シェアオフィスの入退室管理に活用。1枚の会員証でどのシェアオフィスも利用可能に

NTT都市開発株式会社

商業事業本部 商業事業部 LIFORK担当/営業・MD担当 担当課長
金子昌徳さま

目的 / 効果

  • シェアオフィス内の各部屋の入退室管理
  • 入会から請求までを一元管理できるAPI連携への期待
  • 1枚の会員証で複数拠点の一時利用が可能に

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NTT都市開発株式会社

シェアオフィス内の各部屋の入退室管理

シェアオフィス「LIFORK(リフォーク)」の特長を教えてください。

働くだけではない、よりよい生き方のためのシェアオフィスです。

LIFORKは、「LIFE」と「WORK」を足した造語です。その名の通り、仕事と生き方の両方を充実させるためのシェアオフィスであってほしいという願いを込めています。現在、秋葉原と大手町それぞれ80名ほどの会員様がいます。
いずれも法人利用が大多数を占めているのですが、法人化に向けた準備をされている個人様や組織の会員様もいらっしゃいます。東北や北海道に本社がある企業様からの、都心の拠点として利用したいというお問い合わせも多いですね。
シェアオフィスは単なる時間貸しの作業スペースみたいな空間になりがちですが、LIFORKは「入居している法人や個人のぞれぞれが、『LIFORK株式会社』の中のひとつの部署」というイメージで運営しているんです。
仕事の合間の息抜きにと健康グッズやボードゲームをいたるところに置いておくことで、会員同士交流を持てるようにしたり。こうした意図がうまく伝わっているのか、20〜30代のよりよい生き方を求める“LIFE要素”の強い人たちが集まってきている実感があります。 シェアオフィスに寄せられる要望として、普通は「プリンターを増設してほしい」とか、仕事に関することが多いと思うのですが、LIFORKの場合は「こんな遊び道具を増やしてほしい」という要望が多いんですよ(笑)。そんなところもうちの特長だと思います。

なぜ『Akerun入退室管理システム』をお選びいただけたのでしょうか。

API連携ができる点でAkerun一択でした。あとは性能面で利用者から生のフィードバックを受け、最終的に全拠点に採用しました。

『Akerun入退室管理システム』はLIFORKのコンセプトに合っていると思ったんです。サブスクリプション型の料金プランであり、機能がアップデートされたり新しいモデルのカードリーダーに交換してくれて解錠スピードが上がったり。これまでもスピーディーな進化を感じましたし、今後の進化にも期待が持てます。弊社とフォトシンスさんがLIFORKという場所を通じて、実証実験をしているイメージですよね。
もちろん導入前には、大手のセキュリティシステムも含めて6〜7社の電子錠を比較検討しています。ただ「API連携ができる」という点において当時の我々としては『Akerun入退室管理システム』一択でしたね。いつでも取り外しできますから、もっといいサービスが現れたら乗り換える可能性もありますが(笑)。
実はオープン当初、LIFORK秋葉原にはこの『Akerun入退室管理システム』を、 LIFORK大手町には別会社のスマートロックを導入し、2拠点で使い勝手を比較していた時期がありました。最終的には、「不具合がない」「開閉がいつも安定している」という利用者からのフィードバックを受けて、現在はLIFORK大手町のドアの方もすべて『Akerun入退室管理システム』にリプレイスしています。

現在の利用状況を教えてください。

LIFORK秋葉原には計35台導入し、主にWORK ROOMの入退室管理をしています。

LIFORK秋葉原には、計35台導入しています。WORK ROOMのエントランス、ラウンジから各部屋に続くドア、そして各部屋のドアにも設置し、WORK ROOMから少し離れた会議室のエントランスにも設置しています。各スペースでオートロック環境が保たれ、会員証をかざして入退室してもらうことで、利用者様には安心して業務に集中してもらえています。
取得した入退室履歴については、リモート拠点として契約いただいている一部の企業様から「社員の入退室履歴が欲しい」という問い合わせがあった際に、csvデータのかたちで提供させていただいています。
最近感じるプラスの効果としては、LIFORKのロゴが入ったICカードを会員証兼カードキーとして持っていただいていることで、LIFORK利用者同士の団結力が生み出されていますね。たかがカードと思うかもしれませんが、不思議と「あなたもLIFORKを使っているんだね」という仲間意識が、会員間に芽生えているのを感じます。

自社の会員管理システムとAPI連携させ、1枚のカードキーで複数拠点を利用できる環境を目指します。

今後このサービスはどのように貢献できそうでしょうか。

自社の会員管理システムとAPI連携させ、1枚のカードキーで複数拠点を利用できる環境を目指します。

LIFORKでは現在、自社独自のシステムで会員管理をしています。今後は『Akerun入退室管理システム』とAPI連携させて、入会から請求までを一元管理できるシステムに変えていきたいと思っています。リアルタイムで履歴が取得でき、クラウド上にデータ蓄積できる点、ほかのシステムとAPI連携できる点がこのサービスの特長でもありますから、課金の仕組み作りには向いているはずです。お手洗いに行くために席を外した時間は料金がかからないようにするとか、そこまでできたらいいなと考えています。
また、2019年4月には秋葉原に姉妹シェアオフィスが誕生する予定です。将来的には、LIFORK大手町も含め1枚のカードキーで複数の拠点を行き来できるようにしたいですね。その一歩として、2019年7月からはどの拠点でもドロップイン利用できるように現在準備を進めています。

NTT都市開発から見た『Akerun入退室管理システム』の可能性を教えてください。

売りながら開発している面も強く、伸びしろがあるサービス。さまざまな可能性を秘めていると思います。

私は「売りながら開発しているんだな」というふうに見ています。基本的な性能には不満もありませんし、オープン当初からトラブルもなく会員様からの評判もいい。ただ正直に言うと「まだまだだな」と思う部分もあります(笑)。
具体的には、鍵発行数の上限が1500IDまでというのは、改善してほしいですね。中小企業の中で限られた社員だけが使うシステムと考えれば、1500は十分な数です。でも、街レベル、都市レベルで事業を展開するためのインフラとしてこのサービスを活用してくのであれば、1500は少なすぎる。ここが無制限になっていければ可能性はさらに大きく広がると思いますよ。
ただ先程も申し上げたとおり、進化していくスピード感はこのサービスならではのもの。導入してからの半年くらいで「まだまだ」の部分がどんどん改善されている様子を見ていますし、逆に言えば、伸びしろがある。
これからもブラッシュアップを続けてよりよい使い勝手を目指し、世の中をどんどん便利にしていってほしいです。
不動産業の目線からすると、ICカードやスマホでドアを開けられるシステムというのは非常におもしろいんですよ。例えば寝たきりのおばあちゃんの家にお孫さんが遊びに行くときなんかも、スマホですぐドアの鍵を開けて入れるなんて素敵じゃないですか。アイディア次第で、色々な未来が広がると思います。

NTT都市開発株式会社

1986年設立。NTTグループの総合不動産会社で、「アーバンネットシリーズ」をはじめとしたオフィスビルの開発・賃貸事業を展開するほか、商業事業、住宅事業、グローバル事業へも事業領域を広げている。
2018年4月シェアオフィス事業「LIFORK(リフォーク)」をスタート、「秋葉原」「大手町」「南青山」の3拠点にオープン。さらに2019年4月には新たに4拠点がオープンし、今日本で一番勢いのあるシェアオフィスの一つである。

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