンなどによるボタン解錠ができる鍵を「非接触キー」といいます。非接触キーを利用できるセキュリティシステムを導入すれば、スムーズな入退室が可能になるなどのメリットがあります。 一方、非接触キーは、スムーズな入退室を可能にするもののセキュリティ面などでいくつかデメリットがあります。

この記事では非接触キーの仕組みやメリット・デメリット、そして非接触キーと同様のメリットを備えながらデメリットを解消できるスマートロックについても解説します。 また、スマートロックの選び方やおすすめの後付け型スマートロックも紹介しているので、ぜひご覧ください。

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「非接触キー」とは?仕組みを解説

非接触キーには、物理的な金属の鍵にICチップを搭載しているタイプとリモコン型の解錠デバイスのボタン操作で解錠できるタイプのものがあります。解錠方法、解錠できる仕組みが異なるため、タイプ別に解説します。

物理的な金属の鍵にICチップを搭載しているタイプ

ICチップを搭載しているキーヘッド(一般的に物理的な金属の鍵で施錠・解錠する際に手に持つ部分)を読み取りリーダー(ノンタッチキーリーダー)などにかざすことで解錠できる非接触キーです。このタイプは、ICチップが組み込まれているキーヘッドを読み取りリーダー(ノンタッチキーリーダー)にかざすと、読み取った情報で、利用者を識別、認証して解錠できる仕組みです。

リモコン型の解錠デバイスのボタン操作で解錠するタイプ

リモコンタイプの非接触キーもあります。このタイプは、リモコンやキーヘッドに搭載されたの解錠ボタンを押す無線通信を使って解錠信号を送り、利用者を識別、認証して施解錠できる仕組みです。 ほかにも、解錠ボタンではなく、本体からある一定の距離に入ればセンサーが検知して、自動で解錠できるハンズフリー機能を搭載したものもあります。また、ICチップによる解錠に加えてハンズフリー機能も搭載している非接触キーもあります。

どちらも共通して言えるのは、施錠・解錠する際に、ドアのシリンダー(鍵穴)に物理的な金属の鍵を差し込む必要がないということです。 非接触キーを利用できるセキュリティシステムは、オートロック式のマンションやビルの共用玄関(エントランス)などに導入されてることが多いです。

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非接触キーを導入するメリット・デメリット

非接触キーを導入すると次のようなメリット・デメリットがあります。非接触キーの導入を考えている方は、デメリットも把握した上で検討することが大切です。

メリット
  • スムーズな入退室が可能になり、利用者の利便性が高まる
  • 非接触キーは複製が難しいため、不正な方法による合鍵の複製などを防止できるとともに、不法侵入のリスクを低減できる

非接触キーであれば、物理的な金属の鍵をシリンダー(鍵穴)に差し込んで回す手間がかかりません。非接触キーは、読み取りリーダー(ノンタッチキーリーダー)にかざしたり、解錠ボタンをおすだけで解錠できるのでスムーズな入退室が可能になります。

また物理的な金属の鍵にICチップが組み込まれていたり、解錠情報がデジタル情報として組み込まれているため、複製が難しく、不法侵入の防止にもつながります。

デメリット
  • 本体、非接触キー(リモコン式)の電池切れなどで解錠できない場合がある
  • 非接触キーを持たずに戸外に出たり、紛失したりして閉め出しに遭うリスクがある導入費用がかかる

非接触キー/システムの種類や構造にもよりますが、リモコン式など非接触キーが電池を使用して作動している場合は、電池切れによって読み取りリーダー(ノンタッチキーリーダー)にかざしても反応しないため、閉め出しに遭うリスクがあります。

また、非接触キーだけでなく読み取りリーダー(ノンタッチキーリーダー)や本体側も電池切れを起こす可能性があります。加えて、非接触キーを持たずに戸外に出たり、紛失してしまった場合も閉め出しに遭うリスクがあるので注意が必要です。 また、本体の購入、非接触キーの購入、設置工事など、様々な導入費用がかかります。

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非接触キーを取り扱うメーカーとその製品3選

メーカー 非接触キーが使用できる製品
美和ロック MIWA NTU ノンタッチ(NTU)シリーズ (非接触キーを使用するには別途電気錠・制御盤なども必要です)
GOAL BRSシステム
クラビス テブラ・パス

非接触キーが使用できる製品には、主にこれらのメーカーが提供するものがあります。非接触キー以外にもカードやスマホなどで解錠できるものもあります。導入場所は、オートロック式のマンションやビルの共用玄関(エントランス)のほかに、宅配ロッカーなどにも採用されています。

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非接触キーは本当に必要?!非接触で施錠・解錠できる「スマートロック」がおすすめの理由

非接触で施錠・解錠できるシステムをお探しの方におすすめしたいのが「スマートロック」です。非接触キーと同じメリットを備えながら、さらなるセキュリティ強化も図れる上、導入費用も抑えられます。ここでは、スマートロックをおすすめする理由を詳しく解説します。

物理的な金属の鍵の持ち出し・紛失などのリスクがなくなる

物理的な金属の鍵のキーヘッドにICチップが搭載されている非接触キーなどは、物理鍵を持ち歩く必要があるため、不正な持ち出しや紛失といったリスクはどうしても排除できません。 一方、スマートロックはスマホ専用アプリやWeb管理ツールを使って、クラウド上から利用者の解錠デバイスに簡単に解錠権限を付与・解除できます。そのため物理的な金属の鍵の不正な持ち出し・紛失といったリスクがありません。

閉め出しに遭うリスクを軽減できる

非接触キーを紛失した場合、管理者やオーナーが遠隔で解錠できる場合もありますが、管理者が不在の場合や遠隔操作に対応できないシステムの場合は閉め出しに遭うリスクがあります。 一方、スマートロックでは、日頃持ち歩いているスマホやICカード、顔認証など様々な解錠方法があるため、複数の解錠方法を用意しておけば、鍵の紛失などのトラブル対策にもなります。また、Web管理ツールやスマホ専用アプリを使って管理者が遠隔で施錠・解錠できるものもあります。

不法侵入の防止などセキュリティのさらなる強化が図れる

多くのスマートロックにはオートロック機能が搭載されているので、閉め忘れのリスクを防止できます。また入退室の履歴/ログはすべてクラウド上に記録されるため、万が一、不審な侵入などがあった場合でも該当時間に入室した人を絞り込み、該当者の特定に役立てられます。

会社のサーバールームや店舗の金庫室など、機密情報や金品を保管している重要なエリアには特定の人しか入室できないように細かく設定することも可能なので、エリアごとにセキュリティを強化できます。また来訪者には、一時的にワンタイムパス(URLなど)を発行して解錠権限を付与することもできます。

これらの機能を含め、非接触キーのシステムでは実現できない機能がスマートロックには搭載されているため、オフィスや店舗/施設のセキュリティをさらに強化できます。

導入費用を削減できる

非接触キーのシステムを導入する場合、読み取りリーダー(ノンタッチキーリーダー)などの機器を壁やドアに取り付ける必要があります。製品によっては、電気工事など大がかりな工事を必要とするため、導入費用が高額になる場合もあります。 一方、スマートロックのなかでも大がかりな工事が不要で既存のドアに後付けできるものを選べば、導入費用を大幅に抑えられます。

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後付け型スマートロックの選び方|非接触キーを使わずに施錠・解錠できる

非接触キーを使わずに施錠・解錠できる後付け型スマートロック(※)には、様々な種類があります。自社に合った製品を選ぶためにも、次のポイントを押さえておきましょう。
※非接触キーを利用できるスマートロックもあります。

既存のドアに後付けできるか

スマートロックによって、後付け可能なドアやサムターン(つまみ)の形状/種類が異なります。後付け型スマートロックの中には電池式のタイプと給電式のタイプがあるため、既存のドアがどのタイプのスマートロックを設置できるのか事前に確認しておきましょう。

また製品によっては、専門業者に依頼してシリンダー(鍵穴)ごと交換が必要だったり、ドアに穴をあける設置工事が必要になったりなど設置方法も異なります。場合によっては、想定していた導入費用よりも高額になる可能性もあるため、既存のドアに後付けで設置できるか、工事が必要かどうかなども事前に確認しておきましょう。

解錠方法には何があるか

スマートロックの解錠方法には、スマホやICカード、顔認証など様々な種類があります。製品によって対応している解錠方法が異なるため、自社に合う解錠方法があるかどうか事前に確認しておくことも大切です。 例えば、オフィスならスマホや社員証、店舗ならスマホや顔認証など、運用にあたって効率的かつ利用者のニーズに合った解錠方法を選ぶようにしましょう。

製品に搭載されている機能やサポートについて

オートロック機能は、一般的なスマートロックであれば搭載されていますが、念のため確認しておくと安心です。 また入退室できる「人」「日時(曜日や時間帯)」「場所」などを細かく設定して一時的に解錠権限を付与・解錠できる機能を備えているスマートロックなら、さらにセキュリティを強化できるため、オフィスや店舗/施設におすすめです。

そのほか、電池で作動するスマートロックの場合、本体や読み取りリーダーの電池切れという心配もあります(※)。その場合は、メーカーが電池切れ対策のサポートを提供しているか(電池残量がなくなる前に自動送付してくれる、電池残量のアラート表示やメールで知らせてくれるなど)も確認しておきましょう。
※給電式のスマートロックの場合も読み取りリーダーが電池で作動している場合があります。

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Akerun入退室管理システムは導入実績7,000社以上!非接触キー以外でも施錠・解錠できる後付け型スマートロック

Akerun入退室管理システムは、累計7,000社以上の導入実績を持つ後付け型スマートロックです。Akerunは、スマホやICカードなどを使って施錠・解錠でき、入退室した履歴をすべてクラウド上に記録・保管できます。

またスマホ専用アプリやWeb管理ツールから簡単に入退室履歴を確認できるほか、入退室できる「人」「日時(曜日や時間帯)」「場所」などを細かく設定して解錠権限を付与・解錠できます。 ここからは、Akerunの特徴を4つに絞って紹介します。

スマホやICカードなど様々な解錠方法がある

  • スマホ専用アプリ
  • モバイル系ICカードアプリ(NFCを利用したウォレット機能)を搭載しているスマホ
  • ICカード(交通系ICカード、社員証)
  • Web管理ツール
  • 顔認証
  • URLリンク(ワンタイムパス)
  • Apple Watch など

AkerunはスマホやICカードなど様々な解錠方法があります。そのため、利用者に合わせて解錠デバイスを選べることからオフィスだけでなく、会員制ビジネスや不特定多数が出入りする店舗/施設まで幅広く導入されています。 またスマホ専用アプリやWeb管理ツールを使って遠隔での施錠・解錠もできるため、万が一スマホなどを紛失した場合でも他の解錠方法を用意しておけば閉め出しに遭うリスクを低減できます。

既存のドアに導入費用を抑えて簡単に設置できる

Akerunは、既存のドアに簡単に後付けできるスマートロックです。設置したいドアが自動ドアや電気錠、電磁錠などの場合も簡易工事のみで設置できるため、導入費用を抑えられます。

また既存のドアのサムターン(つまみ)に被せるように貼り付ける場合は、信頼性の高い強靭な両面テープを使用します。工事不要で利用者自身で簡単に取り付けできるため、導入費用はほとんどかかりません。 複数の拠点に設置する場合も利用者自身で設置できるため、導入費用を抑えられることから、様々な企業で導入されています。

オートロックと開けっ放し警報で閉め忘れを防止できる

Akerunはオートロック機能を搭載したスマートロックです。さらに、ドアを開けたまま指定した秒数を経過すると開けっ放し警報で知らせてくれる機能もあるため、うっかり閉め忘れるといった心配がありません。また移転やレイアウト変更、大きな荷物の搬入出などでドアを開放したい場合は、オートロック機能や開けっ放し警報を解除することもできます。

そのため、物理的な金属の鍵で起こりやすい閉め忘れを防ぎ、オフィスや店舗/施設のセキュリティを強化できるのに加えて、利用する場面によって柔軟に対応できます。

サポート体制が充実している

Akerunは、担当者による設置支援・運用方法の提案などのサポートもおこなっています。また本体や読み取りリーダーの電池残量が少なくなったタイミングでセンターから交換用電池が自動で送られてきます。交換用電池が届いたタイミングで電池交換を行えば、電池切れによる閉め出しの心配もありません。

さらに、導入前には無料の「Akerun取付診断」で設置予定のドアに適合しているかどうかを判定してくれなど、サポート体制が充実しています。 Akerunは、オフィスはもちろんフィットネスジムや学校施設、レンタルスペース、シェアオフィスの無人運営まで規模や業種・業態を問わず幅広く導入されています。

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まとめ

非接触キーと同じ役割を果たすだけでなく、オフィスや店舗/施設のさらなるセキュリティ強化が図れて、導入費用も抑えられるのが後付け型スマートロックです。非接触で施錠・解錠できるシステムの導入を検討している方はぜひ、以下より資料をダウンロードしてご覧いただき、Akerunも検討してみてはいかがでしょうか。


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