ホテルや民泊施設に最適なスマートロックとは?その選び方やメリット・デメリットも解説!

2023年11月07日
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スマートロックとは、物理的な金属の鍵を使わずにICカードやスマホ、暗証番号などで施錠・解錠できるシステムのことです。鍵の受け渡しや保管などにかかっていた人件費や設備費の削減に加え、鍵管理の簡素化やオートロック機能によるセキュリティの強化も図れるなど多くのメリットがあります。

このため、近年ではスマートロックを導入するホテルや民泊施設が増えています。この記事では、ホテルや民泊施設にスマートロックを導入するメリット・デメリット、スマートロックの選び方を解説するとともに、ホテルや民泊施設におすすめのスマートロックも紹介します。

ホテルや民泊施設で導入が進む「スマートロック」とは?

スマートロックとは、ICカードやスマホ、暗証番号などを使って施錠・解錠できるシステムです。オフィスや店舗/施設などで数多く導入されていますが、近年ホテルや民泊施設でもスマートロックを設置するところが増えています。

ホテルや民泊施設でスマートロックの導入が進んでいる背景

鍵を直接受け渡しする場合 鍵の受け渡しに郵便ポストやキーボックスを利用する場合
・鍵の受け渡しや預かり業務が発生し、受付スタッフの手間も時間もかかる
・予約した時間どおりに宿泊客がチェックインに来てくれず待機時間が増える
・フロントに受付スタッフを常駐させる必要がある
・宿泊客が鍵を紛失してしまい、そのためのスペアキーを用意したり、場合によっては部屋の鍵交換が必要になる
・キーボックスの中に鍵を戻し忘れてしまう宿泊客がいる
・宿泊客が郵便ポストやキーボックスの開け方が分からず連絡がくる
・キーボックスなどの暗証番号を定期的に変更しなければならないなど手間がかかる

ホテルや民泊施設でスマートロックを導入するメリット

スマートロックをホテルや民泊施設で導入することにより、具体的に次のようなメリットがあります。

鍵をデジタル化して物理的な金属の鍵の受け渡しなどの手間がなくなる

鍵をデジタル化することで、直接物理的な金属の鍵の受け渡しをする手間がなくなります。例えば宿泊客に対応する際に、スマートロックを導入すればスマホのアプリなどに日時限定のデジタルな合鍵を送付することでスムーズに鍵の受け渡しができ、受付にスタッフが常駐しなくて済むため、受付で対応していた時間をほかの業務に当てることも可能です。また、コロナ禍を経て増加傾向にあるインバウンドの観光客に対しても、直接鍵を受け渡すことなく対応できるなど管理者・利用者双方の利便性が高まります。

また、宿泊客がチェックインを遅れてしまった場合でも来館するのを待っている必要がなくなるため、業務時間だけでなく人件費の削減にもなります。

物理的な金属の鍵の紛失リスクがなくなったりなどセキュリティ強化が図れる

物理的な金属の鍵は、紛失や複製(合鍵)などのリスクがありますが、スマートロックを導入すれば物理的な金属の鍵は不要になるため、紛失や複製(合鍵)のリスクがなくなります。

またオートロック機能や宿泊客だけに解錠権限を付与・解除できる機能を搭載しているスマートロックなら、ホテルや民泊施設のセキュリティ強化にもつながります。

予約からチェックアウトまで一括管理して業務効率化と利便性を高める

外部の予約システムや決済システムと連携できるスマートロックを導入すれば、「予約」「予約した宿泊日の解錠権限の付与」「チェックアウト当日の解錠権限の解除」「キャッシュレス決済」までを一括管理できるようになり、業務の大幅な効率化とコスト削減が図れます。

スマートロックのこうした安全性や利便性を宿泊客にアピールすることで、ホテルや民泊施設の集客につながる可能性もあります。

ホテルや民泊施設でスマートロックを導入するデメリット

ホテルや民泊施設でスマートロックを導入する場合は、メリットだけでなく次のようなデメリットがあることも知っておきましょう。

宿泊客が解錠方法をわからない可能性がある

スマートロックの使い方自体、よくわからないという宿泊客もいます。その場合はスタッフが宿泊客に使い方を説明したり、実演してみせたり、説明を記載した資料を事前に渡すなどする必要があるでしょう。

インバウンド観光客の宿泊が多い施設は特に、スマートロックの操作方法(解錠方法)や注意点を多言語でわかりやすくまとめて壁に貼り付けておくなどの工夫が必要です。

設置台数によって導入費用が高くなる可能性がある

ホテルや民泊施設のエントランスおよび各部屋にスマートロックを設置する場合、当然ですが設置台数が多くなるほど初期費用も高くなります。

特に設置するのに専門業者による工事が必要なスマートロックは、すべてのドアを交換しなければならなかったり、壁やドアに穴あけ工事が必要になったりすることもあります。導入費用をできるだけ抑えるには、工事が必要なく後付けで貼り付けられるスマートロックがおすすめです。

トラブルの際にすぐに対応できない可能性がある

スマートロック本体の電池切れや鍵となるICカードの紛失、スマホの電池切れなどトラブルが発生した場合、速やかにスタッフが対応しなければなりません。そのため、遠隔/対面を問わずすぐにスタッフが対応できる体制をとったり、トラブルが発生した際の対処方法を事前に確認しておきましょう。

  

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ホテルや民泊施設向けスマートロックの選び方

ホテルや民泊施設に導入するスマートロックを選ぶ際のポイントを主に5つにまとめましたので解説します。

どのような解錠方法に対応しているか

スマートロックの解錠方法は製品ごとに異なるため、ICカードやスマホ、暗証番号、顔認証など様々な解錠方法の中から宿泊客にとって利便性が高く、施設側も管理や運用がしやすい解錠方法かどうか確認しましょう。

インバウンド観光客が多い場合は、国内で使用できるICカードを持っていない場合があるため、スマホや暗証番号などが便利です。また、施設の管理者がWeb管理ツールやスマホ専用アプリなどを使って、遠隔操作で施錠・解錠できるスマートロックであれば、宿泊客が解錠方法をわからず入室できない事態にも速やかに対応できるなどメリットがあるため、スマートロックを選ぶ際に重要なポイントです。

工事不要で簡単に後付けできて原状回復も容易か

前述したように、スマートロックの設置台数が増えれば導入費用も膨らんでしまいます。またドアや壁に穴を開けたりドアごと交換したりする必要がある製品は、レイアウト変更や移転の際に原状回復が必要になったり、賃貸物件の場合は規約や契約によってそもそも設置できない場合があります。

スマートロックのなかでも導入費用を抑えられるのは、工事不要で既存のドアに管理者自身で簡単に後付けできるスマートロックです。この取り付け方のスマートロックは、原状回復が不要なので賃貸物件でも安心して導入でき、簡単に取り外して新しいドアに設置し、そのまま使用できるため、レイアウト変更や移転時でも柔軟に対応できます。

特定の施設や部屋、特定の日時を指定して解錠権限の付与・解除は可能か

ホテルや民泊施設にスマートロックを導入する場合、その宿泊客が滞在している間だけ特定の施設や部屋を解錠できるように設定しておかなければなりません。勝手に他の部屋に入られたり、予約日以外に侵入されたりするおそれがあるためです。

スマートロックを選ぶ際は「施錠・解錠できる日時(時間帯や曜日など)」「施錠・解錠できる人」「施錠・解錠できる場所(部屋)」などを指定して解錠権限を付与できる製品であることも、必ず確認しておきましょう。

電池切れに対するサポート体制はあるか

電池で作動しているスマートロックの場合、本体の電池が切れると宿泊客は部屋に入室できない(部屋から外室できない※)恐れがあります。このようなトラブルが発生しないためにも、電池残量が少なくなったタイミングで交換用の電池を自動送付してくれるサービスや電池残量を知らせてくれるアラート機能(ランプの点灯や音、残量の表示)など、電池切れに対するサポートがあるかも確認しておきましょう。

※スマートロックには停電や電池切れなどトラブルが発生した際に手動で解錠できる製品もあります。

予約管理システムなどとの連携は可能か

ホテルや民泊施設の業務効率化を図るなら、予約管理システムや決済システムなどと連携できるスマートロックを選びましょう。例えば、入退室管理システムと予約管理システムを連携すれば、ホテルや民泊施設の予約情報(来店日時など)に合わせたデジタルな合鍵を自動的にオンライン上で発行することができます。また、決済システムとも連携すれば、宿泊者が決済もオンライン上で完結させることができるため、管理者と利用者の双方の利便性が高まります。

Akerun入退室管理システムで業務効率化やセキュリティ強化を実現できる!

累計7,000社を超える企業に導入されているAkerun入退室管理システムは、施錠・解錠できる時間帯の指定はもちろん、入退室した履歴/ログをクラウド上に記録して厳格な入退室管理が行えます。それ以外にも様々な機能や特徴を備えたスマートロックです。

工事不要で既存のドアに後付けできる

Akerunは工事不要で既存のドアに後付けできるスマートロック(※)です。柔軟で強靭な両面テープで貼り付けるだけなので、原状回復も必要なくレイアウト変更や移転の際でも利用者自身で取り外して新しい設置場所に取り付けられるなどスムーズに対応できます。もちろん、工事不要なので導入費用も抑えられます。

※一部のドアでは簡易的な工事が必要な場合もあるため、設置可能か「Akerun取付診断」でご確認いただくか、お気軽にお問合せください。

ICカードやスマホなど様々な解錠方法がある

AkerunはICカードやスマホ、Apple Watch、顔認証、URLリンク(ワンタイムパス)など、様々な解錠方法に対応しています。宿泊客にとってより利便性の高い手段を選んで解錠できるため、宿泊客はストレスなく利用できます。

また遠隔操作による施錠・解錠にも対応しているので、万が一鍵の代わりとなるスマホやICカードなどを紛失した場合でも、鍵の管理者側で簡単に施錠・解錠が可能なので万が一のトラブルや閉め出しのリスクにも対応できます。

細やかな解錠権限の設定によりセキュリティを強化できる

Akerunは「施錠・解錠できる日時(時間帯や曜日)」「施錠・解錠できる人」「施錠・解錠できる場所(部屋)」などを細かく指定して入退室の権限を設定できます。例えば、女性専用フロアがある民泊施設の場合、男性の宿泊客はそのエリアに侵入できないように設定したり、脱衣所や浴場なども、宿泊客の予約した内容に合わせて入室できる時間を指定して解錠権限を付与したりすることも可能です。

複数の部屋や拠点があっても鍵を一元管理できる

Akerunは「施錠・解錠できる日時(時間帯や曜日)」「施錠・解錠できる人」「施錠・解錠できる場所(部屋)」などを細かく指定して入退室の権限を設定できます。例えば、女性専用フロアがある民泊施設の場合、男性の宿泊客はそのエリアに侵入できないように設定したり、脱衣所や浴場なども、宿泊客の予約した内容に合わせて入室できる時間を指定して解錠権限を付与したりすることも可能です。

交換用の電池を自動送付するサポートがある

Akerunでは、電池残量が少なくなったタイミングで交換用の電池を自動送付しています。電池が届いたタイミングで交換すれば、電池切れによるトラブルを未然に防ぐことができます。

外部の予約管理システムなどと連携ができる

Akerunは外部の予約管理システムや決済システムなどと連携が可能なスマートロックです。予約から決済・チェックイン・チェックアウトまでを一元管理すれば業務の効率化が図れます。ホテルや民泊施設に導入するスマートロックには、防犯性と利便性の両方が求められます。

オートロック機能や細やかな解錠権限の付与・解除ができる機能によって強固なセキュリティを実現できます。他にも、多くの解錠方法を備えているスマートロックを導入することで宿泊者に合わせた解錠方法を選び利便性を高めることができます。またAkerunは、既存のドアに工事不要で後付けできるスマートロックなので導入費用を抑えて導入できるのでおすすめです。

以下のリンクより資料をダウンロードできますので、ぜひご覧いただきお気軽にお問い合わせください。

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