テンキー(キーレス錠)は安全じゃない?!起こりうるトラブルと更にセキュリティを強化できるシステムも!

2023年09月21日
著者:

はじめに

テンキー錠(暗証番号錠)とは、物理的な金属の鍵を使わず、利用者自身で事前に設定した暗証番号をテンキーなどの機器に入力すると鍵の施錠・解錠ができるシステムです。暗証番号を知らないと解錠できないため、一見して高いセキュリティレベルを備えているように思えますが、暗証番号を背後から盗み見られるなどリスクもあるため、利用者自身で利用時の防犯対策を意識しなければなりません。本記事では、テンキー錠(暗証番号錠)のメリット・デメリット、テンキー錠(暗証番号錠)で起こりうるリスクに対する対策を解説します。

関連記事 この記事を読んだ方へおすすめ

akerun(アケルン)入退室管理システム ナレッジ記事「オフィス向けカードキーで施解錠できる入退室管理システムが企業の課題を解決!?」

テンキー錠(暗証番号錠)とは

テンキー錠(暗証番号錠)とは、テンキーのボタンなどに事前に登録した暗証番号を入力して施錠・解錠するシステムのことです。テンキー錠(暗証番号錠)には電子式、電気式、機械式の3種類があり、どれも解錠方法は同様ですが、システムの内部構造がそれぞれ異なります。

電子式

電子式は、電池を使って電力を供給するタイプなので、配線工事が必要ありません。例えば、製品によっては既存のドアに両面テープで貼り付けるだけで設置できるなど、利用者自身で簡単に後付けできます。また、停電や災害時でも、電池から電力を得ているため停電や断線の心配がありません。

一方、電池残量がなくなると停止し閉め出しにあうリスクなどがあるため、電池残量のお知らせ機能を搭載しているものや事前に交換用電池を用意しておくとよいでしょう。他にも鍵が閉まっている状態で不正解錠しようとすると大きな警報音がなる不正解錠アラーム機能などを搭載しているものもあります。

電気式

電気式は、電気の配線を通して電力を供給するタイプなので、電力を得るために配線工事を行う必要があります。一方で、電子式のように電池が切れた際の電池交換が必要ありません。また、災害時に停電や配線が切れてしまうなどのトラブルがあった場合に施錠・解錠できないケースもあります。電子式と同様に、不正解錠アラーム機能や間違った暗証番号を何度か入力すると自動ロックがかかる不正解錠防止機能を搭載してるものもあります。

機械式

機械式は、電池や電気を使わずに作動するタイプです。そのため、電池切れや停電でも作動するので、閉め出しに遭うリスクはありませんが、電子式や電気式と比べて搭載している機能は少なく、防犯性にはやや劣ると言えるでしょう。

テンキー錠(暗証番号錠)のメリット

テンキー錠(暗証番号錠)には、主に以下のようなメリットがあります。

  • 物理的な金属の鍵を持ち歩く必要がない
  • 物理的な金属の鍵の紛失や盗難などのリスクがなく、複製(合鍵)する必要もない
  • 暗証番号をいつでも変更でき、暗証番号を知っていれば解錠できる

テンキー錠(暗証番号錠)は暗証番号によって解錠するので、物理的な金属の鍵が必要ありません。そのため、物理鍵を持ち歩く必要がなく、紛失や盗難などのリスクもありません。ドアを閉めると自動で施錠されるオートロック機能を搭載した製品を選べば、閉め忘れも防止できます。

また、暗証番号を知っていれば解錠できるため、複数人と暗証番号を共有して運用できるなど、物理鍵を複製(合鍵)する手間や費用も必要ありません。そして、いつでも暗証番号を変更できるため、定期的に暗証番号を変更するなどしてセキュリティを強化できます。

テンキー錠(暗証番号錠)のデメリット

一方、テンキー錠(暗証番号錠)には、主に以下のようなデメリットがあります。

  • 暗証番号を忘れると入室できない
  • 製品によっては、電池切れなどで長時間電源が切れると、暗証番号がリセットされてしまう

テンキー錠(暗証番号錠)は物理鍵を持ち歩く必要がない反面、暗証番号を忘れてしまうと入室できません。また、電子式のテンキー錠(暗証番号錠)の場合、電池切れによって長時間にわたって電源が切れたままになると、設定した暗証番号がリセットされてしまうものもあります。この場合、鍵の専門業者を呼ぶか、非常用のシリンダーキーを搭載しているものであれば物理鍵で解錠できます。

法人向け導入社数No.1のスマートロックakerun(アケルン)入退室管理システムの資料ダウンロードのバナー

テンキー錠(暗証番号錠)で起こりうるリスク

テンキー錠(暗証番号錠)は、主に以下の理由により不法侵入のリスクがあります。

  • 暗証番号を予測されてしまう
  • 暗証番号を盗み見られてしまう

それぞれのケースについて、具体的に起こりうる例も併せて解説していきます。

暗証番号を予測されてしまう

テンキー錠(暗証番号錠)では、第三者に暗証番号を予測されることで不法侵入されてしまうリスクがあります。例えば、テンキーのどのボタンがすり減っているかや接触面の汚れから暗証番号を推測されてしまうこともあります。実際に、第三者がテンキーのボタンに透明な塗料を勝手に塗り、利用者の使用後に特殊な光を当てて反射した色の濃淡により4桁の暗証番号を推測して不法侵入した事例もあります。このように、第三者の不正な行為によって暗証番号を推測されてしまう可能性もあるため厳重な注意が必要です。

暗証番号を盗み見られてしまう

不審者など第三者に背後から暗証番号を盗み見られてしまい、不在中に勝手に侵入されて物品や金銭などを盗まれてしまうリスクがあります。 他にも、第三者が業務上知り得た暗証番号を不正使用し、業務外に無断でテンキー錠(暗証番号錠)を開けて不法侵入するケースもあります。実際に、オートロック機能を搭載したテンキー錠(暗証番号錠)の共用玄関を、業務上知り得る立場にあった管理会社などの従業員が暗証番号で解錠し、鍵をかけ忘れている部屋に不正侵入した事例もあります。

関連記事 この記事を読んだ方へおすすめ

akerun(アケルン)入退室管理システム ナレッジ記事「自動施錠のメリットは「利便性の向上」と「セキュリティ対策の強化」!おすすめの自動施錠も紹介」

テンキー錠(暗証番号錠)で起こりうるリスクはスマートロックで回避できる!?

ここまでご紹介してきたように、テンキー錠(暗証番号錠)には暗証番号を推測されたり、不正に知られたりして不法侵入されるリスクがあります。 そこで、テンキー錠(暗証番号錠)のように、物理的な金属の鍵を持ち歩かず解錠でき、物理鍵を紛失するリスクがないなどのメリットを備えつつ、より防犯性能の高いシステムとしてスマートロックがおすすめです。ここでは、スマートロックの概要やメリットを紹介します。

スマートロックとは

スマートロックとは、ドアのサムターン(つまみ)に本体を取り付け、スマホ専用アプリやICカードなどを使ってドアの施錠・解錠ができるシステムです。 スマートロックは、ICカードやモバイル系ICカードアプリ(NFCを利用したウォレット機能)を搭載しているスマホなどを読み取りリーダーにかざすと、Bluetootnなどの無線通信を使って読み取った情報が本体に送られて、利用者を識別、認証、記録して鍵の施錠・解錠を行います(※)。

スマホ専用アプリやWeb管理ツールから無線通信やインターネットを通じて信号を送り、施錠・解錠する方法もあります。またドアを閉めるとオートロック機能で自動的に施錠できます。
※本体にテンキーが搭載されているスマートロックの場合は、本体で直接、暗証番号を識別、認証して解錠します(その際に解錠時間のみを記録できます)。

スマートロックを導入するなら後付け型スマートロックのAkerun入退室管理システムがおすすめ!

ICカードを使用し解錠しているAkerun(アケルン)入退室管理システムのイメージ画像

テンキー錠(暗証番号錠)と同様のメリットを備え、暗証番号による不正解錠のリスクも抑えられるスマートロックの中でもおすすめなのが後付け型スマートロックのAkerun入退室管理システム(以下、Akerun)です。

様々なドアに後付けで簡単に設置できる

Akerunは、サムターン(つまみ)がついたドアだけでなく、電気錠や電磁錠、自動ドアなど様々なドアに対応できます。特に、貼り付けるタイプのAkerun Proを使えば、利用者自身でサムターン(つまみ)に被せるように貼り付けるだけで簡単に取り付けができるため、専門の業者による設置工事や配線工事も必要なく、初期費用を抑えられるだけでなく、工事を依頼する手間や工事期間も削減できます。

電気錠や電磁錠、自動ドアなど電気制御のドアに取り付けるAkerunコントローラーの場合は、簡易的な設置工事が必要ですが、これまでオンプレミス型のシステムでしか管理できなかった電気制御のドアのオートロック機能や利用可能な日時の設定、入退室履歴の確認がクラウドで行えるようになるため、より厳格な入退室管理や効率的なデータ活用が可能になります。

様々な認証方法を選べる

Akerunでは、スマホ専用アプリやモバイル系ICカードアプリ(NFCを利用したウォレット機能)を搭載しているスマホ、URLリンク(ワンタイムパス)、交通系ICカードや社員証などで認証できます。そのため、新しくICカードを作成したり、物理的な金属の鍵を持ち歩いたりする必要がありません。日頃使っているスマホやICカードなどを鍵として利用できるため、物理鍵を紛失するリスクや物理鍵を持ち歩く手間を減らせます。

導入実績が累計7,000社を超える信頼性と業界最高水準の耐久性を備えている

ドアは1日に何度も開け閉めされるものです。そのため、Akerunでは製品の品質にこだわり、開発過程で100万回の動作検証を行い、業界でも最高水準の耐久性を実現しています。また、金融機関でも使われている高度な通信の暗号化手法を採用し、複数の第三者機関によるチェックも定期的に行っているなど、セキュリティに関する厳格な要件をクリアしている信頼性も備えています。そのため、導入実績は累計7,000社を超えるなど、オフィスや施設のセキュリティ対策として優れた実績を誇っています。

サポート体制が充実している

Akerunには、電池残量が少なくなったタイミングでカスタマーサポートから自動的に交換用の電池が送られるサポートがあります。そのため、事前に交換用電池を用意する必要がなかったり、「突然本体が作動しなくなった」などで閉め出しにあうリスクも低減できます。 また、導入前の効果的な運用方法の提案や、運用開始後のアフターケアなど、サポート体制も充実しているため、安心して運用できます。 ,000社を超えるなど、オフィスや施設のセキュリティ対策として優れた実績を誇っています。

Akerun入退室管理(アケルン)とは

まとめ

テンキー錠(暗証番号錠)は物理鍵を持ち歩かずに鍵を解錠できるため、鍵の持ち忘れや紛失などによる閉め出しのリスクが低く、鍵の複製(合鍵)の必要がないなどのメリットがあります。一方で、第三者に暗証番号を推測されたり、背後から暗証番号を盗み見られたりして不法侵入されるリスクもあるため、暗証番号の管理や取り扱いなどを十分に注意しなくてはなりません。

そこで、テンキー錠(暗証番号錠)と同様のメリットを備え、さらにテンキー錠(暗証番号錠)のデメリットをカバーできる機能を備えたスマートロックを導入するのがおすすめです。テンキー錠(暗証番号錠)に不安を感じている場合には、スマートロックの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


法人向け導入社数No.1のスマートロックakerun(アケルン)入退室管理システムの資料ダウンロードのバナー

関連記事 この記事を読んだ方へおすすめ

akerun(アケルン)入退室管理システム ナレッジ記事「鍵を遠隔操作してセキュリティの強化と業務の効率化ができる?後付け型スマートロックも紹介!」

akerun(アケルン)入退室管理システム ナレッジ記事「鍵の種類と最適な鍵の選び方を防犯性と鍵交換の費用から解説!」

akerun(アケルン)入退室管理システム ナレッジ記事「安価な入退室管理システムおすすめ3選!工事不要・初期費用0円のシステムも紹介」
「akerun(アケルン)入退室管理システム」に関する資料

資料ダウンロード

「Akerun入退室管理システム」導入を検討されているお客様に
製品・サービスの特長をご紹介します。

3分でわかる!
資料ダウンロード