INDEX
- はじめに
- 電子ロックとは
- 電子ロックの種類
- 電子ロックを導入するメリット
- 電子ロックを導入するデメリット
- 電子ロックの選び方6つ
- 法人向けにおすすめの電子ロックは後付け型で手軽に導入できるAkerun
- サムターン錠(つまみ)だけでなく、電気錠や自動ドアなどにも対応できる(簡易的な工事が必要な場合もある)
- サブスクリプション型(レンタル型)なので初期費用0円で設置できる(工事不要のAkerun Proの場合)
- スマホや交通系ICカードなど複数の解錠方法に対応できる
- 100万回もの動作検証に耐えた業界最高水準の耐久性
- 金融機関並みの高度なセキュリティ環境
- APIを通じた外部サービスとの連携で業務の効率化ができる
- まとめ
はじめに
電子ロックとは、「電子錠」「スマートロック」とも呼ばれる、鍵の代わりとなるICカードやスマホなどのデバイスで施錠・解錠できる非接触型の錠前システムです。
日頃から持ち歩いている交通系ICカードやスマートフォンを使って解錠できる(キーレス)ため、物理鍵を持ち歩いたり鍵管理したりする手間に加え、物理鍵の盗難や紛失といったリスクも低減できます。
また、鍵穴が露出しないタイプの電子ロックの場合は、ピッキングされるリスクがなくなったり、オートロック機能が搭載されているタイプの場合は、閉め忘れ防止に繋がるなど製品によっては、防犯対策が大きく強化できます。また入退室管理ができるものもあるなど施錠・解錠だけではなくメーカーによって様々な機能を搭載しています。
ここでは、電子ロックのメリット・デメリット、電子ロックの選び方、おすすめの法人向け電子ロックについて解説します。
電子ロックとは
電子ロックとは、一般的には鍵の代わりとなる電子デバイスでドアの施錠・解錠が行える「非接触型の錠前システム」全般のことを指します。鍵として利用できる電子デバイスには、暗証番号や指紋認証などの生体認証、電子キー(カードキー、リモコンなど)などがあります。
電子錠、スマートロックとの違い
一方、電子錠は、電池を使って電力を供給しICカードや暗証番号などのデバイスを使って施錠・解錠できるシステムです。また、スマートロックは、電子錠の機能にインターネットを通じてクラウド上で入退室の履歴/ログを記録する機能を追加したものになります。
つまり、電子ロックはシステム全体のことを指し、電子ロックというカテゴリーの中に電子錠があり、さらに電子錠により高度な機能を備えたものがスマートロックと言えます。
電子ロックの種類
電子ロックを解錠する方法は、主に以下の4つが挙げられます。
- 暗証番号入力タイプ(テンキー)
- カードタイプ(社員証、交通系ICカード)
- スマホタイプ(専用アプリ、モバイル系ICカードアプリ)
- 生体認証タイプ(顔、指紋などの生体情報)
それぞれの解錠方法について解説していきます。
暗証番号入力タイプ(テンキー)
暗証番号入力タイプ(テンキー)は、あらかじめ設定された暗証番号をタッチパネルやボタンで入力し、ドアを施錠・解錠する方法です。利用者の間で暗証番号を共有すれば、物理鍵を持ち歩いたり、合鍵を複製して貸し出しする必要がなくなります。暗証番号を何度も間違えて入力してしまうと、自動でロックがかかるため、防犯性にも優れています。
デメリットとしては、暗証番号を忘れてしまうと解錠できなくなったり、背後から盗み見られ、暗証番号を知られてしまい不法侵入されたりというリスクがあります。また、一時的な利用者がいた場合、利用期間が終わったタイミングで暗証番号を変更し、不要な入退室を防がなければなりません。
カードタイプ(社員証、交通系ICカード)
カードタイプ(社員証、交通系ICカード)は、ICカードや磁気カードなどをドア付近の読み取りカードリーダーや本体機器にかざしたり、差し込んだりしてドアを解錠する方法です。日頃から持ち歩いている社員証や交通系ICカードなどをそのまま鍵としても利用できるため、利便性が向上します。
デメリットとしては、ICカードなどを自宅に忘れてきたり、紛失・盗難されるリスクがあることです。また、長期間利用することでカードの磁気ストライプやICチップが劣化してしまい、カード情報がうまく読み取とれなくなるリスクもあります。
スマホタイプ(専用アプリ、モバイル系ICカードアプリ)
スマホタイプは、専用アプリやモバイル系ICカードアプリ(ウォレット機能)を使って施錠・解錠する方法です。近年、スマホが普及し、多くの人がスマホを持っているため、便利な解錠方法だと言えるでしょう。
デメリットとしては、スマホを自宅に忘れてきたり、紛失・電池切れなどにより解錠できなくなるリスクがあることです。対策としては、スマホ以外にICカードや暗証番号など複数の解錠方法を登録しておけば閉め出しを防止できます。
生体認証タイプ
生体認証タイプは、事前に登録した顔、指紋、静脈など個人の生体情報を使用して認証することでドアを解錠する方法です。生体認証では暗証番号と同様に、鍵の代わりとなるデバイスを紛失するリスクがありません。
また、暗証番号のように決められた番号を覚える必要もないため、優れた利便性と高いセキュリティ効果が期待できます。デメリットとしては、事前に生体情報を登録しなければならず、その登録の手間がかかることや、システムによって認証精度に差があり誤認証のリスクがあることです。
ドアに後付けできるスマートロックのデメリット
電子ロックを導入するメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
- 物理鍵の管理がなくなり、鍵管理業務の負荷低減に繋がる
- オートロック機能によりセキュリティの強化に繋がる
- 物理鍵以外の鍵で施錠・解錠できるため利便性が高まる
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
物理鍵の管理がなくなり、鍵管理業務の負荷低減に繋がる
従来の物理鍵では、貸し出しなどの際に、その履歴の記録を紙の台帳やExcelなどで手作業で行うなど、管理に手間がかかることに加え、人的ミスや入力漏れなどが起こるリスクがありました。
入退室管理機能を搭載した電子ロックを導入すれば、鍵の施錠・解錠の度に、「いつ」「誰が」「どこに」入退室したのかクラウド上に自動で記録されるため、鍵管理の担当者の業務負担が軽減され、業務の効率化に繋がります。
オートロック機能によりセキュリティの強化に繋がる
物理鍵の場合は、外出時に「閉め忘れ」のリスクがありますが、オートロック機能を搭載している電子ロックを選べば、ドアが閉まると自動で施錠されるため、閉め忘れを防止できます。
本当に施錠できているのか確認したい場合も、専用アプリやWeb管理ツールからリアルタイムの施錠・解錠の状況を確認できます。万が一、施錠されていなくても、専用アプリなどから遠隔操作で施錠できる電子ロックもあるため、「閉め忘れ」のリスクをなくし、セキュリティの強化に繋がります。
物理鍵以外の鍵で施錠・解錠できるため利便性が高まる
従来は、物理鍵を複製(合鍵)して貸し出し、鍵管理を紙の台帳やExcelなどで行なっていたことで、複数の物理鍵を管理したり合鍵を作成したりするのに工数がかかったり紛失や盗難のリスクもありました。 電子ロックなら日頃から持ち歩いている社員証や交通系ICカード、スマートフォンの専用アプリなどで施錠・解錠できるようになり、物理鍵が不要になるため、利便性が高まります。
電子ロックを導入するデメリット
高い利便性とセキュリティ強化が期待できる電子ロックですが、デメリットもあります。
- 閉め出しなどのトラブルが起こるリスクがある
- 電子ロックと設置したいドアの形状やサムターン(つまみ)が合わないと取り付けできない
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
閉め出しなどのトラブルが起こるリスクがある
鍵の代わりとなるスマホなどを自宅に置いたまま外出してしまうと、オートロック機能が搭載されている電子ロックの場合は自動施錠されるため、閉め出しに遭うリスクがあります。 電池で動作するタイプの電子ロックでは、本体機器の電池切れや故障などの不具合が起こってしまうと電子ロックそのものが動かなくなり、閉め出しにあうリスクもあります。
電子ロックと設置したいドアの形状やサムターン(つまみ)が合わないと取り付けできない
電子ロックは、メーカーや製品によって設置できるドアの種類が異なるため、今あるドアの形状やサムターン(つまみ)が合わなければ、取り付けできないケースがあるので注意しましょう。
電子ロックの選び方6つ
電子ロックを選ぶ際に重要なポイントは、主に以下の6つが挙げられます。
- 設置予定のドアに取り付け可能か
- 対応可能な設置方法か
- 利用者のニーズに合った解錠方法か
- 導入目的にあった機能を搭載しているか
- Web管理ツールや専用アプリは使いやすいか
- 費用対効果に優れているか
それぞれの選び方について詳しく解説していきます。
設置予定のドアに取り付け可能か
前述の通り、電子ロックではどんな種類のドアにも取り付けられるわけではありません。特に電子ロックは、サムターン(つまみ)がついた開き戸に対応できるものが多く、引き戸や自動ドアなどは、対応していないものもあります。
導入後に「ドアの規格やサイズが製品に合わなくて取り付けられなかった」といった失敗がないように、事前に設置予定のドアに取り付けられるか必ず確認しましょう。
対応可能な設置方法か
対応可能な設置方法なのか確認することも大切です。 後付け型の電子ロックの設置方法は、大きく分けて3つです。
- ドアや壁に穴を開けて取り付けるタイプ
- シリンダー(鍵穴)ごと交換するタイプ
- 両面テープで貼り付けるタイプ
「ドアや壁に穴を開けて取り付けるタイプ」や「シリンダー(鍵穴)ごと交換するタイプ」は大掛かりな設置工事が必要なので、移転時や退去時に原状回復が必要な賃貸物件には規約などにより工事ができず設置できない可能性もあります。
賃貸物件のオフィスを含む複数の拠点に電子ロックを設置するなら、工事や原状回復が不要で、設置も簡単な「両面テープで貼り付けるタイプ」がおすすめです。また、移転時や退去時も移転先でも引き続き製品を使用できるメリットもあります。
利用者のニーズに合った解錠方法か
利用者のニーズに合った解錠方法を選無事も、利用体験の観点で大切です。 例えば、社員証がICカードの場合は、電子ロックの解錠権限を社員証に付与すればドアの鍵としても使えるため「ICカードに対応しているタイプ」がおすすめです。1枚のICカードで、従業員の出入り口や会議室への入退室、複合機の認証、社員食堂の決済なども一元化できるため、利便性も高まります。
導入目的にあった機能を搭載しているか
電子ロックには様々な製品があるため、自社の導入目的にあった機能を搭載しているか事前に確認しましょう。 例えば、セキュリティの強化が目的なら、自動施錠により鍵の閉め忘れを防げる「オートロック機能」を搭載しているもの、入退室管理が目的なら、クラウド上で「誰が」「いつ」「どこに」入退室したか履歴/ログを記録しWeb管理ツールや専用アプリからすぐに確認・管理できる「入退室管理システム」をが搭載されているものがおすすめです。
Web管理ツールや専用アプリは使いやすいか
電子ロックは、Web管理ツールや専用アプリを使って鍵の代わりとなるデバイスに解錠権限の付与・解除を行ったり、入退室の履歴/ログを記録して確認・管理したりすることが可能です。様々な場面で使用するWeb管理ツールや専用アプリは、見やすさや使いやすさも製品を選ぶ際に重要な要素です。
直感的に操作できる管理画面や専用アプリを備えているものを選べば、スムーズに導入・運用できるでしょう。また、操作方法などがわからない場合に問い合わせできるサポートセンターがあるかどうかも確認しておきましょう。
費用対効果に優れているか
導入費用に対して、どのぐらいの効果が期待できるのかも重要なポイントです。 「どのぐらい業務を効率化できるのか」「どのぐらいセキュリティの強化が見込めるのか」「万が一のサポート体制は充実しているのか」などを確認した上で選びましょう。
法人向けにおすすめの電子ロックは後付け型で手軽に導入できるAkerun
電子ロックの中でも、おすすめは工事不要の後付けで取り付けできるAkerunです。 既に累計7,000社以上の導入実績を持ち、オフィスをはじめ、コワーキングスペース、や無人運営のジム、教育機関、店舗など様々な場所で導入されています。 おすすめのポイントとしては、主に以下の6つが挙げられます。
- サムターン錠(つまみ)だけでなく、電気錠や自動ドアなどにも対応できる(簡易的な工事が必要な場合もある)
- サブスクリプション型(レンタル型)なので初期費用0円で設置できる(工事不要のAkerun Proの場合)
- スマホや交通系ICカードなど複数の解錠方法に対応できる
- 100万回もの動作検証に耐えた業界最高水準の耐久性
- 金融機関並みの高度なセキュリティ環境
- APIを通じた外部サービスとの連携で業務の効率化ができる
それぞれのおすすめポイントについて解説していきます。
サムターン錠(つまみ)だけでなく、電気錠や自動ドアなどにも対応できる(簡易的な工事が必要な場合もある)
Akerunは、サムターン錠(つまみ)がついたドアだけではなく、電気錠や自動ドアなど幅広い種類のドアに対応が可能です。サムターン錠(つまみ)がついたドアの場合は、工事不要でサムターン(つまみ)に被せるように貼り付けるだけなので利用者自身で取り付けることができます。一方、今まで後付けで設置が難しいとされていた電気錠や自動ドアなどは、簡易工事だけで後付けで設置することができます。
またAkerunは、今あるドアに取り付けられるかドアの設置環境の写真を撮って無料で診断できる「Akerun取付診断」を用意しています。ぜひ、活用してみてください。
サブスクリプション型(レンタル型)なので初期費用0円で設置できる(工事不要のAkerun
Akerunは、最短1年から契約が可能な「年単位の定額のサブスクリプション型(レンタル型)」なので、機器の購入費がかからず、定額の利用料金のみで運用することができるため、初期費用を抑えて導入することができます。
また、定額の利用料金の中には、クラウドやWeb管理ツールなどのメンテナンス費用やシステム利用料、電池交換費用が全て含まれているため追加料金が発生することはありません。※1
加えて、サポート専用のWebサイト「Akerun Support」や電池の残量が少なくなったタイミングで交換用電池を自動で送付するサービスなどサポート体制も充実しているので安心して運用できます。※2
※1 簡易的な工事が必要な場合は初期費用がかかります。詳しい金額を知りたい方は、お気軽にお問合せください。
※2 他に、オプションサービスも用意しているのでどんなサービスがあるのか知りたい方は、こちらもお問合せいただくと担当者がお答え致します。
スマホや交通系ICカードなど複数の解錠方法に対応できる
Akerunは、専用アプリ以外にも交通系ICカードやモバイル系ICカードアプリ(ウォレット機能)、社員証など複数の解錠方法があります。 事前に複数の解錠方法を登録しておけば、鍵の代わりとなるスマホを自宅に忘れても別の解錠方法で入室できるため閉め出しにあうリスクがありません。
100万回もの動作検証に耐えた業界最高水準の耐久性
Akerunは開発過程で100万回もの動作検証に耐えた業界最高水準の耐久性を実現しているため、安心して使用できます。 日頃、多くの人が出入りするオフィスやフィットネスジム、コワーキングスペースなどで利用する場合でも、優れた耐久性で安定して動作するため、ストレスなく使い続けることができます。
金融機関並みの高度なセキュリティ環境
Akerunは、ハッキング対策として機器同士の通信を暗号化し、外部から読み取れないような仕組みを構築しています。 また、Akerunのデータを管理するクラウドも、厳しいセキュリティに関する審査を通過して、常にアップデートを行い、金融機関並みの高度なセキュリティ環境を実現しているので安心して利用できます。
APIを通じた外部サービスとの連携で業務の効率化ができる
Akerunは、APIを活用して勤怠管理システムや会員管理システム、決済システム、メール通知システムなど様々な外部サービスと連携できるため、セキュリティや入退室管理の強化だけでなく、様々なバックオフィス業務の効率化に繋がります。
まとめ
電子ロックは、ドアが閉まると自動で施錠できるオートロック機能によって閉め忘れを防止することができるなどセキュリティを強化でき、ICカードやスマホなどいつも持ち歩いているデバイスで施錠・解錠できるため、物理鍵の鍵管理がなくなり、利便性も高まります。また、Web管理ツールや専用アプリから遠隔操作で施錠・解錠ができたり、鍵の状態をいつでも確認できます。
電子ロックの中でも、おすすめは工事不要の後付けで取り付けできるAkerunです。工事不要で後付けでサムターン(つまみ)に被せるように貼り付けるだけで設置できるため、手軽に導入することが可能です。
ぜひAkerunを導入して、セキュリティの強化と利便性の向上を兼ね備えた入退室管理を実現してください。