Akerunで24時間ジムの完全無人運営を実現、自社システムとのAPI連携でフランチャイズ展開のインフラを確立

Q. 貴社の事業内容と、事業の急成長の経緯について教えてください。

主力事業は3つあります。フィットネスマシンの開発・販売、24時間無人ジム「ECOFIT24」の直営店運営とフランチャイズ展開、そしてフィットネス店舗向け会員管理システム「TRESUL」の開発・提供です。

現在は特にECOFIT24のフランチャイズと直営店舗の拡大に注力していますが、店舗数は直営・フランチャイズを合わせて2026年5月時点で55店舗となる予定で、毎週1店舗のペースで新規出店しています。2026年度中には100店舗到達を目標に、フランチャイズ7割・直営3割の比率を目指して東海・関東・関西・九州で並行展開を強化しているところです。

もともと当社は父が日用品雑貨の輸入販売業として創業した会社なのですが、7年ほど前に私が入社したタイミングでフィットネスマシン販売事業を立ち上げ、短期間で大きな売上となったことから一気にフィットネス事業へ舵を切り、マシン販売から自社ジム運営、店舗管理システムの開発までバリューチェーンを広げてきました。

Q. そんな急拡大するECOFIT24でAkerunを導入したきっかけと、選定時に重視された点について教えてください。

Akerunを見つけたきっかけは、Webで無人運営のための入退室管理システムを検索してたどり着いたことです。24時間ジムは、当初から完全無人で運営するというコンセプトを持っていたため、入退室管理の仕組みは事業成立の前提だったんです。

他社のスマートロックや入退室管理システムも比較検討しましたが、無人運営を前提とした場合の、一時的な見学のお客様など向けの「URLを使った一時的な解錠」と、会員様など向けの「誰がいつ入退室したかのログ管理」の両方を満たしていたのはAkerunだけでした。

選定時に重視したのは、「入退室ログが正確に取れること」、「体験・見学のお客様にも解錠手段を用意できること」、「(万が一の際に)カードでも解錠できること」の3点です。実際に、体験のお客様には、AkerunのURL鍵をご案内して一時的に入店いただいています。

ECOFIT24の1号店の立ち上げで初めてAkerunを導入したのが2022年でしたが、結果的にこの段階でAkerunを選んだことが、自社システムとのAPI連携も含めて現在のフランチャイズ戦略を加速する意味でも重要な基盤になりました。

Q. Akerun導入後、ドアに設置するAkerun Proからフラッパーゲート用のAkerunコントローラーに切り替えたと伺っています。

1号店はドアのサムターン対応型のAkerun Proで運用していましたが、運用上の課題もいくつかあり、会員様の利用体験をもっと向上させたいと感じていました。

そこで2店舗目を出すタイミングで、フラッパーゲートとAkerun コントローラーの組み合わせに統一する方針へ切り替えました。2店舗目のオープンまで1週間ほどでAkerun コントローラーのデモ機を取り寄せ、要件を確認し、事務所でテストのうえ実店舗への導入、設置工事も自社スタッフで完結させるスピード感で進めました。

結果として、現在では全店舗の9割以上がフラッパーゲートとAkerun コントローラーの構成になっています。店舗によっては、入居するビルの要件でフラッパーゲートを設置できない一部店舗のみドア式のAkerun Proを利用しており、こうした柔軟な組み合わせができるのもAkerunの強みです。導入後に大きなトラブルはほぼ発生しておらず、会員様からの不満の声もほとんどありません。

Q. AkerunとAPI連携している会員管理システム「TRESUL」について教えてください。

TRESULは、ECOFIT24の自社運営・フランチャイズ店の両方の店舗の会員管理・店舗運営を一括して行う目的で自社開発したシステムです。1号店の立ち上げと並行して開発をスタートし、現在は外販も進めています。

会員様がTRESULで入会手続きを完了されると、AkerunとのAPI連携で会員様は入店用のQRコードをTRESULで読み込むだけで入店可能になります。TRESULとAkerunの連携で、TRESULの画面からAkerunの入退室情報の閲覧・権限管理・解錠設定までを一元的に行えるので運営工数を大きく削減できています。また、スタッフ向けには「TRESUL for Staff」を用意し、出退勤の打刻も兼ねて解錠してもらっています。

実は、Akerunを選んだ当初は自社システムとのAPI連携の可能性まで視野に入れていませんでしたが、Akerun導入後に自社システムとシームレスに統合できることを知り、運用の幅が一気に広がったんです。

また、TRESUL上で「信用ポイント」というマナー違反管理の仕組みも運用しており、防犯カメラとも連動して会員のアプリに通知する設計です。この仕組みのお陰で、無人運営でも店舗の安心・安全を保てています。

Q. 完全無人運営によって、どのような効果を実感されていますか。

最も大きいのは人件費の削減効果です。

完全無人運営により、人件費や関連費用を含めて、1店舗あたり月60万円ほどのコストが丸ごと浮いている計算になります。清掃のみ自社社員が隙間時間で対応しており、店舗常駐スタッフは配置していません。

現在ECOFIT24全体の会員数は4万人を超える規模まで拡大していますが、これだけの規模を完全無人で安定運用できているのは、Akerunによる入退室管理と、TRESUL・AIカメラの組み合わせが揃っているからこそです。防犯面を心配される方もいらっしゃいますが、実際に重大なトラブルはほぼ発生しておらず、警備会社との連携体制も整えているため万が一にも迅速に対応できます。

特に助かっているのが停電やメンテナンス時の対応です。どうしても入居するビルの計画停電などがあるのですが、Akerunの「緊急解錠カード」をその計画停電時などのタイミングのみ有効化し、会員様にはTRESULのアプリ通知で案内することで、スタッフが現地に行かなくても会員様は通常通り入店できます。Akerunの解錠方法をその都度の事情に合わせて遠隔で設定できるのは、無人運営の現場にとって大きな安心材料です。

Q. フランチャイズ展開において、Akerunはどのような役割を果たしていますか。

ECOFIT24のフランチャイズ店には、当社のフィットネスマシン、TRESUL、Akerunを中核とした設備一式を開業パッケージとして提供しています。自社開発のマシンや必要十分な内装設計など、全方位でコストを抑える工夫を重ねていますが、その中でもAkerunはパッケージ全体の使い勝手を大きく押し上げてくれる存在です。

URL鍵による体験希望のお客様の受け入れや、停電時などの緊急解錠カードによる期間指定の解錠手段といった柔軟な機能は他社製品にはない、Akerunの強みだと感じています。完全無人運営となった場合、体験希望のお客様や停電時の非常事態などに、期間を指定してカード解錠のみ有効化できる機能などは、無人運営店舗をさらに拡大していくうえで非常に現実的なソリューションです。

当社では、フランチャイズ事業を本格展開して3年ほどが経ちますが、オーナー様から完全無人運営ジムのメリットとして「収益性が高い」、「無人運営なので手がかからない」というお声を多くいただき、1人のオーナー様が複数店舗を展開されるケースも増えてきました。Akerunの運用もAPI連携を通じてTRESULに集約することでオペレーションの属人性を排除できていて、これもAkerunを含む開業支援パッケージがあって初めて成り立つものです。

直近では2026年度中の100店舗到達を目指し、将来的にはECOFIT24で培った無人運営のノウハウを他業態にも広げていきたいと考えていて、Akerunには引き続きそのインフラとして私たちの成長を支えていただきたいと考えています。

エーイーシー株式会社(ECOFIT24)

エーイーシー株式会社は、フィットネス業界に特化した垂直統合型ビジネスモデルを構築する企業として事業を展開しています。自社ブランドのフィットネスマシン「ECOLECO FITNESS」などの開発・販売から、24時間無人ジム「ECOFIT24」の直営運営・フランチャイズ展開、フィットネス特化型店舗管理システム「TRESUL」の開発・提供までを一貫して手がけ、全国へ出店エリアを拡大するなど、テクノロジーを軸とした無人運営モデルで業界のスタンダードを切り拓いています。

エーイーシー株式会社(ECOFIT24)

エーイーシー株式会社 代表取締役/CEO

中村 康宏さま

目的/効果

01.

24時間無人ジム「ECOFIT24」の完全無人運営を実現し、1店舗あたり人件費などの運営費を月60万円ほど削減

02.

自社開発の会員管理システム「TRESUL」とAkerunをAPI連携させ、QRコードで会員入退室からスタッフの勤怠までを一元管理

03.

フランチャイズ開業パッケージにAkerunを標準採用、オーナーの初期投資と運営負担を抑え、さらなる多店舗展開のインフラを確立

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