


弊社は2008年の創業で、会員制の自習室「勉強カフェ」を展開しています。現在は直営店とフランチャイズ店を合わせて全国38店舗になりました。
創業のきっかけは私自身の原体験です。大学卒業後に飲食チェーンの店長を経て金融業界に転職したのですが、資格取得のために勉強しようとしても、家では集中できず、図書館は学生で埋まっていて、カフェでは飲食店の内情を知っているだけに長時間いると気を遣ってしまう、という状況でした。
一方で、有料の自習室も試しましたが、殺風景なスペースにパーテーションが並ぶだけで、隣の人にも気を遣わなければいけないなど、仕事で疲れた後に行こうとは思えなかったんです。「行きたくなる勉強場所」「行ったらやる気になれる場所」がないなら自分で作ろう、と思ったのが始まりです。

一番の特徴は、ただ勉強のための場所を提供するだけではなく、会員様の目標達成に向けて「伴走する」というところです。
入会時に目指す資格や目標をヒアリングし、「ラーニングサポーター」というスタッフとのコミュニケーションを通じて背中を押したり、最近来ていない方には声をかけたりしています。気が乗らない時でも「応援してくれる人がいる」と感じてやる気になれた、という声はよくいただきます。勉強はどこでもできますが、ここに来ると一人じゃないと感じられる、それが他の自習室との大きな違いですね。

創業当初は朝7時から23時まで有人で運営していましたが、年に何回かスタッフが寝坊してしまって会員様を店の前でお待たせすることがあって。朝から勉強しようと来てくださった会員様をスタッフが到着するまでの1時間近くもお待たせしてしまうのは問題なので、これは解決しなければいけないと感じていました。
その改善策として、最初はAkerun以外の入退室管理システムを導入しましたが、ドア自体の工事が必要なタイプで初期費用が1扉あたり20〜30万円かかるものだったんです。将来的なフランチャイズ展開も見据えていた中、加盟店にその投資をお願いするのは結構なハードルになるので、より手軽なサービスを探す中でAkerunを見つけました。
結果として、試験導入後にすべての新店舗にAkerunを採用し、2018年から約8年間使い続けています。選定の際に重視したのは耐久性・安定性と静音性ですね。出入りが頻繁な自習室では壊れにくさが大切で、静かな学習環境を妨げない静音性もAkerunはクリアしていました。

最大の効果は「無人運営」という選択肢が生まれたことです。Akerunのおかげで事業運営にものすごいインパクトがありました。
勉強カフェでは、3年前からリモート接客体制を構築していて、Akerunでのドア開閉、クラウドカメラでの店内状況確認、チャットツールでの会員対応、hacomonoでの会員管理を組み合わせて、店頭にスタッフがいなくても遠隔でスムーズに対応できています。複数のリモートオペレーターが多くの店舗を一括管理し、見学のお客様への案内も含め、店頭にいるのとあまり変わらないコミュニケーションが取れています。
実際の入退室の際には、会員の方はご自身のICカードで、スタッフはスマホのAkerunアプリで入退室しています。

この仕組みを導入する前と後で人件費は40%も下がりました。最低賃金も物価も上がっている中で、人件費を適正にコントロールできるようになったのは経営的に非常に大きいですね。
また、会員様の安心・安全の面でも効果を実感しています。中高生も利用するため保護者の方は安全を気にされますが、会員だけが利用できて入退室記録も確認できることをお伝えすると「それなら安心ですね」とご納得いただけます。
あと、個人的にすごくいいなと思っているのは、緊急時の解錠手段が用意されている点です。停電はそう頻繁にあるわけではないですが、以前使っていた製品では停電時に出られないということがありました。いざという時にも鍵が開くという設計思想は、運営者として非常に安心材料になっています。
それから、hacomonoとの連携で体験入会の際に鍵の権限が自動で付与される機能や、レンタルスペースのマッチングプラットフォームであるinstabaseとの連携で空き時間帯を会議室として貸し出す仕組みも活用しています。instabaseで予約が入ると自動でAkerunの鍵が発行され、ある店舗ではこれで1月あたり約10万円の副収入が生まれています。ノータッチで予約・利用が完結するのは、運営側として非常に楽ですね。

フランチャイズ加盟店には、開業時のパッケージとしてAkerun、クラウドカメラ、hacomonoの顧客管理システム、チャットツールの仕組み一式を導入していただいています。リモート接客も本部側のリモートオペレーターが対応するので、加盟店のオーナーさんは自分でスタッフを採用する必要がない。以前はそこが結構ハードルになっていたんです。
特に助かっているのが、Akerunはイニシャルコストがかからないことです。今は内装や賃料など開業コストがどんどん上がっている中で、「この設備に20万円かかります」と言うと、それ自体がハードルになってしまう。Akerunなら設置も自社スタッフが行えますし、工事業者を手配する必要もありません。新規で開業される方にとって、少しでも初期費用を抑えてスタートできるのは非常に大きいですね。
当社としては加盟店の運営を最優先に、本部は裏方に徹するという姿勢でやっています。地方都市を中心にまだまだ展開の余地はあると思っていて、来月には金沢にも新店舗がオープンします。宮崎や那覇といった地方でも10年以上続いている店舗があって、需要は全国的にあるんだなと実感しています。
そういった全国展開を支えるインフラとして、Akerunの存在は非常に大きい。カメラがなくても接客はなんとかできますが、ドアが開かないとそもそも出入りができませんからね。Akerunによる遠隔でドアの開け閉めがリモート運営や無人化・省人化運営のすべてのベースになっています。

株式会社ブックマークス
株式会社ブックマークスは、2008年の設立以来「学びを通じて幸せになる大人を増やす」をミッションに掲げ、日本初となる、”自習室”に”勉強支援のコミュニケーション”の要素を加えた伴走型の自習室である「勉強カフェ」を全国に展開しています。利用者同士が交流できるラウンジやイベント、進捗を管理するコーチングサービスなどを通じて、大人の学び直しや資格取得をソフト・ハード両面から支援するほか、日本全国への「勉強カフェ」のフランチャイズ展開の支援など、時代の変化に合わせた多様な学びの場とコミュニティを創出し続けています。
株式会社ブックマークス
株式会社ブックマークス 代表取締役
山村 宙史さま
目的/効果
01.
後付け設置・工事不要のAkerunにより、従来の入退室管理システムの高額な初期コストと設置負担を解消
02.
Akerunを軸にリモート接客の仕組みを構築し、人件費を40%削減
03.
フランチャイズ展開時の開業パッケージにもAkerunを採用、加盟店の開業ハードルを低減しながら安心・安全な運営体制を確保
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