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経営・戦略
非対応でも諦めない!あらゆるドアにスマートロックを導入する解決策とは
2026年7月10日
著者:
スマートロックが「非対応」とされるドアでも、構造や運用の工夫で後付け導入が可能であることを解説した記事です。原因別の解決策やコスト、導入ステップに加え、国内の具体的な成功事例を網羅して導入を後押ししています。
「うちの玄関は引き戸だから、スマートロックは非対応だと言われた気がする」 「サムターンの形が特殊で、後付けタイプが取り付けられないかもしれない」
「賃貸のオフィスなので、そもそも工事を伴う導入は管理会社の許可が下りるか不安」
物件のオーナー様や店舗・オフィスの運営責任者様から、こうした課題でお悩みの声を耳にすることが少なくありません。
特に無人化・省人化による24時間運営やDX推進を検討されている方にとって、「自社のドアがスマートロックに対応しているかどうか」は、計画の入口でつまずきやすい共通の関心事です。
国内のスマートロック(電子錠)市場は2025年時点で約1億7,396万米ドル(約281億円)規模とされ、2034年には3億7,590万米ドル(約607億円)規模まで拡大すると予測されています。
(IMARC Group調べ)
一方で国内の実際の利用率はまだ3.0%程度にとどまっており、法人・商業施設向けの領域は先行して導入した事業者ほど差別化しやすい状況にあります。
本記事では、スマートロックが「非対応」と判断されてしまう具体的な原因を整理したうえで、それぞれのケースにどのような解決策があるのか、
そして無人・省人化運営を実現するための導入ステップまでを詳しく解説します。
スマートロックの法人導入需要が急速に高まっている背景には、次のようなトレンドがあります。
人手不足による省人化ニーズの高まり:鍵の受け渡しや窓口対応の工数を減らしたいという相談が、業種を問わず増えています。
非対面・無人運営モデルの拡大:フィットネスジムやレンタルスペース、コワーキングスペースなど、24時間営業を前提とした業態が一般化しています。
賃貸・テナント物件でのDX投資の広がり:原状回復の負担が少ない後付けタイプへの関心が高まっています。
API連携によるバックオフィス自動化の要請:入退室ログを勤怠管理や顧客管理システムと連動させたいという要望が増えています。
こうした追い風がある一方で、実際に見積もりの段階になって「このドアには取り付けられません」と案内され、計画が止まってしまうケースが後を絶ちません。
まずは、非対応と判断される代表的な原因を押さえておきましょう。
原因
具体的な内容
主な解決の方向性
ドアの構造(引き戸・自動ドア)
開き戸を前提とした貼り付けタイプでは、スライド構造のドアに固定できない、または動作が不安定になる
スライドドアや自動ドア専用の電気錠タイプ・コントローラー型の製品を検討する
サムターンの形状
握り玉型・丸形・特殊な防犯サムターンなど、貼り付けに必要な平らなスペースが取れない
専用アタッチメントの利用、またはレバーハンドルやシリンダーごと交換する工事を検討する
設置スペース・距離の制約
サムターン周辺にドア枠や金具などの干渉物があり、必要な台座スペースが確保できない
事前の取り付け診断(ドア写真の提出)で可変プレートなど代替パーツの提案を受ける
賃貸物件の契約条件
ビス留めや穴あけ工事による原状回復費用の負担を、管理組合や不動産オーナーが懸念する
工事不要・原状回復費ゼロで剥がせる貼り付けタイプを選定する
電波環境の不安定さ
鉄筋コンクリート造や内廊下構造の建物で、Wi-Fiや通信の距離が届きにくい
暗証番号入力やICカードなど、通信に依存しない解錠手段を併用する
このように、「非対応」とひとくちに言っても原因はさまざまです。
多くの場合、原因ごとに何らかの代替の提案が存在するため、諦める前に一度専門スタッフへの相談や取り付け診断を挟むことをおすすめします。
有人での鍵管理と、スマートロックによる省人化運営を比較すると、月間の稼働時間や人件費単価によっては、システム費用を早期に回収できるケースが多く見られます。
比較項目
有人管理(従来型)
スマートロック導入後
鍵の受け渡し・立ち会い
スタッフの常駐・出張対応が必要
遠隔での権限発行・自動失効で対応可能
導入時の初期費用
電気錠の新設・配線工事で高額になりやすい
貼り付けタイプなら初期費用0円のケースも
原状回復(賃貸の場合)
工事の有無により交渉が発生
剥がすだけで対応できるタイプを選べば負担が少ない
月額運用コスト
シフト調整や鍵の再発行対応など人件費が変動
サブスクリプション型で費用の見通しが立てやすい
経営数字は細かく見すぎるとかえって判断を誤らせます。
まずは「鍵の受け渡しに割いているスタッフの稼働時間」と「月額のシステム利用料」を大まかに比較し、投資回収のイメージを持つところから始めるとよいでしょう。
関連記事はこちら: Akerunナレッジ記事「自動ドアや電気錠でもスマートロックを後付けできる方法を解説」
非対応かもしれないドアであっても、以下のようなステップで検討を進めることで、無理のない着地点を見つけやすくなります。
STEP1:ドアの状態を写真で共有する 玄関やオフィスのドア、サムターン周辺の写真を撮影し、取り付け診断を依頼します。
STEP2:適合する製品タイプの提案を受ける 開き戸か引き戸か、賃貸か自社物件かなどの条件をもとに、貼り付けタイプかコントローラー型かの提案を受けます。
STEP3:予約・決済システムとの連携方針を決める 無人・省人運営を目指す場合は、予約プラットフォームとのAPI連携の要否をあわせて検討します。Akerunは業界最大級のAPI連携数を誇り、RESERVAやリザエンといった予約プラットフォーム、顧客管理・請求・ドロップイン課金までを1ツールで担うfixUなど、事業内容に応じて連携先を選べる点も強みです。
STEP4:設置・動作確認 貼り付けタイプであれば工事不要で当日から利用開始できるケースが多く、電気錠タイプの場合は施工スケジュールを調整します。
STEP5:運用ルールの設計 入退室ログの確認方法や、未払い時の権限失効、緊急時の対応フローなどを取り決めます。
一般的な戸建て住宅と異なり、商業施設やオフィスでは次のような配慮が欠かせません。
多拠点展開の場合:拠点ごとにドアの構造が異なることが多く、拠点単位での取り付け診断が必要になります。
24時間無人運営の場合:電池切れや通信不安定時のフォールバック手段(暗証番号やICカードの併用)を必ず用意しておくことが、締め出しトラブルの予防になります。
テナント・賃貸物件の場合:管理組合や管理会社への事前相談を行い、原状回復の条件を契約書ベースで確認しておくと、後々のトラブルを避けられます。
キッズルームを併設したコワーキングスペースを門前仲町・東陽町の2拠点で展開。受付を介さず利用者自身で入退館できる仕組みを探していたことから、工事不要・貼り付けタイプの入退室管理システムを導入しました。
既存の決済サービスとAPI連携させることで、入会手続きから鍵権限の発行までを自動化し、オープンから半年ほどで2拠点合わせて300名以上の会員を集めています。
▶ 出典:Akerun導入事例「東京地下鉄株式会社」 https://akerun.com/casestudy/detail_tokyometro/
廃校となった校舎をリノベーションした複合施設で、フィットネスジムをはじめ複数のテナントが入居しています。
学校建築特有の扉であっても後付けでの設置が可能だったことから導入を決定し、施設全体の人の出入りを記録することでセキュリティを強化。
施設管理のための人件費を削減しながら、スタッフや利用者の安心・安全も両立しています。
▶ 出典:Akerun導入事例「いいづなコネクトWEST」 https://akerun.com/casestudy/detail_iizuna/
本社では大手セキュリティシステムを利用していたものの、新設した分室に同等のシステムを導入するとコストと工数が過大になることが課題でした。
工事不要の貼り付けタイプを選定し、本社で使用しているカードキーをそのまま鍵として流用。導入コストと運用の手間を抑えながら、分室のセキュリティ強化をスピーディーに実現しました。
▶ 出典:Akerun導入事例「弁護士ドットコム株式会社」 https://akerun.com/casestudy/detail_bengo4-com/
「スマートロックは非対応」と一度案内されたとしても、原因を切り分ければ多くの場合に代替の選択肢が存在します。
ドアの構造やサムターンの形状、賃貸契約の条件、電波環境など、原因ごとに適した製品タイプや運用方法を組み合わせることで、無人化・省人化の第一歩を諦めずに進められます。
以下のような立場の方は、一度取り付け診断や専門スタッフへの相談を検討してみてください。
引き戸や特殊な形状のドアで、後付けタイプの設置可否を確認したい方
賃貸物件・テナントで、原状回復の負担を抑えて導入したい方
予約・決済から入退室までを自動化し、無人・省人運営を目指したい方
複数拠点でドアの仕様がばらつき、拠点ごとの対応に困っている方
フォトシンス(Akerun/Migakun/fixU)のご紹介
提供元である株式会社フォトシンスでは、スマートロック「Akerun」をはじめ、現場オペレーションを担う「Migakun」、店舗の無人化・省人化を支える基幹システム「fixU」を扱っており、「商用施設の無人化をトータルソリューションする」サービスを展開しています。さらに、フォトシンスの強力なパートナーシップを活用することで、システムや運営面だけでなく、無人スタジオの開業に不可欠な「不動産物件」「内装」「業務用機器・什器」を扱う企業のご紹介まで包括的にサポートが可能です。
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