セキュリティ
著者:
衛藤海
公開日:
更新日:

オフィスのドアにロック機能を後付けしたいと考えたとき、最適な方法は「今、そのドアがどんな状態か」によって変わります。
そもそも鍵が付いていないドアなのか、鍵はあるが管理が大変なのか、すでにキーレス化されているが物足りないのか——現状によって、必要な後付けの選択肢は異なります。
本記事では、ドアロックの後付けを、読者の現状を3つのフェーズに分けて整理し、それぞれに合う選択肢と、選ぶ際の判断軸を解説します。
この記事で分かること:
・ドアロックを後付けするとはどういうことか(工事不要の選択肢を含む)
・現状フェーズ別の後付けの選択肢
・自社に合う方式を選ぶ判断軸
※本記事では、法人向けの一例として「Akerun入退室管理システム」の公開仕様に触れます。機能や対応範囲は製品によって異なります。
ドアロックの後付けとは、既存のドアを交換せずに、後からロック機能を追加・強化することです。
ここで押さえておきたいのは、後付けには「工事を伴うもの」と「工事が不要なもの」があり、どちらが適しているかはドアの現状によって変わる、という点です。
たとえば、鍵の付いていないドアに新しく錠前を取り付けるには工事が必要ですが、すでに鍵の付いたドアをスマートロック化する場合は、つまみ(サムターン)に貼り付けるだけの工事不要のタイプも選べます。
工事不要のタイプは、導入が早く費用も抑えられ、賃貸オフィスでも原状回復の心配が少ないのが利点です。
まずは自社のドアがどの状態かを確認することが、最適な後付けを選ぶ出発点になります。
ドアロックの後付けは、ドアの現状によって「次に何をすべきか」が変わります。ここでは3つのフェーズに分けて、それぞれの選択肢を整理します。
倉庫や書庫、新しく間仕切りを設けた区画など、そもそも施錠できる錠が付いていないドアの場合は、まず錠前そのものを取り付ける必要があります。
ドアに穴を開けてシリンダー錠やドアノブ錠を設置する方法が基本で、これは工事を伴います。簡易的に補助錠を追加する選択肢もありますが、日常的に人が出入りするオフィス用途では、恒久的に使える錠前を取り付けるのが一般的です。
この段階では、まず「確実に施錠できる状態」を作ることが目的になります。鍵をデジタル化・スマート化するのは、その次のステップです。
物理鍵は付いているものの、「鍵の本数が多くて管理しきれない」「鍵当番や施錠確認が負担」「合鍵の受け渡し・回収に手間がかかる」といった状態がこのフェーズです。
ここでは、既存のドアに後付けできるスマートロックが有力な選択肢になります。ICカードやスマホを鍵の代わりに使えるようにすることで、合鍵の作成・配布・回収から解放され、権限の付与・停止も管理画面から行えるようになります。
サムターン付きのドアであれば、工事不要で導入できるタイプもあります。
後付けの具体的な方法は[スマートロックの後付け → https://akerun.com/knowledge/20221221 ]や
[電子錠 後付け 工事不要 → https://akerun.com/knowledge/20230530 ]で解説しています。
すでに暗証番号(テンキー)式などでキーレス化されているものの、「誰が・いつ出入りしたかの入退室ログが残らない」「権限の管理が属人的」といった物足りなさを感じているのがこのフェーズです。
ここでは、クラウド型の入退室管理システムと組み合わせることで、キーレスの利便性に加えて、入退室ログの記録・確認、権限のリアルタイムな付与・停止、勤怠や予約などのシステム連携といった発展的な活用ができるようになります。
たとえば「Akerun入退室管理システム」は、ICカードやスマホで解錠しながら、権限や入退室履歴をクラウドで一元管理でき、キーレス化の"次の一手"として活用できます。
現状のフェーズを踏まえたら、次の3つの軸で具体的な方式を絞り込みます。
ドアの形状・既設の錠:鍵のつまみ(サムターン)が付いた開き戸なら貼り付け型が使え、既設の電気錠や自動ドアがあればそれを活かす方式が選べます。
引き戸(スライドドア)は標準では対象外ですが、条件によっては工事や機材の設置で対応できる場合もあるため、個別に確認するのが確実です。
工事の可否(賃貸・原状回復):賃貸オフィスやビル入居で工事や穴あけが認められない場合は、工事不要で原状回復しやすいスマートロックが有力な選択肢になります。
必要な機能:入退室ログの記録、遠隔での施解錠、権限管理、勤怠などのシステム連携が必要かを整理します。これらを重視するなら、クラウドで管理できるスマートロックが向いています。
実際に、既存記事で公開されている商談の総論でも、後付け型スマートロックへの問い合わせ企業の多くが「賃貸オフィスに入居しており、ビル管理会社からドアの穴あけ工事を許可されなかった」という原状回復に関する課題を抱えており、こうした制約を解消する手段として工事不要の後付けが選ばれている、という傾向が示されています。
入退室管理システムの資料ダウンロード → https://akerun.com/download
ドアロックの後付けは、ドアの現状によって適した方法が変わります。
鍵のない扉ならまず錠前の取り付け(工事)から、鍵はあるが管理が煩雑ならスマートロックによるデジタル化、すでにキーレス化済みならクラウド型入退室管理との組み合わせ、というように、フェーズが進むほど「鍵をかける」から「鍵を管理・活用する」へと目的が移っていきます。
まずは自社のドアがどのフェーズにあるかを見極め、工事の可否や求める機能に合わせて方式を選ぶとよいでしょう。各ロックの詳しい後付け方法は、以下の関連記事で解説しています。
・スマートロックの後付けの詳細 → https://akerun.com/knowledge/20221221
・電子錠を工事不要で後付けする方法 → https://akerun.com/knowledge/20230530
・スマートロックとは(基礎・全体像) → https://akerun.com/knowledge/20230810
・電子ロック(製品カテゴリの基礎) → https://akerun.com/knowledge/20230605
・電気錠とは(基礎) → https://akerun.com/knowledge/20231020
入退室管理システムの資料ダウンロード → https://akerun.com/download
ドアロックの後付けを相談したい方はこちら → https://akerun.com/inquiry
A. スマートロックの多くは、既存の鍵のつまみ(サムターン)に取り付けて使うため、まず施錠できる錠前が付いていることが前提になります。鍵の付いていないドアの場合は、先に錠前を取り付ける工事が必要です。
そのうえで、つまみに貼り付けるタイプならスマートロック化そのものは工事不要で行えます。
詳しくは[Akerun入退室管理システム → https://akerun.com/ ]でご確認いただけます。
A. 貼り付けるタイプであれば、工事や穴あけが不要なため、賃貸オフィスでも導入しやすく、原状回復の心配も少なくなります。
製品によっては、移転の際に取り外して移転先へ持っていけるものもあります。ビルの管理規約で工事が制限されている場合にも向いています。
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この記事を書いた人
衛藤海
株式会社Photosynth マーケティング部
スマートロック・入退室管理システムの導入支援を中心に、法人向けセキュリティソリューションの情報発信を担当。オフィスやフィットネスジム、シェアオフィスなど多様な業種への導入経験をもとに、実務に役立つ記事を執筆しています。

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