スマートロックで施錠・解錠できる時間帯を指定するメリットやデメリットとは?スマートロックの選び方やおすすめの製品も紹介!

2023年11月09日
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スマートロックを導入することで、物理的な金属の鍵を使わずにスムーズな入退室ができるだけでなく、施錠・解錠できる時間帯を指定して入室できる時間帯を制限すれば、オフィスや店舗/施設のセキュリティを強化できます。

こうしたことから、企業や店舗、商業施設、学校施設など幅広い業種や業態で施錠・解錠の時間帯を指定できるスマートロックの導入が増えています。

この記事ではスマートロックで施錠・解錠の時間帯を指定できることによるメリット・デメリットを解説するとともに、スマートロックの選び方やおすすめのスマートロックも紹介します。

スマートロックは施錠・解錠できる時間帯を指定できる?!

スマートロックとは、物理的な金属の鍵を使わずにスマホやICカード、暗証番号などで施錠・解錠できるシステムのことです。その中には、Web管理ツールやスマホ専用アプリを通じてクラウド上から施錠・解錠できる時間帯を指定できる製品も多くあります。

施錠・解錠できる時間帯を指定できるスマートロックとは

スマートロックの施錠・解錠できる時間帯を指定できる機能には、大きく分けて主に2つあります。

  1. オートロック機能が有効になる時間帯を指定できる機能(※)
  2. 「施錠・解錠できる時間帯(曜日や日時など」「施錠・解錠できる人」「施錠・解錠できる場所」を細かく指定できる機能
※オートロック機能を搭載したスマートロックの場合。

オートロック機能が有効になる時間帯を指定できるタイプは、昼間には不特定多数の人が頻繁に出入りするのでオートロック機能をオフにして、平日の19時〜翌朝6時は特定の人しか入室しないのでオートロックを有効にする、といったように有効な時間帯や曜日などを指定できるタイプです。また、オートロック機能にはオートロックがかかるまでの秒数を指定できるものもあります。

一方、施錠・解錠できる時間帯や人、場所などを細かく指定できるタイプは、「毎週月曜日の9〜11時まで、営業部署の従業員はこのエリアに入退室が可能」などと細かく指定して施錠・解錠できる解錠権限を付与・解除できるタイプです。

すべてのスマートロックに上記の機能が搭載されているわけではなく、製品によって各機能があるかないかは異なります。

従来の物理的な金属の鍵や遠隔操作でも解錠できる

施錠・解錠の時間帯を指定できるスマートロックには、従来の物理的な金属の鍵も引き続き使用できるものもあります。これにより、停電時やスマホ/ICカードなどを紛失した場合でも物理的な金属の鍵で解錠できるため、閉め出しに遭うリスクを低減できます。また遠隔操作で施錠・解錠できる機能を搭載しているスマートロックは、鍵の管理者が現地にいなくても、遠隔操作で施錠・解錠できるため、利便性が高まります。

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スマートロックで施錠・解錠の時間帯を指定するメリット

施錠・解錠の時間帯を指定できるスマートロックを導入することで、次のようなメリットがあります。

外部からの不法侵入を防ぐなどセキュリティを強化できる

あらかじめ指定された時間帯に、鍵となるスマホやICカードなどに解錠権限を付与された人しか入退室ができないため、部外者や不審者などの不法侵入を防ぐことができ、オフィスや店舗/施設のセキュリティ強化につながります。

物理的な金属の鍵を管理するための手間と工数がなくなる

従来の物理的な金属の鍵で施錠・解錠する場合、鍵の紛失や盗難、無断での複製(合鍵)など様々なリスクがあり、鍵管理の負荷は大きいものでした。しかし、スマートロックを導入することでスマホやICカード、暗証番号を使って施錠・解錠できたり、Web管理ツールやスマホ専用アプリから遠隔操作で施錠・解錠できるなど、利用者が増えるごとに物理的な金属の鍵を複製したり、複数ある鍵の貸し出し表を記載・管理したりなどの管理の手間や工数を削減できます。

従業員の労働時間を正確に管理・把握することで業務改善につながる

施錠・解錠できる時間帯を指定することにより、従業員やスタッフの過度な残業やサービス残業を防ぐための対策の1つとしてスマートロックを活用できます。労働時間の適正化により、従業員やスタッフの健康を守ることや過労などによる労働生産性の低下などを防ぐことにもつながります。

スマートロックで施錠・解錠の時間帯を指定するデメリット

施錠・解錠の時間帯を指定できるスマートロックには、多くのメリットがある一方で次のようなデメリットもあります。

施錠・解錠できる時間帯の指定を間違えて入退室できない

施錠・解錠できる時間帯を「毎週月曜日9時〜11時」と指定する予定だったはずが、誤って「毎週日曜日9時〜11時」と指定してしまった場合、本来予定していた時間に施錠・解錠ができなくなります。例えば会議や商談など大切な予定にもかかわらず、従業員が入退室できなくなってしまうおそれがあります。

解錠権限がなければ施錠・解錠できない

施錠・解錠できる権限を「全従業員に解錠権限を付与する」と指定するところを、誤って「人事部の従業員だけに解錠権限を付与する」と指定してしまった場合、それ以外の部署の従業員は施錠・解錠ができません。その場合、他の部署の従業員が入室できなくなるおそれがあります。

但し、物理的な金属の鍵を所有している鍵の管理者の場合は、上記いずれのケースにおいても施錠・解錠が可能です。また遠隔操作に対応したスマートロックを導入している場合も、鍵の管理者がWeb管理ツールやスマホ専用アプリから施錠・解錠できれば閉め出しに遭うリスクを防げます。

このように、施錠・解錠権限の設定の際に、ヒューマンエラーなどによる設定ミスが発生することで、必要な人が必要な時に入退室できない、というリスクがあります。解錠権限の設定の際には、管理者以外の人のダブルチェックを行う、さらに万が一の設定ミスの際の対策を用意しておくことなどが重要になります。

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スマートロックの選び方|施錠・解錠の時間帯を指定できる

スマートロックを選ぶ際は、施錠・解錠の時間帯を指定できるかどうか以外に、次のようなところにも着目しましょう。

どのような解錠方法に対応しているか

スマホやICカード(社員証、入館証、交通系ICカード、流通系ICカードなど)、暗証番号、そのほか指紋認証・顔認証など、スマートロックが対応している解錠方法は製品によって異なります。オフィスや店舗/施設を利用する人にとって利便性の高い解錠方法、自社で管理がしやすい解錠方法に対応したスマートロックを選ぶことが大切です。

工事不要で既存のドアに後付けできるか

スマートロックの中には、シリンダー(鍵穴)ごと交換が必要だったり、ドアに穴を開けるなどの工事が必要があったりするものもあります。またドアをまるごと交換しなければならないケースもあります。

これらのような工事が必要なタイプは、導入費用が高くなる上、原状回復にも工事費用が必要になり、また賃貸物件のオフィスや店舗/施設の場合は規約や契約によって設置できない場合もあります。さらに自社物件であっても、レイアウト変更や移転の際には原状回復に費用や時間がかかります。

導入費用を抑えて、レイアウト変更や移転の際に原状回復が必要ないスマートロックを選ぶには、既存のドアに工事不要で後付け可能なタイプがおすすめです。

施錠・解錠の時間帯の指定以外にどんな機能があるか

  • 入退室履歴の記録・管理
  • オートロック機能
  • URLリンク(ワンタイムパス)の発行
  • 非常時などの物理的な金属の鍵による施錠・解錠(手動)
  • 遠隔操作による施錠・解錠 など

スマートロックによって搭載されている機能が異なります。セキュリティ向上を図りたい場合や万一の事態にも備えたい場合には、上記で挙げた機能を搭載している製品を選ぶことをおすすめします。

外部システムとの連携は可能か

例えば、勤怠管理システムと連携できるスマートロックなら、スマートロックを利用した入退室時に勤怠打刻も同時に行えるため、従業員の勤怠をより正確に把握できるようになり、給与計算に関わる労務関連の業務の負担も低減できます。また会員管理システムや決済システムと連携可能なスマートロックなら、フィットネスジムといった会員制ビジネスにおける省人化・無人化が可能になり、施設運営の業務効率化・コスト削減などにつながります。
自社ですでに利用している、または導入予定の外部システムと連携可能かどうかも、スマートロック選びの大切なポイントです。

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Akerun入退室管理システムは施錠・解錠の時間帯などを細かく指定できる!賃貸物件でも設置可能なスマートロック

累計7,000社を超える企業に導入されているAkerun入退室管理システムは、施錠・解錠できる時間帯の指定はもちろん、入退室した履歴/ログをクラウド上に記録して厳格な入退室管理が行えます。それ以外にも様々な機能や特徴を備えたスマートロックです。

時間帯以外に施錠・解錠できる人、場所などをより細かく指定して入室制御できる

「施錠・解錠できる時間帯(曜日や日時など)」だけでなく「施錠・解錠できる人」「施錠・解錠できる場所」などをより細かく指定することが可能です。これによりオフィスや店舗/施設の特定の時間だけでなく、施錠・解錠できる人や場所などにも入室制御できるため、セキュリティ強化が図れます。

オートロック機能が作動する時間帯などを指定して柔軟に運用できる

Akerunは、Web管理ツールやスマホ専用アプリからオートロック機能が作動する時間帯(曜日や日時など)を簡単に指定することができます。

これにより、従業員が頻繁に入退室する時間帯はオートロック機能を解除してスムーズな入退室を確保し、夜間など従業員が少ない時間帯はオートロック機能を作動させてセキュリティを高めるなど、柔軟な運用ができます。また、オートロックがかかるまでの秒数も設定できたり、万が一設定した秒数で施錠できていない場合でも、解錠から60秒後に自動的に施錠を行ったりなど、安心して運用できる機能も搭載しています。

スマホやICカード以外に物理的な金属の鍵、遠隔操作による施錠・解錠ができる

Akerunはスマホ専用アプリやモバイル系ICカードアプリ(NFCを利用したウォレット機能)を搭載しているスマホ、ICカード(社員証や入館証、交通系ICカード、流通系ICカードなど)、Apple Watch、URLリンク(ワンタイムパス)など様々な解錠方法があります。そのため、利用者が使いやすく、管理者が運用しやすい解錠方法を選べるため利便性を高められます。

他にも、インタアーネットを通じて遠隔操作で施錠・解錠ができたり、元々の物理的な金属の鍵を使って施錠・解錠もできるため、閉め出しに遭うリスクを低減でき流など、様々なケースに対応できます。

既存のドアに工事不要で簡単に後付けできる

Akerunは、一般的なサムターン(つまみ)のドアだけでなく、自動ドアや電気錠、電磁錠など様々なドアに後付け可能なスマートロックです。

中でも、柔軟で強靭な両面テープでサムターン(つまみ)に被せるように貼り付けるだけで設置できる「Akerun Pro」は、賃貸物件でも原状回復が必要ありません。レイアウト変更や移転などでも、手軽に取り外してそのまま使えるためおすすめです。

自動ドアや電気錠、電磁錠に対応した「Akerunコントローラー」の場合でも、簡易的な工事だけで設置できるため、大掛かりな工事が必要なく、埋め込み型の入退室管理システムと比較して導入時の工事費用などのコストを抑えることができます。

様々な外部システムと連携して業務効率化を図れる

AkerunはAPIを公開しており、これを活用して外部の勤怠管理システム、会員管理システム、決済システム、予約システム、顔認証システムなどとのデータ連携が可能です。

自社で運用中の勤怠管理システムなどの外部システムと連携させることで、労務管理の業務効率化が図れます。他にも、会員制ビジネスの運営コストの削減、顔認証によるスムーズな入退室などが実現できます。

Akerunは、オートロックが作動する時間帯を指定できたり、「施錠・解錠できる時間帯(曜日や日時など)」「施錠・解錠できる人」「施錠・解錠できる場所」など細かく指定して解錠権限を付与・解除できるため、オフィスや店舗/施設のセキュリティ強化に最適なスマートロックです。

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