スマートロックを賃貸に設置するメリット・デメリットとは?

2022年08月18日
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スマートロックは賃貸物件に後付けできる!種類や費用、メリット・デメリットを解説

鍵を持ち歩かずとも、ICカードやスマートフォンアプリでドアが開くスマートロック。
賃貸物件にスマートロックが付いていれば、物件の魅力につながります。
この記事では、そもそもスマートロックとはどのようなものなのか、賃貸物件にも設置できるスマートロックの種類や特徴、賃貸物件にスマートロックを設置するメリット・デメリットについてお伝えします。
賃貸物件のオーナーや不動産投資を始める方にも役立つ情報ですので、ぜひ最後までお読みください。

スマートロックは賃貸物件にも設置可能

すでに賃貸物件を所有していて「部屋に付加価値を付けて不動産価値を高めたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでオススメなのがスマートロックです。オフィスなどで主流となってきたスマートロックですが、実は後から簡単に賃貸物件にも設置することができます。
スマートロックには、さまざまなタイプがあり、なかには工事不要ですぐに取り付けられるものもあります。
入居者の暮らしやすさをアップし、手軽に物件の付加価値を高められるスマートロックを導入している賃貸物件のオーナーさんは着実に増えています。 ここからは、そもそもスマートロックとはどのようなものなのか、どんな種類があるのかを確認していきましょう。

スマートロックとは

スマートロックとは、インターネットや無線通信を通じてアプリ※やカードキーでドアのロックを解錠できるツールのことです。
従来の物理的な鍵を持ち歩いたり探したりする手間なく施錠・解錠が行え、いつも使っているスマホやICカードでスムーズな入退室や合鍵の共有ができるのが魅力です。
なお、施錠はオートロック化することも可能なので、鍵の締め忘れ防止にも役立てることができます。

スマートロックの設置に必要なこと

スマートロックを使用するためには、玄関のドアに付ける本体(カギのつまみを回す機械)と、その機械と通信して鍵を解錠させるスマートロックキー(デジタルキー)が必要です。
スマートロック本体とスマートロックキーは、提供するメーカーやサービスによってさまざまです。導入の際には、スマートロックにどのような種類があるかを調べ、自分が所有する賃貸物件の鍵や扉に合うスマートロックを選ぶことが必要です。
それでは、スマートロック本体と解錠に使用するスマートロックキーの種類をそれぞれ見ていきましょう。

玄関に取り付けるスマートロック本体の種類は大きく2つ

賃貸物件のオーナーさんが特に気になるのは、スマートロックの導入時に工事が必要かどうかではないでしょうか。
玄関や建物の入口に取り付けるスマートロック本体には、大きく分けて「埋め込みタイプ」と「後付けタイプ」の2種類があります。
それぞれどういう違いがあるのか、以下にご紹介していきます。

・埋め込みタイプ

埋め込みタイプとは、建物に工事を施してスマートロック本体を取り付けるタイプです。
埋め込みタイプは主に以下の2種類があります。
  • 賃貸物件の壁側にスマートロックを埋め込むタイプ
  • 賃貸物件のドア側のカギシリンダーの代わりに取り付けるタイプ

埋め込みタイプは工事が必要なため、既存のドアへの導入は時間とコストがかかるので、これから賃貸物件を建てる方は、こちらを検討してもよいかもしれません。

・後付けタイプ

後付けタイプは大きな工事の必要がなく、壁やドアノブに取り付けるタイプです。
後付けタイプは主に以下の2種類があります。
  • 強力な業務用の粘着テープなどで貼り付けるタイプ
  • 既存のカギのシリンダーと交換して取り付けるタイプ

ドアのタイプにもよりますが、既存のカギのシリンダーと交換して付けるタイプは、最終的に元のシンダーに戻して、原状回復することが可能です。
これらは工事不要で導入することができるため、すでにある賃貸物件にリーズナブルに取り付けたい方や、マンションの部屋ごとのオーナー(区分所有)で、共用部の工事には事前の許可が必要という方におすすめです。

解錠時のスマートロックキーの種類

入居者が実際にスマートロックを利用するために必要なスマートロックキーには、以下のような種類があります。

  • ICカードタイプ
  • ハンズフリータイプ
  • スマートフォンアプリ
  • 音声認識や顔認証、指紋認証などの生体認証タイプ
  • テンキータイプ(番号入力)
それぞれについて解説します。

・ICカードタイプ

ICカードタイプは鍵権限を付与したICカードを発行し、入居者に利用してもらうタイプです。入居者はICカードをスマートロック本体にかざすことで、簡単に解錠できます。ICカード自体は複製が難しく、カードの鍵権限もデータベース上の管理で与奪可能なので、安価で安全性の高い鍵となります。
またこちらは、モバイルICカードにも対応できる場合があるのでスマートフォン自体のNFC機能を鍵とすることもできます。

・ハンズフリータイプ

賃貸物件で人気なのがハンズフリータイプです。ハンズフリーはあらかじめスマートフォンにアプリをインストールしておくことで、ドアに近づくだけで解錠できるツールです。

・スマートフォンアプリ

スマートフォンやiPadなどのモバイル機器にスマートロックのアプリをインストールして使用するタイプです。インターネットを通じた遠隔からの解錠などは、この仕組みを使って行います。

・生体認証タイプ

スマートスピーカーによる音声認識、顔認証、指紋認証などを利用して解錠するタイプです。音声認識の場合は、AIアシスタント搭載のスピーカータイプの端末(スマートスピーカー)に音声で呼びかけることで解錠することもできます。
音声認識の場合、例えば部屋の中にいて解錠したい場合は、スマートスピーカーに声をかけることで解錠できます。また、部屋の外から中に入りたい場合は、スマートフォン搭載のAI(Siriなど)に呼びかけることで解錠できます。

・テンキータイプ(番号入力)

スマートロック自体に埋め込まれているナンバーキーを使用して、暗唱番号を入力して解錠するタイプです。暗証番号を知っていれば誰でも解錠することができるため、オフィスや賃貸物件の全体の出入り口で使用されることがあります。

賃貸物件での設置に向いているスマートロックの種類と特徴

賃貸物件でも設置できるスマートロックとなると、手軽さや使いやすさなどから後付けタイプのものが第1候補となることが多く、後付けタイプでよく利用されているのは以下の3つのタイプです。

  • ICカードタイプ
  • ハンズフリータイプ
  • スマートフォンアプリ
なぜこの3つが賃貸物件によく利用されているのか、その特徴からおすすめの入居者層、賃貸物件の種類をご紹介します。

ICカードタイプ

ICカードタイプはスマートフォンを持っていない高齢者や小さなお子さんでも使用できるので、幅広い層が入居する賃貸物件におすすめです。カードなので収納場所も取らず、首から下げても重くありません。

ハンズフリータイプ

ハンズフリータイプは、賃貸物件でも特に子育て世代のいるファミリータイプにおすすめです。 買い物からの帰宅時など荷物が多いときや、子どもを抱っこしている状態で帰宅した際にも、自動で解錠できるため、特に小さいお子さんがいるご家庭の負担を軽減することができます。

スマートフォンアプリタイプ

スマートフォン操作タイプは、常に持ち歩いているスマートフォンがカギになるため、忘れることがなく、常に取り出しやすく便利です。スマートフォンを持っていることが前提なので、社会人や学生など、単身者向けの賃貸物件におすすめです。
賃貸物件にスマートロックの導入を検討しているオーナーの方は、自分の所有する賃貸物件の特徴や入居者層に合わせたスマートロックを選ぶとよいでしょう。

賃貸物件にスマートロックを設置するメリット

前章では、入居者の視点からスマートロックの便利さをご紹介してきましたが、ここからは、スマートロックを設置すると賃貸物件のオーナーにどのようなメリットがあるのかをご紹介していきます。 賃貸物件にスマートロックを設置することによる、オーナーさんの主なメリットには、以下のようなものが考えられます。

  • 安全性アピールで入居率を上げることが期待できる
  • 付加価値により賃料を相場よりアップしやすくなる
  • セキュリティが上がることで鍵などにまつわるトラブル対応を減らせる
それぞれのポイントを解説します。

安全性アピールで入居率を上げることが期待できる

スマートロックの設置は、空室対策としてもおすすめです。
近年、賃貸物件に入居者が求めるものの上位に、単身者向け物件・ファミリー向け物件ともに「エントランスのオートロック」と「ホームセキュリティ」を挙げる人が増えています。また、単身者向け物件では「防犯カメラの設置」を希望条件に挙げる人もいます。
このように最近の傾向として、賃貸物件に安心や安全を求める方が増えているのです。
このため、オートロック機能なども搭載されているスマートロックを設置することは、入居者に安心・安全性をアピールできるポイントになり、入居率を向上させることで空室対策につなげることが期待できます。

付加価値により賃料を相場よりアップしやすくなる

スマートロックの設置は、賃料を少しでも高く設定したいオーナーさんにおすすめです。
賃貸物件は、立地を変更したり建て替えたりすることはできません。
また周辺相場より高い賃料を設定すると入居者が集まりづらいというリスクがあるでしょう。しかし、入居者にとって魅力的な設備をプラスすることで、付加価値を上げて賃料を周辺相場より高く設定することができます。
スマートロックの設置で入居者が得られる付加価値には、以下のようなものが考えられます。

  • オートロック機能などの防犯面でのリスクを下げ、安全性が高まる
  • 暮らしのなかで何度も繰り返す鍵の開閉がスムーズで便利になる
  • 賃借人(借主)に先進的な物件だとアピールできる
こうした点から、スマートロックの設置によって付加価値を付け、周辺相場より高めの賃料に設定しても人が入りやすくなるのです。

セキュリティが上がることで鍵などにまつわるトラブル対応を減らせる

セキュリティにより入居者が安心・安全に暮らせることは、オーナーのトラブル対応の軽減にもつながります。
居住者が従来の物理鍵を使用している場合、鍵の紛失などがあった際に、オーナーは入居者や管理会社への対応、場合によっては錠前そのものの交換の手配、費用の負担などが発生します。
スマートロックの設置は、物理鍵に伴う紛失などの防犯対策として有効であり、オーナーの負担軽減になるでしょう。
参考:警視庁 住まいる防犯110番(最終確認日2022年7月18日)

賃貸物件にスマートロックを設置するデメリット

賃貸物件にスマートロックを設置するメリットを見てきましたが、デメリットはないのでしょうか。 賃貸物件にスマートロックを設置するデメリットには以下のようなものが考えられます。

  • スマートロックの設置費用がかかる
  • スマートロックの設置工事が必要なケースがある
  • スマートロックの故障時(電池切れ)に対応が必要になる
これらのデメリットはすべて費用やコストと関係しています。それではスマートロックの設置にはいくらくらい費用がかかるのでしょうか。

スマートロックの設置費用はどのくらい?

スマートロックの設置費用は、サービスを提供するメーカーやどんな商品を選ぶかによって決まります。月々の支払い(レンタル費用)が発生する形態や、買い切りで初期購入費用がかかるものもあります。

このレンタルで利用するものには、一般的にシステム管理費用も含まれており、電池切れや、故障などのトラブルにも対応してくれます。
また、特に買い切りの製品の場合は、スマートロックの設置時にも費用がかかることがあります。埋め込みタイプだと大がかりな工事が必要なため数万円かかる場合もあります。
一方、後付けタイプでは、工事が不要なものも多くあります。
導入費用についてですが、実際の設置には以下のような点が影響して価格が変動します。

スマートロックの費用に影響するポイント
  • どんな工事が必要か
  • どんな場所に付けるか
  • 何台付けるか など
気になるスマートロックがあったら、まずはメーカーに自分が所有する賃貸物件のケースではいくらくらいかかるのか相談してみるとよいでしょう。

まとめ

賃貸物件を所有しているオーナーさんや不動産投資を行っている方で、スマートロックの設置を検討されている方は、まずはメーカーに見積もりを依頼してみてください。
スマートロックの設置は、入居者が日常的に何度も繰り返す鍵の施錠・解錠をスムーズにしストレスを緩和するだけではなく、ドアのオートロック化でカギの締め忘れを防止するなど安全性の向上にも役立ちます。

また、導入するスマートロックの種類によっては、入退室の時間や使用した人の記録を遠隔で確認することもできるため、小さなお子さんや高齢の方がちゃんと帰宅したかの確認にも使用できます。
こうした付加価値をアピールすることで、賃料アップや、オーナーさんの賃貸管理の負担を軽減するなど、さまざまなメリットがあります。
  • 入居者の満足度をアップしたい!
  • 物件を近代化したい!
  • 鍵の管理コストを抑えたい!

などのお悩みがあれば、まずはスマートロックメーカーに相談してみてはいかがでしょうか?

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