


弊社は1993年に創業し、名古屋に本社を置く食品製造メーカーです。プリンやゼリー、ムースといった業務用デザートの企画・開発から製造までを手がけていて、特徴的なのは自社ブランド商品を売るのではなく、お客様のプライベートブランド商品をつくるOEM(受託製造)を主軸にしている点です。外食チェーンや回転寿司チェーンなど、数多くの企業様のデザートの製造を担っています。
加えて近年は、テーマパーク向け商品やキャラクターとのコラボ商品の企画・販売にも力を入れています。関連会社のジェーケー・グローバルホールディングス株式会社にて国内外のパートナー企業や協力工場とともに事業を拡大してきました。
また、食品を取り扱う企業として、最も大切にしているのは安心・安全と品質です。お客様の商品づくりを預かる立場として、自社の基準を高く保つことを徹底しています。

きっかけは、取引先のオフィスでAkerunが使われているのを見たことでした。その取引先に「フードディフェンス(食品防御)を強化したい」と相談したところAkerunを紹介いただき、そこから自分でインターネットでも調べて問い合わせをしました。
その取引先で見たときは、デザインがスタイリッシュでスマートに解錠している様子が印象的で、自社の食品工場でもスタイリッシュに使えると思ったのが第一印象です。
また、導入背景として事業拡大でスタッフの増員が決定し、社屋を新築して2階建てに建て替えるタイミングだったこともあります。食品メーカーとして、異物混入や情報の漏えい・持ち出しといったリスクへの対策に取り組むなか、納品・引き取りの業者だけでも1日に数十社は出入りするため、「外部から入らせない」体制づくりと、誰がいつ入ったかをすべて記録できる仕組みを改めてしっかり整えたいと考えていたんです。

最終的に3社で比較検討を行いましたが、Akerunを導入することになった決め手は大きく3つあります。
1つ目は、コストです。他社の製品はドアを丸ごと交換したり、大がかりな工事が必要で、初期費用が1扉あたり50万〜100万円近くかかるものもありました。せっかくデザイナーと相談して建てたこだわりの新社屋の扉を入れ替えるのに抵抗もあり、一方でAkerunは今ある扉にそのまま後付けできるため、初期コストを大きく抑えられました。
2つ目は、デザインです。シンプルでスタイリッシュ、かつ操作も分かりやすい。初めて来社したお客様や取引先の方も案内なしで利用できる点が気に入ったんです。
3つ目は、導入のしやすさです。Akerunは当社のスタッフが設置するのですが、作業は1時間程度で済んでしまいます。配線工事も不要で、新社屋の今ある扉をそのまま利用できる点も当社の希望に適うものでした。
もともとは当社の購買部門が複数の選択肢を比較したのですが、Akerunは価格面でも当社の要望に大きくご協力いただけたこと、そしてお伝えした3つの決め手がバランスよく揃っていたことで導入を決定しました。建材メーカーからは「扉ごと頑丈なものに替えれば入退室管理システムも導入できますよ」といった提案もありましたが、新社屋に余計な追加コストはかけたくなかったので、後付けで完結するAkerunが弊社の要望に最も合っていたんです。

FSSC 22000は、HACCPやISOといった基準のさらに上に位置づけられる規格で、日本の食品製造業の中でも、特に当社のような規模の企業では取得企業が少ない、世界に通用する国際的な食品安全規格です。今後の海外輸出を見据える当社にとって、ぜひ取得したい認証でした。その規格で重視されるのが「フードディフェンス(食品防御)」、つまり外部からの不正侵入や悪意ある食品の汚染を防ぐ仕組みです。
この要件に対して、Akerunを従業員通用口に設置し、防犯カメラと連動させることで、「誰がいつ入ったか」をすべて記録できるようになりました。これにより外部からの不正侵入の防止と情報漏えいのリスクの低減を両立でき、特にお客様の食品レシピという機密情報を扱う当社にとって情報漏えいの観点ではほぼ不安のない状態になりました。直近の審査でも、認証機関の方からこの入退室管理の仕組みを高く評価いただき、クリアができました。おかげさまで2026年10月にFSSC 22000の認証取得を見込んでいます。

一番大きいのは、鍵管理の煩雑な業務からの解放です。以前は玄関や室内など4〜5種類の鍵を使い分けていて、鍵の本数や受け渡しの管理はきちんとしていましたが、紛失のリスクもありました。
Akerunの導入で、今はスマートフォンかICカードで解錠でき、従来の金属の鍵はほとんど使っていませんし、オートロックなので閉め忘れの心配もなくなりました。
さらに、来客対応も効率化できています。1日に10社ほど来社がありますが、以前は二重扉を一つひとつスタッフが鍵で開け閉めしていました。お客様を案内しながら先に行って次の扉を開け、通ったら閉める、という動きを毎回繰り返していたんです。今はAkerunがあることで、2階からでも遠隔で解錠でき、担当者が都度現場へ向かう手間がなくなりました。個人的な感覚にはなりますが、対応にかかる工数は2割ほど減っていると思います。オートロックで一定時間が経つと自動施錠されるため閉め忘れもなく、10人ほどがまとまって来社する場面でも、スムーズに入退室できています。
また、実際に利用している現場の声も良好です。従業員は45名を超え、65〜70歳のパートスタッフもいますが、Akerunの導入から数日で全員が使いこなせるようになりました。カードはストラップ型にして全員に配布し、問題なく運用できています。

実際に、Akerunの導入で従業員の衛生やセキュリティへの意識が大きく変わりました。入退室をしっかりと管理する仕組みを導入したことで、社内の衛生管理やセキュリティがこれまで以上に徹底され、現場から自発的に運用をアップデートするようになってきています。2026年7月のFSSC 22000の認証取得に向けて、衛生レベルは大きく向上しています。
またセキュリティに関しても、外部の取引先や業者の方にはカードを発行せず、インターホンや電話でご連絡いただき、社内から遠隔操作などで解錠する運用にしています。誰がいつ来訪したかは入退室履歴と監視カメラで把握できるため、社外の人の出入りも含めて厳格に管理できるようになり、Akerunと防犯カメラを連動させたフードディフェンス体制を構築できていますね。
また、現在は勤怠管理システム(KING OF TIME)との連携も進めていて、入退室と勤怠の一元化に向けた運用を整えているところです。

弊社グループには協力工場やパートナー企業が数多くあり、自社で成功したAkerunのような事例を、グループ会社や委託先にも展開していきたいと考えています。委託先には事前に監査に入らせていただくのですが、その際に「弊社で成果の出た良い仕組み」として、Akerunを含む安全管理のモデルを広げていくイメージです。
食品製造業は平均年齢が高く、新しい仕組みの導入に慎重な企業も少なくありません。だからこそ、私たちのようにAkerunのようなシステムを先行して取り入れ、国際認証まで取得した事例には意味があると思っていて、同業他社からも「どこのシステムを使っているのか」と聞かれることも増えました。まずは当社グループ内の企業から1社ずつ着実に、Akerunの活用を広げていきたいですね。

株式会社ジェーケー・コーポレーション
株式会社ジェーケー・コーポレーションは、1993年に設立、愛知県名古屋市に本社を置く食品メーカーです。プリンやゼリー、ムースをはじめとする業務用デザートの企画・開発・製造を手がけ、外食チェーンや回転寿司などの外食産業向けのOEM(受託製造)を主軸とした事業を展開しています。原材料の仕入れから生産・出荷までを一括して担うほか、テーマパーク向け商品やキャラクターコラボ商品の企画・販売も展開、グループを統括するJKグローバルホールディングスのもと、食品安全規格FSSC 22000の取得など、国内外のパートナー企業・協力工場とともに、高い品質と食品安全基準に裏打ちされた事業を推進しています。
株式会社ジェーケー・コーポレーション
株式会社ジェーケー・コーポレーション 常務取締役
川嶋 一彰さま
目的/効果
01.
工場につながる従業員通用口にAkerunを設置し、外部侵入の防止と厳格な入退室管理を実現。食品安全管理の国際規格「FSSC 22000」取得に向けたフードディフェンスを強化
02.
後付け・簡単設置で扉の交換や大規模な配線工事が不要になり、他社システムと比較して初期コストを大幅に削減
03.
鍵の管理や受け渡しの手間、閉め忘れの不安から解放され、来客対応も遠隔解錠で効率化。来客対応にかかる工数を20%削減
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