フィットネス、スポーツジムに必要なセキュリティ対策

2022年09月29日
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はじめに


「スポーツジムにはどんなセキュリティが必要なのか」
「セキュリティシステムの種類や費用はどうなっているのか」

スポーツジム経営者やレンタルスペース運営者にとって、セキュリティシステムをどうするかは大事なポイントです。
特に近年、注目されているスポーツジムの無人化、省人化運営では、どんなセキュリティシステムを選ぶかがジム運営にとって重要な課題となっています。

端的に言うならば必要なセキュリティを怠ると、盗難、盗撮など含めたあらゆる犯罪が起きてしまう可能性があるということです。
しかし、一括りにセキュリティシステムと言っても何をどうすれば良いのか見当がつかないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、スポーツジムに必要なセキュリティ対策やセキュリティシステムの種類や費用などについて分かりやすく解説していきます。
この記事を最後までお読みいただくと、以下のことがクリアになります。

・あなたのスポーツジムにはどんなセキュリティが必要なのか
・どのセキュリティシステムを選べば無駄なく必要なセキュリティが確保できるのか

安全で信頼できるスポーツジム運営のためにぜひお役立てください。

この記事がおすすめな人
  • スポーツジムの運営者で経費を削減したい方
  • これからスポーツジムを開業したい方
  • レンタルスペース事業の総務や新任の運営担当者

スポーツジムに必要なセキュリティ対策とは?


大手スポーツジムはもちろん、最近、急増している小規模なスポーツジムでもセキュリティ対策は最重要項目です。
小規模なスポーツジムとは、貸ビルや商店街の雑居ビルの1室といったコンパクトなスペースを利用し、少人数のスタッフあるいは無人で対応できる、運営コストを抑えたスポーツジムのことです。

この小規模なスポーツジムのメリットは初期投資や維持コスト、人件費などを抑えてスポーツジムを開業できるところにあります。新しくスポーツジムを立ち上げたい方、大手スポーツジムでも地域に密着した店舗を構えたい運営者、レンタルスペースや空きスペースの所有者などから注目を浴びています。

また、こうした小規模なスポーツジムは、利用者にとっても「月額料金が安いスポーツジム」「会社や家の最寄り駅にあり、好きなときに利用できるスポーツジム」として人気を呼んでいます。なかには24時間運営の店舗もあります。
しかし、こうした小規模なスポーツジムで最も問題になるのがセキュリティ対策です。小規模なスポーツジムはマンションの一室や、さほどセキュリティレベルの高くないビルの一室などで開業することが多いので、施設の出入口のセキュリティ対策には特に気を使う必要があります。

もちろん従来からある大手スポーツジムでも安全性向上、顧客満足度向上のために、セキュリティシステムを見直すことは有効な手段となるでしょう。
ではまず、スポーツジムでは一般的にどんなセキュリティが必要なのかを確認していきましょう。

スポーツジムでセキュリティ対策が必要な場所

はじめに、スポーツジムでセキュリティが必要な場所を確認します。スポーツジムで特にセキュリティ対策が必要な場所は、主に以下の3か所です。

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  • スポーツジムの出入口
  • 更衣室(ロッカールーム)の出入口
  • 事務所の出入口

それぞれのポイントを解説します。

スポーツジムの出入口

当然ですが、屋外とジム内の出入口にはセキュリティが欠かせません。外部からの不審者の侵入を防ぐことで多くの犯罪やトラブルを回避できます。
また、会員以外の人がジムを勝手に利用するリスクを防ぐことにも役立ちます。

更衣室(ロッカールーム)の出入口

更衣室内には会員の貴重品などが多く保管されている一方で、プライバシー保護のため監視カメラの設置ができません。そのため更衣室の出入口の外側には入退室管理のセキュリティシステムを設置し、誰がいつ、更衣室に出入りしたかを把握し、記録することはとても重要です。
万が一、貴重品の盗難や盗撮などの犯罪トラブルが起きた場合にも人の出入りを把握できていれば、当事者を特定できる可能性は高まるでしょう。

事務所の出入口

大抵のスポーツジムの場合、スタッフが利用する事務所や休憩所、スタッフ専用の更衣室などがあります。当然事務所にはスポーツジムの運営費やスタッフ個人の荷物などの貴重品が置かれていますので、スタッフの安全確保に加え、これら貴重品を守るためにも、セキュリティシステムは必要になるでしょう。

スポーツジムのセキュリティの種類

スポーツジムでセキュリティが必要な場所を紹介してきましたが、用途、目的によって使うセキュリティシステムも異なってきます。概ねスポーツジムでよく利用されているセキュリティの種類は主に以下の3つとなっています。

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  • 入退館システム
  • 防犯カメラ/遠隔モニタリング(監視)システム
  • 通報システム
それぞれどんなセキュリティシステムなのか解説します。

入退館システム

スポーツジムで多く採用されているのがカード認証式の入退館システムで、会員情報が登録されているカードをカードリーダーにかざすことで入退館できるシステムです。
近年では、スマホアプリや指紋、顔認証などの生体認証を利用した入退館システムもあります。

防犯カメラ/遠隔モニタリング(監視)システム

屋内屋外問わず、監視したい場所に設置することで、遠隔での監視を可能にします。また、映像を記録しておくこともできるので、設置するだけで防犯効果も期待できますし、実際に何か問題があった場合も証拠としてデータが残るので安心です。
スポーツジムでは外部からの出入口や更衣室の出入口の外側、事務所などに設置するケースが多いでしょう。カメラは固定の場合もありますが、レンズが可動式でジム全体を見渡せるようになっているものもありますので用途によって選定しましょう。

通報システム

スポーツジム内でトラブルが発生したときに、契約しているセキュリティ会社に連絡が行くシステムです。通報装置は施設内の壁面など見える場所に設置し、スタッフや利用者がすぐに通報ボタンを押せるようになっています。
ボタンを押すとセキュリティ会社に通報が届き、セキュリティ会社のスタッフが即座に駆けつけて、問題に対応してくれます。
無人運営対応や、少人数対応のスポーツジムで多く利用されており、従来のスポーツジムでも緊急時用に設置されているケースもあるセキュリティシステムです。

入退室管理システムならセキュリティ+便利機能が使える

入退室管理システムとは
設置した場所における人の入退室の履歴や入退室時間などを記録し、遠隔でもそのデータを確認することができるセキュリティシステム。鍵権限の与奪もシステムによっては可能。

セキュリティシステムの一番の目的は、盗難や盗撮、不審者の侵入を防ぐなどの防犯ですが、「入退室管理システム」ならこの一般的なセキュリティにプラスして、スポーツジムのその他の課題も解決することができます。
入退室管理システムでできるプラスの便利機能を確認していきましょう。

会員ごとの入退室管理

入退室管理システムでは単なる人の出入りだけでなく、会員情報に紐づいた入退室管理が可能です。どの会員が何時に入館し、何時に退館したかを把握できるため、各会員の利用状況が分かります。
また、「24時間利用が可能な会員」「夜間だけ利用可能な会員」「週末だけ利用可能な会員」などの会員種別ごとに入退館できる日時を細やかに設定できる入退室管理システムもあるため、会員プランごとに応じた運営の簡素化も可能です。

また例えば、入退室データを活用すれば、利用の少ない会員は退会のリスクがあるため、利用を促すメールやDMを送るなどの対策が取れます。逆に毎日来ている会員は優良顧客であるため、満足度をアップする施策などを実施することもできます。
さらに、入退室管理システム導入後に、利用者の少ない日時などをデータから把握し、その時間帯はスタッフを減らす/無人化するなどのコスト対策にも活用できます。

ジム内の混雑状況の把握

入退室管理システムでは、入退室の人数(施設に入った人数と出た人数)を把握することが可能です。このため、現在のスポーツジム内の混雑状況が把握できます。
混雑時はスタッフを多く巡回させたり、遠隔モニタリングを強化するなどして、閑散時にはスタッフを清掃に回したり、事務作業に集中させたりするなどのスケジュールを柔軟に設定し、業務効率を向上させることも可能です。

利用者人数や利用時間のデータ収集

入退室管理システムのデータを活用すれば、利用の多い季節や時間帯などの分析が可能なため、スポーツジムの効率的な運営に活かすことができます。

例えば、利用者の少ない時期や時間帯にはイベントなどを企画し集客に生かしたり、利用料を下げたりすることによって利用者数の偏りを減らすこともできますし、利用者数の多い時期や時間帯にはスタッフを増員して、それ以外の時間は削減して人件費を節約するなど利用状況にあった対策が取れるようになります。

スポーツジムに入退室管理システムを導入する際のポイント

スポーツジムに入退室管理システムを導入するなら、以下の3つについて考えてみましょう。

  • 設置場所
  • 入退室管理システムの種類
  • 費用

入退室管理システムの設置場所

スポーツジムに入退室管理システムを導入するなら、コストの無駄にならないよう必要な設置場所と必要な台数を考えておくことが大切です。
スポーツジムの規模や種類によって必要な設置場所や台数が変わる場合もあるため、運営するスポーツジムの場合はどうなのかを検討してみてください。
以下は、よくある設置場所の例です。

大手スポーツジム

利用者やスタッフの人数が多いため、入退館場所や事務所、スタッフ用/会員用の更衣室前など各所に設置する

小規模なスポーツジム

内部は監視カメラで網羅できるば良いが多いため、入退室管理システムを外部からの出入口に設置する。必要性がある場合は更衣室や事務所にも設置する

入退室管理システムの種類

設置場所が決定したら、入退室管理システムの種類を選びます。入退室システムにはさまざまな種類がありますので、スポーツジムの運営環境や利用顧客の使いやすさなどで決定するとよいでしょう。

以下はスポーツジムにおすすめの入退室管理システムです。ここでは特に利用者の使いやすさを重視して選定しています。それでは、各システムの認証方法による種類とそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

カード式

【使用方法】
会員証などのICカードを認証リーダー(読み取り機)にかざして入退室するタイプです。
【メリット】
会員カードと併用でき、入退室に合わせて会員情報の取得・管理もできます。またカードを利用するタイプのロッカーにも利用可能です。
【デメリット】
利用者がカードを忘れた場合、代わりのカードを貸し出したり、カードを忘れた会員のデータを入退室管理システムに手入力するなど、スタッフによる個別対応が必要になります。

リストバンド式

【使用方法】
腕に巻き付けたリストバンドを認証リーダーにかざして入退室するタイプです。
【メリット】
利用者がリストバンドを身に付けたままトレーニングを行えるため、紛失や盗難のリスクを低減できます。なかには施設内の自販機と連動できるものもあるので、利用者にも便利な方式です。
【デメリット】
利用者がリストバンドを忘れた場合、代わりのリストバンドを貸し出したり、ロストバンドを忘れた会員のデータを入管理システムに手入力するなど、スタッフによる個別対応が必要になります。また、自販機と連動したタイプは導入費用が高くなることがあります。

アプリ

【使用方法】
スマホやタブレットなどにアプリをインストールし、認証リーダーと通信することで入退室管理できるタイプです。
【メリット】
多くの人が普段、必ず持ち歩くスマホに入っているため忘れることが少なく、カードやリストバンドを持ち歩く必要もありません。
【デメリット】
スマホの充電が切れた場合は利用できないというリスクがあります。

生体認証

【使用方法】
顔や目、指紋などを生体認証システムで認証する入退室するタイプです。
【メリット】
何も持っていなくても自分の身体で認証可能なため、利用者はとても楽に利用できます。また、スタッフも利用者がカードやリストバンドを忘れたり、スマホの充電が切れたりすることによる対応がほとんど必要なくなります。
【デメリット】
設置費用や維持管理コストは他の入退室システムと比較して高めになります。

小規模スポーツジムなら工事不要の入退室管理システムがおすすめ

少人数対応や無人でコンパクトなスペースでスポーツジムを始める場合は、初期費用を抑えて、工事しなくても導入できる入退室管理システムがおすすめです。

認証リーダーのタイプ

前章では、利用者が使いやすい認証方法別に入退室管理システムをご紹介しましたが、カードやスマートフォンをかざす認証リーダーにも種類があります。

  • 壁やドアに穴をあけて認証リーダーを埋め込むタイプ
  • 入退室ゲートを設置してそこに認証リーダーを設置するタイプ
  • 既存のドアノブと交換したり、強固な業務用テープで取付け、後で元に戻せるタイプ

コストを抑えてスポーツジム運営をする場合、レンタルスペースや雑居ビルなどのテナントの1室を借りて開業するケースもあるでしょう。

賃貸の場合、出入口は共用部になるため、工事ができないこともあります。 また、工事OKでも原状回復が必須条件の場合、立ち退き時に追加で原状回復費用がかかってしまう可能性もあります。
こうしたリスクを避け、コストを抑えてスポーツジムを始めるなら、工事不要で既存ドアに取付けられる入退室管理システムがよいでしょう。

入退室管理システムの費用

入退室管理システムには様々なメーカーや種類があるため、費用にもバラつきがあります。ここでは入退室管理システムにかかる費用と相場をご紹介します。

以下の相場は、さまざまな入退室管理システムメーカーの情報を当社で調査してまとめたものです。実際には設置する建物の契約条件や環境、選ぶ製品などによって費用が変動しますので、あくまでも目安としてご覧ください。

工事費用

10万円〜35万円程度。工事不要のシステムの場合は0円

初期費用

メーカーにより0〜2万円。高いものでは20万円以上のものも

月額利用料

1,500~2万5,000円程度

原状回復費用

ケースによる。工事不要のシステムの場合は0円
運営するスポーツジムの環境での入退室管理システム導入に関する料金を知りたい場合は、入退室管理システムのメーカーに問い合わせてください。

Akerunは手軽に導入できる工事不要、認証はスマホやICカード

入退室管理システムは種類もさまざまですが、利用の際の費用もさまざまなので、気になる商品やサービスがあったら各メーカーに導入費用や全体的な運用コストを確認するとよいでしょう。

手軽に入退室管理システムを導入したいなら、工事不要のAkerunがおすすめです。

Akerunがおすすめな理由
  • 認証には手軽に使えるスマホやICカードが利用可能
  • 各会員の入退室時間の管理や混雑状況の把握などに加え、外部の会員管理や決済などのシステムとも連動もできる
  • 工事不要で既存のドアノブに取付できるため初期費用や原状回復費用を抑え、賃貸物件でも取り付けやすい

これらの理由から、Akerunは入退室管理システムとして、セキュリティや会員管理も可能になるため、賃貸物件を利用する小規模なスポーツジムを開業したい方におすすめです。

Akerunは初期費用が無料で、工事費や原状回復費用もかかりません。月額使用料は利用したいサービス内容によるため、まずは気軽に相談してみてください。

まとめ

大手スポーツジムでも小規模なスポーツジムでも、セキュリティ対策は運営上の最重要課題です。

これからスポーツジム運営を始める方や、事業拡大のために小規模スポーツジムの開設を検討している大手フィットネスジムの方、またレンタルスペースをスポーツジムとして貸し出したい方などが、適切なセキュリティシステムを選ぶためには、セキュリティの種類や特徴を知っておくことが必要です。

この記事でご紹介したスポーツジムでセキュリティが必要な設置場所や、セキュリティの種類、各サービスの費用などを参考に、ぜひベストなセキュリティシステムを選んでください。

運営するスポーツジムやレンタルスペースにとってベストなセキュリティシステムの導入に、この記事をぜひお役立ていただければ幸いです。

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