セキュリティ
著者:
衛藤海
公開日:
更新日:
2026年10月27日
企業のセキュリティ対策として鍵をデジタル化しようとすると、まず出てくるのが「電子ロック」という言葉です。
電子ロックとは、電気・電子的な仕組みで施解錠する錠の総称で、暗証番号やICカード、スマホなどを使ってドアを開け閉めします。
物理鍵のように合鍵を配ったり回収したりする必要がなく、出入りを管理しやすいのが特徴です。本記事では、電子ロックという製品カテゴリの基礎と、企業が導入するメリットを解説します。
この記事で分かること:
・電子ロックとは何か(製品カテゴリの基礎)
・電子ロックが発展してきた変遷
・企業がセキュリティ対策として導入するメリット
※本記事では、法人向けの一例として「Akerun入退室管理システム」の公開仕様に触れます。機能や対応範囲は製品によって異なります。
電子ロックとは、電気の力で施解錠する錠の総称です。
金属の鍵を鍵穴に差し込む物理鍵に対して、暗証番号(テンキー)、ICカード、スマホ、生体認証など、さまざまな手段で解錠できるのが特徴です。
「電子錠」もほぼ同じ意味で使われ、このうちビルの自動ドアなどに組み込まれる電気制御の錠は「電気錠」と呼ばれます。そして、既存のドアに後付けでき、クラウドで管理できるタイプが「スマートロック」です。
電子ロックは、もともとは締め忘れを防ぐオートロックや、暗証番号で解錠するテンキー錠として広まりました。
この段階での主なニーズは「物理鍵を配らずに済ませる」「閉め忘れをなくす」といった、鍵の運用の手間を減らすことでした。
その後、ICカードで解錠する方式が普及し、「誰が入室できるか」を管理できるようになります。
そして現在は、クラウドとつながることで、解錠権限のリアルタイムな付与・停止、入退室履歴の記録、複数拠点の一元管理、勤怠や会員管理といった外部システムとの連携までが求められるようになりました。
鍵をインターネットにつなぐ「鍵のIoT化」という観点は 鍵のIoT化とは → https://akerun.com/knowledge/20230829 で解説しています。
企業が電子ロックをセキュリティ対策として導入すると、物理鍵では難しかった「出入りの管理」が可能になります。主なメリットを整理します。
入室できる人を限定できる:認証を通過した人だけが解錠できるため、部外者の侵入を抑止できます。
エリアごとに入れる人を分ければ、サーバールームや個人情報を扱う区画など、重要なエリアの保護にも役立ちます。
入退室ログで証跡を残せる:「誰が・いつ・どこに」出入りしたかが記録されるため、内部統制の強化や、ISMS・Pマークといった情報セキュリティ認証で求められる入退室記録の整備に活用できます。
権限管理と締め忘れ防止:退職・異動時に権限を即時に停止でき、合鍵の回収漏れを防げます。常時施錠やオートロックにより、閉め忘れによるリスクも下げられます。
実際に、株式会社サイキンソーでは、スタッフの契約形態ごとに解錠権限を細かく設定し、入退室履歴を記録することで、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の取得を実現しています
サイキンソーの事例 → https://akerun.com/casestudy/detail_cykinso
商談記録を見ても、電子ロックの導入は「部外者の侵入を防ぎたい」「入退室の記録を残して認証取得や内部統制に対応したい」といったセキュリティ課題の解決を目的に検討されるケースが多い傾向があります。
入退室管理システムの資料ダウンロード https://akerun.com/download
電子ロックの導入というと、配線工事やドアの加工を伴う大掛かりなものを思い浮かべるかもしれません。
しかし近年は、既設のドアに工事不要で後付けできるクラウド型(スマートロック)という選択肢があり、導入のハードルが大きく下がっています。
たとえば「Akerun入退室管理システム」は、サムターン(つまみ)付きのドアに貼り付けて設置する「Akerun Pro」と、既設の電気錠・電磁錠・自動ドアの配電盤に接続する「Akerunコントローラー」で構成され、既存の設備を活かしたまま入退室管理を追加できます。
ICカードやスマホで解錠でき、権限や履歴はクラウドの管理ツールで扱えます(暗証番号や顔認証での解錠は、外部システムとのAPI連携で実現します)。
なお、引き戸は標準では対象外ですが、条件によっては工事や機材の設置で対応できる場合もあり、ドアの形状によって導入可否が分かれるため、事前の確認が必要です。
導入費用の詳しい内訳は スマートロックの費用 → https://akerun.com/knowledge/20231024 で解説しています。
電子ロックとは、電気・電子的な仕組みで施解錠する錠の総称で、暗証番号やICカード、スマホなどで解錠します。
もともとは締め忘れ防止や鍵の配布削減が主なニーズでしたが、現在はクラウドと連携し、入室制限・入退室ログ・権限管理・システム連携までが求められるように発展しました。
企業にとっては、部外者の侵入抑止や証跡管理といったセキュリティ対策に直結します。既設のドアに工事不要で後付けできるタイプもあるため、自社の課題に合わせて導入を検討するとよいでしょう。
資料ダウンロード https://akerun.com/download
電子ロックでのセキュリティ対策を相談したい方はこちら https://akerun.com/inquiry
A. 「電子ロック」「電子錠」は、電気で施解錠する錠を指すほぼ同じ意味の言葉です。そのうち、既存のドアに後付けでき、クラウドで権限や履歴を管理できるタイプが「スマートロック」と呼ばれます。スマートロックは電子ロックの一種、という関係になります。
A. 電気で動く仕組みのため、停電・電池切れへの備えは確認しておきたいポイントです。製品によっては、電池切れの状態でも手動で施解錠できる設計や、電池残量が少なくなると交換用電池が届くサポートが用意されています。
セキュリティ対策として電子ロックの導入を検討する場合は「 Akerun入退室管理システム → https://akerun.com/」 もあわせてご確認ください。
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この記事を書いた人
衛藤海
株式会社Photosynth マーケティング部
スマートロック・入退室管理システムの導入支援を中心に、法人向けセキュリティソリューションの情報発信を担当。オフィスやフィットネスジム、シェアオフィスなど多様な業種への導入経験をもとに、実務に役立つ記事を執筆しています。

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