はじめに
最近、企業の情報流出や店舗への侵入窃盗など、企業や施設/店舗などのセキュリティを脅かすニュースが増加しています。
こうした犯罪は、被害にあってから後悔しても金銭的な損失や企業としての信頼性を取り戻すのが困難なため、被害に合う前に多くのセキュリティ被害の経路となるドアのセキュリティを強化するなどの対策を講じる必要があります。
しかし、ドアのセキュリティ対策にはさまざまな種類があり、どれを選べばセキュリティが強化されるのか、使いやすさや安全性はどうか、費用はいくらかかるのかなど悩むものです。
そこで今回は、オフィスや施設/店舗のドアのセキュリティを強化する方法から、ドアのセキュリティを強化するために注意すべきポイント、おすすめのドアのセキュリティを強化できるシステムとその理由をご紹介します。ドアのセキュリティを強化して、安全で快適なオフィス環境にするための参考にお役立てください。
ドアのセキュリティを強化する方法
オフィスや施設/店舗のドアのセキュリティを強化する方法は、主に以下の3つです。
- 工事で既存のドアをさらにセキュリティの高いドアに交換する
- 既存のドアに警備サービスのためのセキュリティシステムを導入する・既存のドアにスマートロックなどのを後付け型システムを導入する
どの方法が最適かを考える際には、自社や施設のニーズに加え、取り付けたいドアの環境やかかる費用も踏まえて検討する必要があります。それぞれのポイントを見ていきましょう。
工事で既存のドアをさらにセキュリティの高いドアに交換する
オフィスや施設/店舗のドア自体や周辺の壁に配線工事を施して、既存のドアそのものをセキュリティ対策をしたドアに交換する方法です。
専門業者による大がかりな工事が必要なため工事の費用は高くなりますが、移転や引越しの予定がない施設や病院、学校など長期的に強固なセキュリティ対策をしたドアを取り付けたい場合におすすめです。
既存のドアに警備サービスのためのセキュリティシステムを導入する
セキュリティ会社と契約して、警備サービスなどが付帯したセキュリティシステムを既存のドアに設置する方法です。月々の月額使用料を支払うことで、夜間など人の出入りがない時間帯を狙って不信な侵入があった場合でも瞬時に警報を鳴らし、警備会社や管理者に通知します。
さらに多くの場合、警備員が365日24時間待機しているので、異常があれば警備員が直ぐに駆けつけ、室内の状況を確認してくれます。この方法は防犯面での安心感はありますが、その分月額の費用もやや高めになるでしょう。
既存のドアにスマートロックなどのを後付け型システムを導入する
オフィスや施設/店舗の既存のドアに後付けできるスマートロックなどの後付け型システムを設置する方法です。スマートロックの場合、事前に登録した交通系ICカードやスマホなどをドア付近に設置した読み取りリーダーにかざすことで鍵を解錠し、オートロック機能でドアが閉じると自動で施錠されるなどドアのセキュリティを強化できるシステムです。
既存のドアに簡単に取り付けができ、上記の2つよりコストを抑えて手軽に導入できるので、早急にセキュリティを強化したい場合やあまり高額な費用をかけられない場合などにおすすめです。スマートロックにはさまざまな種類があるため、必要とするセキュリティレベルや費用、サポート体制などを確認して選ぶ必要があります。
幅広いドアに対応、既存のドアに後付けするだけで高度なセキュリティを実現するAkerun
Akerunはサムターン錠(つまみ)から自動ドア、電気錠、電磁錠までに対応し、後付けでドアのセキュリティを強化できるシステムです。
工事不要で初期費用がほとんどかからず、自分で簡単に取り付けられるにも関わらず、高度なセキュリティを実現できるのでおすすめです。Akerunの機能や特徴をいくつかご紹介します。
オートロックと開けっ放し警報で閉め忘れを防ぐ
警視庁によると※1「侵入窃盗の半数以上は鍵の閉め忘れが原因」とされています。その点、Akerunはオートロック機能を備えているので閉め忘れのリスクがありません。
また、大きな荷物の搬入などでドアを開けっ放しにしている場合などにドアの閉め忘れを防ぐため、あらかじめ指定した秒数が経過した際に警報を鳴らす機能もあります。
※出典:警察庁「住まいる防犯110番」
指定の曜日や時間帯・祝日の除外設定が可能
施設/店舗で「多くの人が出入りする時間帯は、オートロックを解除したい」など、状況によってオートロック機能を設定・解除したい場合は、Web管理ツールから簡単に指定した曜日や時間帯でオートロック設定を設定・解除することができます。
緊急時には手動で解錠も可能
鍵となる交通系ICカードやスマホを忘れた場合は、管理者が専用アプリから遠隔操作で解錠することができます。また、災害やそれに伴う停電といった緊急時には場合は、ドアの内側から手動で解錠することも可能です。他にも、Akerunの場合、ドアの外側にある鍵穴は設置後もそのまま利用できるため、緊急時にはドアの外側から元々使用していた物理的な鍵で解錠することもできます。
入退室管理だけではなくAPI連携により勤怠管理も可能
Akerunはドアのセキュリティ対策としてオフィスや施設/店舗の防犯対策として活用できるだけでなく、利用者の入退室時に取得する入退室の記録/ログを活用して勤怠管理や会員管理、予約・決済システムと連携することができます。
例えば勤怠管理システムと連携する場合、Akerunで取得した利用者とその利用者の入退室時間の情報が自動で勤怠管理システムの打刻情報として記録されるので、打刻忘れや打刻漏れなどを低減できるなど労務担当者の負担を大幅に軽減でき、業務の効率化が図れます。
Akerunは多くの企業に利用されている勤怠管理システムである「ジョブカン勤怠管理」とも連携をしています。詳しくは以下をご覧ください。
〜入退室管理と勤怠管理のシームレスな連携により、利用者のUX向上に加え、労務管理全般の業務効率化を実現〜
この他にも、Akerunにはドアのセキュリティ強化を可能にするさまざまな効果が期待できますが、実際にAkerunを導入した企業はどのようなメリットを感じているのでしょうか。次の章でご紹介します。
Akerunを実際に導入した企業の声
Akerunを導入・活用している企業の声をいくつかご紹介します。実際にAkerunでドアのセキュリティを強化した企業の声は、「セキュリティ対策に何を求め」「どんなことを解決できたのか」など、ドアのセキュリティを強化する際の参考にもなりますので、ぜひご覧ください。
多くの人が往来する大規模商業ビル内のコミュニティスペースの事例
この事例は、大規模商業ビル内で運営するコミュニティスペースで、買い物客やカフェへの来訪者など不特定多数の人が行きかう環境で、スペースのセキュリティ対策を検討した結果、Akerunを導入しました。 コミュニティスペース内にある会議室/セミナールームなどを、時間帯によって解放したり、予約の入っている特定の時間帯だけICカードで入室制御するなど、運営の業務効率化とセキュリティ強化、スペースの有効活用にメリットを感じているといいます。
大学の学籍システムとのAPI連携による、研究室の鍵権限管理の大幅な効率化
多くの研究室や実験室を持つ大学では各部屋に研究情報などの機密情報や高額な機材があることから防犯対策が重要になります。また、大学というオープンな施設としての特性上、外部からの来訪者なども多く、その点からも防犯対策が難しい事情などもあります。
以前はその対策として物理的な鍵を保管するキーボックスを利用していましたが、それぞれの部屋の物理的な鍵の管理が煩雑かつキーボックスの暗証番号を知っていれば誰でも鍵を取り出せてしまうなどセキュリティ対策としては十分ではなく、さらに毎年生徒の入れ替えがあるため、入退室管理が難しいという課題がありました。
Akerunを導入することで、これまで苦労していた複数の物理的な鍵の管理をデジタル化し、重要なデータや機材を守るための入退室制御をすることでセキュリティが向上すると同時に、学内の学籍管理システムとAkerunをAPI連携させることで毎年入れ替わる学生の鍵権限の管理も大幅に効率化されたといいます。
Akerunは累計7,000社を超える企業や施設/店舗で導入されているドアのセキュリティを強化できるシステムです。環境や利用状況に応じた柔軟な使い方ができるので、セキュリティ対策をしたドアを検討されている人はほかの導入事例もぜひ参考にしてください。
まとめ
ドアのセキュリティを強化するにはさまざまな方法があり、どれにすればよいか悩むことでしょう。ドアのセキュリティを強化するには、既存のドアを交換する方法や既存のドアに警備サービスなどが付帯するセキュリティシステムを導入する方法、既存のドアにスマートロックなどの後付け型システムを導入する方法などがあります。
ドアのセキュリティを強化したい目的、ドアの環境や条件、費用などをしっかり考え、最適なものを選ぶことが大切です。既存のドアを活用しながら後付けでセキュリティを強化したい場合は、Akerunをおすすめします。
Akerunは、鍵の代わりとなる交通系ICカードやスマホで解錠でき、オートロックで鍵の閉め忘れを防止するだけでなく、入退室時に取得する入退室データを勤怠管理や会員管理に活かすこともできます。実際に導入した企業の声なども参考にしながら、自社や施設に最適などのセキュリティ対策をしたドア選びにお役立てください。