スマートロックは屋外でも使える?防雨は大丈夫?スマートロックのメリット・デメリットも紹介!

2023年10月27日
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オフィスや店舗/施設のセキュリティの強化や業務効率化などを目的にスマートロックを導入する企業が増えています。一方で、スマートロックは屋内だけでなく、屋外でも使用できるのか疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。また、その際に、ドアごと交換する必要があるなど導入費用が高くなるのでは?と不安をお持ちの方もいると思います。

この記事では、エントランスなどで使用されている片面が屋外に面しているドアに設置可能な製品を屋外用スマートロックとして解説します。既存のドアに工事不要で後付けできる屋外用スマートロックも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

スマートロックは屋外でも使用できる?

スマートロックとは、物理的な金属の鍵を使わずに施錠・解錠ができるシステムのことです。製品によって搭載している機能は異なりますが、オートロック機能や遠隔操作による施錠・解錠の機能、入退室できる日時(曜日や時間帯)や入室できる人、入室できる場所を細かく指定して解錠権限の付与・解錠できる機能など、様々な機能があります。

また、スマートロックでは製品によって設置できるドアも異なります。

そもそもオフィスや店舗/施設のドアには、主に以下のような種類があります。

  1. 執務室など屋内に設置されているドア
  2. エントランスなど片面が屋外に面しているドア
  3. 柵など両面とも屋外に面しているドア
この記事では、片面が屋外に面しているドアに設置可能なスマートロックを屋外用として解説していきます。

防水・防雨にも対応している製品なら屋外で使用可能

スマートロックには、ICカードリーダーやテンキー(またはICカードリーダーやテンキーが本体と一体化しているものもある)が防水・防雨に対応しているなら片面が屋外に面したドアでも、屋外用として設置できます。または、屋外に面したドアに設置する製品に「防雨カバー」などを取り付けて設置するケースもあります。

防水・防雨にも対応している製品、もしくは防雨カバーが用意されている製品のいずれかでなければ、片面が屋外に面したドアへの取り付けは難しいと言えます。

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屋外でも使用できるスマートロック(防水・防雨対応)のメリット

屋外でも使用できる、防水・防雨にも対応しているスマートロックには以下のようなメリットがあります。

屋外のドアにスマートロックを設置することでセキュリティの強化が図れる

屋外用のスマートロックでは、エントランスや通用口といった片面が屋外に面しているドアはもちろん、屋内にも取り付けることができます。例えば、屋外に設置していたがレイアウト変更や移転の際に屋内に移設したい場合でもそのまま設置できるなど柔軟に対応できます。

屋内しか設置できないスマートロックと比べて、設置可能なドア(場所)の選択肢が広がるため、オフィスや店舗/施設のさらなるセキュリティ強化が図れます。

屋外でも使用できるスマートロック(防水・防雨対応)のデメリット

一方、屋外でも使用できる防水・防雨にも対応しているスマートロックには次のようなデメリットや注意点があります。

ドアごと交換したりドアに穴を開けたりなど工事が必要な場合がある

屋外用・屋内用を問わずスマートロック全般に言えることですが、既存のドアの種類やサムターン(つまみ)の形状によっては取り付けられない製品もあります。

また、取り付け方法がシリンダー(鍵穴)ごと交換するタイプ、ドアや壁に穴を開けるタイプなどの場合は、専門業者による大がかりな工事が必要になる場合もあります。

これにより、導入費用も高くなったり、原状回復をする際にも原状回復費用が必要になったり、そもそも設置できないなどの可能性があります。

どれだけ濡れても良いというわけではない

いくら防水・防雨に対応しているとはいえ、製品を水没させるなど、通常想定される以上の使い方をした場合は内部まで水が侵入して、故障する恐れがあります。

防水・防雨にも対応している製品には、製品外部からの水の侵入に対する保護等級と呼ばれる防水・防塵性能の規格が定められています。この防水・防塵性能は製品によって異なるため、次の章で解説するスマートロックの選び方を参考に設置場所に合った性能を備えた製品を選ぶことが大切です。

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屋外でも使用できるスマートロック(防水・防雨対応)を選ぶポイント

前述の通り、屋外で使用可能な防水・防雨に対応しているスマートロックでも、製品によってその性能が異なります。選ぶときにチェックしておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

水の侵入に対する保護等級は何級か

水の侵入に対する防水・防塵性能をどの程度備えているかは、IP保護等級(IPコード)と呼ばれる防水・防塵性能を表す規格を確認することで把握できます。IP保護等級は機器の防塵・防水に対する保護性能(防水・防塵性能)を規格化した数値です。

「IP」に続く2桁の数字は、先頭から順に「防塵(人体・固形物に対する保護)」「防水(水の侵入に対する保護)」の等級を表しています。いずれかを省略する場合は、数字の代わりに「X」を用います。

等級 防塵に対する保護内容 等級 防水に対する保護内容
IP0X 保護なし IP0X 保護なし
IP1X 直径50mm以上の大きさの
固形物(手など)が内部に侵入しない
IP1X 垂直に落ちてくる水滴による
有害な影響を受けない
IP2X 直径12mm以上の大きさの
固形物(指など)が内部に侵入しない
IP2X 垂直より左右15°以内からの
水滴(降雨)による有害な影響を受けない
IP3X 直径2.5mm以上の大きさの固形物や
工具などの先端が内部に侵入しない
IP3X 垂直より左右60°以内からの
水滴(降雨)による有害な影響を受けない
IP4X 直径1.0mm以上の固形物やワイヤーなどが内部に侵入しない IP4X いかなる方向からの水の飛沫にも
有害な影響を受けない
IP5X 安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない(機器の正常な作動に支障をきたさないレベル) IP5X いかなる方向からの水の直接噴流にも有害な影響を受けない
IP6X 粉塵が内部に侵入しない IP6X いかなる方向からの水の強い直接噴流にも
有害な影響を受けない
IP7X 規程の圧力と時間で水没しても
水が浸入しない
IP8X 水面下(水中)での使用が可能


屋外用スマートロックを選ぶ際は、このうち「IPX4」を生活防水と表示している製品が多いため「IPX4」以上の保護等級を持つ製品を選ぶことが大切です。

目的に合った機能を搭載しているか

セキュリティ強化が目的なら、オートロック機能や遠隔操作による施錠・解錠の機能、「入退室できる人」「入退室できる日時(曜日や時間帯など)」「入退室できる場所」を指定して解錠権限の付与・解除できる機能などを搭載している製品がおすすめです。業務効率化を目的とするのであれば外部の勤怠管理システムや会員管理システム、予約システム、決済システムなどとデータ連携できる製品がいいでしょう。このように、防水・防塵性能だけでなく、自社の目的に合う機能を備えているかどうかも重要です。

既存のドアに設置できるか

屋外で使用できるスマートロックの中には、ドアごと交換が必要だったり、シリンダー(鍵穴)ごと交換する必要があったりするものもあります。

その点、既存のドアに後付け可能なスマートロックなら、導入費用を抑えられて、賃貸物件にも設置できます。中でも両面テープで貼り付けるだけのスマートロックなら、レイアウト変更や移転の際にも原状回復が必要なく、移転先でも簡単に設置できてそのまま使用できるため、柔軟に対応できます。

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Akerun入退室管理システムは後付けで屋外でも設置できる

Akerun入退室管理システム(以下、Akerun)は、累計7,000社を超える導入実績を持つスマートロックです。これまで、規模や業種・業態を問わず多くの企業に導入されています。

IPX4相当の防水性能のICカードリーダーがあるため屋外でも設置してセキュリティを強化できる

Akerunでは、「IPX4相当」の防水性能を備えたICカードリーダー(※)もあるため片面が屋外に面したドアにも設置できます。

自動ドアや電気錠、電磁錠に後付け型のスマートロックを導入したいの場合は、「Akerunコントローラー(電気錠に対応した製品)」がおすすめです。既存のドアがどの製品が設置可能か「Akerun取付診断」でご確認いただくか、お気軽にお問合せください。

※防水性能を備えたICカードリーダーは、別途オプション費用がかかります。

既存のドアに工事不要で後付けできるため簡易的に設置できる

Akerunは、既存のドアに工事不要で後付けできるスマートロックです。柔軟で強靭な業務用の両面テープでサムターン(つまみ)に被せるように貼り付けるだけなので、ドアや壁を傷つけずに利用者自身で簡易的に設置できます(※)。また原状回復も必要ないため、賃貸物件はもちろん、レイアウト変更や移転の際にも新しいドアに利用者自身で設置してそのまま使えます。

※電気錠や電磁錠、自動ドアなど、一部簡易工事が必要なドアもあります。

細かく解錠権限を付与・解除できるためセキュリティを強化できる

AkerunはWeb管理ツールやスマホ専用アプリから細かく解錠権限を設定できます。例えば、解錠できる日時(曜日や時間帯など)、入退室できる場所、入退室できる人などを指定して、解錠権限を付与・解除することが可能なため、入室制御によるセキュリティを強化できます。また来訪者には、一時的に入退室が可能なURLリンク(ワンタイムパス)を発行することも可能なので、例えばオフィスに取引先などが来訪した際にわざわざエントランスに行く必要がなくなり、利便性が高まります。

様々な解錠方法があるため利用者の利便性を高める

AkerunはスマートフォンやICカード(社員証やビル入館カード、交通系ICカード、流通系ICカード)など様々な解錠方法に対応しています。オフィスのエントランスならビル入館カード、店舗/施設なら交通系ICカードや流通系ICカードなど、従業員や顧客にとってより便利な解錠方法を選べます。

また鍵の管理者は、Web管理ツールやスマホ専用アプリを使って遠隔操作で施錠・解錠することも可能です。

片面が屋外に面したエントランスのドアなどには、防水・防塵性能を備えたスマートロック、またはICカードリーダーに防雨カバーなどを取り付けられるタイプのスマートロックがおすすめです。中でもAkerunは、IPX4相当の防水性能のICカードリーダーを提供しているため、屋外でも安心して導入できます。

工事不要で後付けでき、解錠権限の付与・解除や遠隔操作なども可能な屋外でも設置できるAkerunの資料は、以下のリンクからダウンロードしていただけます。ぜひご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。

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