無人店舗ビジネスのメリットとデメリット!押さえた方がいいポイントまで解説!

2023年08月16日
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はじめに

近年、店舗に人を配置しない無人店舗ビジネスに参入する企業や事業者が増えてきました。無人店舗は、従業員の人材不足やコスト削減への対応という側面から、効率的なビジネスモデルとして注目を集めています。

一方、防犯対策に加え、一定程度のランニングコストがかかるといった課題もあります。ここでは無人店舗ビジネスの運用について、メリットやデメリットを踏まえて解説します。

この記事で分かること
  • 無人店舗ビジネスの特徴がわかる
  • 無人店舗ビジネスのメリットとデメリットがわかる
  • 無人店舗ビジネスを運用する際のポイントがわかる

無人店舗ビジネスとは

無人レジのイメージ画像

無人店舗ビジネスとは

無人店舗ビジネスとは、AI技術や認証技術、自動化システムなどを活用して業務をシステム化・効率化し、以前は必要であった現場での人員を必要としない形態のビジネスです。具体的には、AIカメラや顔認証、決済システムなどが無人店舗の運営に利用されています。

無人店舗ビジネスといっても、常に人がいないわけではありません。ビジネスの運用形態によっては、受付やレジ業務などが自動化され、設備点検や清掃、商品補充などは人が行います。 例えば商店などを無人店舗化した場合、主に以下のような流れがあります。

【入店】ICカードやスマホ、顔認証などを利用して入店
【購入】購入したい商品のバーコードやICタグを購入者自身でレジに通す
【決済・退店】クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済で精算し、退店

他にも、レジを設置せず、商品を手に持ったまま出口の認証ゲートなどで自動精算する方法など、無人店舗ビジネスには様々な運営形態があります。

無人店舗ビジネスを活用する主な業種

無人店舗による運営は、様々な業種で展開されています。その背景として、新型コロナウイルス感染症の影響に加え、近年では非対面型のビジネススタイルへのニーズが高まっていることもあります。

入退室管理システムや決済システムを導入し、効率的な運営ができることから、今後さらに無人化する業種が増える可能性もあります。また、企業が展開した無人店舗のフランチャイズ化により無人運営を始める人も増えるでしょう。

<無人店舗による運営されている業種例>

コンビニ・アパレルショップ・ヘアサロン・スポーツクラブ・ホテル・レンタルオフィス・カラオケボックス・小売販売店・コインランドリー・書店…など

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無人店舗ビジネスのメリット

無人店舗ビジネスのメリットには、主に3つが挙げられます。

人件費を削減できる

無人店舗の特徴かつ最大のメリットは、人件費の削減です。店舗運営では人件費が大きな割合を占めています。加えて、少子高齢化などの影響による人材不足は、企業や事業者の課題となっています。 無人店舗ビジネスの導入は、AI技術や認証技術、自動化システムなどを活用して最小限の人数で運営でき、人件費の削減や省人化に繋がります。

また店舗を無人化にすることで、求人が集まりにくい時間帯や地域などでもビジネス展開が可能です。さらに人を雇った場合に必要となる業務研修なども不要になり、さらにヒューマンエラーの心配がない点もメリットです。運営方法のシステム化やオペレーションを確立することで、フランチャイズ化にも期待できるでしょう。

24時間営業ができる

無人店舗ビジネスでは、24時間営業も可能です。業種やサービスによっては、深夜や早朝にも利用したいというニーズもあります。こうした場合にも自動化システムなどを活用することで夜間スタッフを確保せずに、営業時間の延長が可能です。 また年中無休で営業も可能なため、さらなる顧客の獲得や売上の向上にも期待できるでしょう。

顧客データの収集・分析ができる

無人店舗では、AI技術や様々な自動化システムを活用して運営できます。そのため、入退店の記録や購買の履歴などのデータをクラウド上に蓄積し、データを収集・分析することで、経営のための資料として活用することが可能です。具体的には、利用者の多い時間帯や商品の売れ行き、ターゲット層のデータなどを活用し、最適な在庫管理やマーケティング戦略に繋げられます。またサービスの改善や有人店舗との差別化などの経営戦略の情報データとしても役立てられるでしょう。

無人店舗ビジネスのデメリット

一方、無人店舗ビジネスには、様々なデメリットもあります。

初期投資がかかる

人件費などのランニングコストの削減が期待できる一方、無人店舗ビジネスでは、あらかじめ自動化や無人化のためのシステムや設備を追加で準備する必要があるため、導入する際に初期投資が高くなる場合があります。そのため、事前に各システムや設備に必要な費用を確認して、初期投資と導入後のランニングコストや投資対効果を比較し、導入設備を検討しましょう。初期費用が比較的抑えられるサブスクリプション型のシステムを導入すれば、初期費用を下げることもできます。

利用者の利用ハードルが高い

有人店舗と比較し、接客対応やきめ細かなサービスが不足するリスクがある無人店舗は、利用者の心理的な利用ハードルを上げる可能性があります。また、ICカードやスマホなどで入退店やキャッシュレス決済も含め、全てデジタル化された店舗では、利用者に求められる技術的なハードルも高くなる可能性があります。

このようなシステムに不慣れな方にも、操作がわかりやすく気軽に利用できる仕組みづくりが課題となります。例えば、初回来店時には有人で対応して実際にシステムを一緒に体験してもらうなどの対応を取ることで、ハードルを下げる対策に繋がるでしょう。

アクシデントに対応しにくい

無人店舗で導入したシステムの誤作動や故障などのトラブルが起こるリスクもあります。起こりうるトラブルに対応できる体制を事前に整えておきましょう。例えば、トラブルが起きた際のマニュアルを準備しておいたり、何かトラブルがあった際に利用者が運営者に問い合わせできる体制をとっておくことで、スムーズに対応することができます。

セキュリティリスクがある

無人店舗ビジネスでは、商品の盗難や設置機器の破損、不法侵入といったリスクも考えられるため、防犯対策が必要不可欠です。 防犯対策として監視カメラや入退室管理システムなどを導入し、何か異常があった場合などにすぐに確認できる体制を整えて置くことが重要です。

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無人店舗ビジネスで押さえた方がいいポイント

無人店舗ビジネスのメリット・デメリットを踏まえたうえで、無人店舗の運営において次のポイントを押さえることが大切です。

利用者に合わせた決済方法を導入する

無人店舗ビジネスでは、正確かつ自動で決済し、利用者が利用しやすい決済方法を導入することも大切です。決済方法には、現金決済、クレジットカードや電子マネー、決済アプリ、決済用QRコードなどのキャッシュレス決済などがあります。

利用者でシステムに不慣れな方が多い場合は、キャッシュレス決済だけでなく現金決済も導入するとよいでしょう。一方、クレジットカード、決済アプリや決済用QRコード、電子マネーによるキャッシュレス決済は、現金を取り扱う必要がないため、利便性が高く、万が一、不法侵入などの被害に遭った場合でも被害を一定程度抑えることができるメリットもあります。

万全な防犯対策を整える

無人店舗ビジネスでは、盗難や不法侵入を防ぐために防犯対策も重要です。代表的な例としては、監視カメラや各種センサーを設置する方法があります。近年では、カメラで不審者をチェックできるAIカメラや入口にゲートを設置して不法侵入を防止するセキュリティゲートを導入する店舗もあります。

その中でもおすすめのシステムは、手軽に導入し、防犯対策できる入退室管理システムです。誰が、いつ、入退室したのかを管理画面などで確認でき、またオートロック機能なども備えているため、防犯対策として活用できます。

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無人店舗ビジネスでおすすめの入退室管理システム

無人店舗ビジネスに入退室管理システムを導入することで様々なメリットがあります。 主に、以下の3つのメリットが挙げられます。

  • スマホ専用アプリやICカードなどを使って施錠・解錠できる
  • ドアが閉まると同時に自動施錠される(オートロック機能が搭載されている場合)
  • 常時施錠の入室制御によって不審者の侵入を防止できる
  • 利用者の入退室をWeb管理ツールやスマホ専用アプリで確認・管理できる

また、入退室管理システムの中でも外部システムと連携して複数の用途で活用できる製品を選べば業務の効率化などにも繋がります。入退室管理システムの中でも、無人店舗ビジネスに活用できる機能が搭載されているものとしておすすめなのがAkerun入退室管理システム(以下、Akerun)です。ここからは、Akerunの活用事例も交えて入退室管理システムのメリットを紹介します。

強固なセキュリティで防犯対策を徹底できる

物理的な鍵を使わずにスマホ専用アプリやICカードで施錠・解錠し入退室できるため、物理的な鍵の受け渡しが不要です。また利用する人や利用時間、利用場所を細かく設定して解錠権限を付与できるため、権限を持たない外部からの不法侵入を防止できます。

活用事例としては、Akerunと外部の会員管理システムと連携させることで24時間営業のスポーツジムの運用を効率化できます。利用者がWeb上でスポーツジムの会員登録を完了すると、自動的にAkerunの解錠権限が会員に付与されるため、スマホ1つで24時間入退室できるようになります。これにより、入会時の手続きや合鍵の発行の自動化が可能になり、業務の効率化を実現できます。

入退室管理システムで利用者の入退室履歴を把握できる

クラウド型の入退室管理システムを導入すれば、場所を問わず入退室の記録をWeb管理ツールやスマホ専用アプリを使ってリアルタイムに確認・管理できます。 無人店舗ビジネスでは、入退室履歴を活用して、利用者の多い時間帯を把握し、その時間帯に合わせて新しいサービスを提供したり、その時間帯だけ一時的に有人にして接客を充実させたりなどのマーケティング戦略にも活用できるでしょう。

会員制の無人野球ジムでは、Akerunと外部の会員管理システムを連携させて、会員の登録〜入退室〜決済までをワンストップで管理したり、入退室管理の効率化や人件費の削減に繋げています。

外部システムとの連携が可能

入退室管理のデータを外部システムと連携できる製品を選べば、会員管理や予約、決済などの機能も活用できるため、業務の効率化や利便性の向上が図れます。 Akerunを導入したシェアオフィスでは、入退室履歴を利用者自身に提供するサービスを行っています。利用者は、シェアオフィスの予約から入退室履歴の確認をスマホ専用アプリで行え、さらに利用者側の企業での勤怠管理に利用者のシェアオフィスでの入退室履歴を活用することで、総務・人事部門の業務効率化に役立てられています。

Akerun入退室管理(アケルン)とは

まとめ

無人店舗は、AI技術や認証技術、自動化システムなどを活用して無人または最小限の人数で運営できるため人件費などのランニングコストの削減が期待できるでしょう。入退室管理システムや決済システムの導入により効率的な運用が可能なほか、入退店の記録や購買の履歴などのデータを活用して新たな顧客の獲得や新しいサービスの展開なども期待できます。

また無人店舗ビジネスを支えるツールとして、入退室管理システムを導入すれば、不法侵入の防犯対策になるため24時間無人運営をする際にも活用できます。その中でもAkerunは、外部システムと連携し、会員の登録〜入退室〜決済をワンストップで管理できるためおすすめです。ぜひAkerunを導入して、防犯性と利便性の高い無人店舗ビジネスの運営に役立ててください。


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