店舗や施設の無人運営のための後付け型スマートロックに必要な機能やその選び方を解説!

2023年09月29日
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はじめに

店舗や施設を無人化すれば、営業時間の拡大や人件費などのコストの大幅な削減につながります。しかし、セキュリティ対策をしないまま無人運営を始めてしまうと、不法侵入による盗難などの被害に遭うリスクがあります。 無人運営のセキュリティ課題を解消する方法は数多くありますが、そのなかでも、手軽に導入できてセキュリティを強化できる後付け型スマートロックがおすすめです。

この記事では、店舗や施設の無人運営を選ぶ理由を解説するとともに、無人店舗や無人施設に設置する後付け型スマートロックにとって欠かせない機能やおすすめの後付け型スマートロックも紹介します。

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店舗や施設の無人運営を選ぶ理由

ICカードやスマホ専用アプリ、生体認証などを活用した本人確認や、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済など店舗や施設に導入すれば業務を効率化できる様々なシステムがあります。これらのデジタル技術を組み合わせることで、店舗や施設にスタッフを配置せずに無人化・省人化して運営できます。今なぜ、店舗や施設の無人運営が増えているのでしょうか?

24時間365日運営できる

店舗や施設を無人化することにより、24時間365日運営が可能になります。例えばスタッフが働きやすい日中だけでなく、人手が不足しがちな深夜や早朝にもニーズがあるビジネスの場合、自動化システムなどを活用して無人化することでスタッフを確保でいなくても、深夜・早朝の営業が可能になり、売上機会の増加につながるでしょう。

コストを削減できる

自動化システムなどを活用して店舗や施設を無人化するもっとも大きなメリットが、コストの削減です。特に、店舗や施設の運営のコストで大きな割合を占める人件費を大幅に減らせるため、粗利(売上総利益)の増加や多店舗展開など、様々なメリットが生まれます。

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店舗や施設の無人運営における課題

「無人=費用を抑えて事業を始められる」といったイメージがあるかもしれません。しかし実際に店舗や施設の無人運営を始めるには、様々な課題があります。

初期費用がかかる

人件費を大幅に削減できるのは無人運営の大きなメリットですが、店舗や施設の運営を始めるにあたって、防犯カメラやセンサー、決済システムなど様々なシステムを導入する必要があります。無人運営を始めてからも、各システムのメンテナンスといった維持費用がかかります。

【解決策】

無人運営を始める際に、導入予定のすべてのシステムを導入すると多額の初期費用が必要です。資金に余裕があれば問題ないですが、そうでない場合はすべてをシステム化せず、運営してから徐々に省人化を図ることで解決できます。


不法侵入による盗難などのリスクに対するセキュリティ対策

無人運営には、不法侵入による商品や金品の盗難といったリスクが伴います。せっかく運営費用を削減して利益を向上しても、商品や金品が盗まれてしまっては本末転倒です。

【解決策】

無人運営において、防犯カメラの設置は欠かせないでしょう。しかし、防犯カメラだけでは、店内に死角が生まれてしっかり監視できなかったり、カメラを設置していても不法侵入されるリスクもあります。そのため、より高いセキュリティ対策を講じるのであれば、防犯カメラに加えて入退室管理システムを導入するのがおすすめです。

なかでも入退室管理機能が搭載しているスマートロックを導入すれば、手軽にセキュリティを強化できます。詳しくは次の章で入退室管理機能を持つスマートロックのメリットを紹介しているので、そちらをご覧ください。


急なトラブルに対応できないリスクがある

商品が欠品したり、決済システムに不具合が生じて購入予定の商品を購入できないなど、急なトラブルが発生するリスクもあり、そのための対策も必要になります。

【解決策】

事前に、店舗や施設の無人運営で起こりうるトラブルを想定して、対策を講じておくことが大切です。例えば、緊急事態に備えて待機するスタッフを用意しておくのも一つの手です。また、カメラや決済システムなどのトラブル対策として、サポート体制が整っているメーカーを選ぶといった方法もあります。


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店舗や施設の無人運営を可能にするスマートロックのメリット

スマートロックは、ICカードやスマホなどを使って施錠・解錠でき、ドアが閉まるとオートロック機能により自動施錠できるシステムです。なかでも、店舗や施設の無人運営の際に入退室管理機能を搭載しているスマートロックを導入すれば、様々なメリットがあります。ここでは、主に3つのメリットについて紹介します。

無人運営でのセキュリティを強化できる

スマートロックでは、解錠権限を持った人のみが出入りできるように設定できます。例えば店舗や施設のスタッフや会員などに入退室を制限して第三者による不法侵入を防止できます。一般的なスマートロックはオートロック機能も搭載しているため、鍵の閉め忘れを防止できるなど無人運営の大きな課題であったセキュリティをさらに強化できます。

利用者の入退室履歴を把握・確認できる

入退室管理の機能を搭載しているスマートロックは、入退室(施錠・解錠)履歴をクラウド上に記録して管理できます。例えば、不法侵入などトラブルが発生した場合に、入退室履歴を見て不審な入退室がないか確認して該当時間や人を絞り込むことができます。その際に、防犯カメラも設置していれば事件が発生したと想定される時刻の様子を視覚的にも確認できるため、効率良く犯人の特定にも繋げることができるでしょう。

また入退室履歴は、業務の効率化や新たなマーケティング戦略、新規顧客の開拓にも活用できます。例えば、入退室履歴を活用して利用者が多い時間帯や曜日を把握し、時間限定のキャンペーンを実施するなど効果的・効率的なマーケティング戦略の策定につなげられます。 複数の店舗や施設にスマートロックを設置する場合も入退室データを一元管理できるので、地方の店舗や施設でもリアルタイムに入退室の状況を把握・管理できます。

コストを抑えて店舗や施設の無人運営ができる

取り付け工事が不要、もしくは簡易工事だけで取り付けられる後付け型スマートロックを選べば、初期費用を大幅に抑えられます。なかでも、既存のドアに貼り付けるタイプのスマートロックならドアを傷つけることもないため、賃貸物件にも安心して導入できます。移転や退去の際も原状回復が必要なく、移転先でもそのままの設定で使い続けることができるため、コスト削減をはかることができます。

事業拡大に伴う多店舗展開の際にもおすすめです。また、多店舗展開の際には、スタッフや会員の解錠権限などの設定もそのままに複数店舗/施設に展開したり、店舗/施設ごとに解錠権限を変えることもできるなど、管理ツールなどから一元管理できます。

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店舗や施設の無人運営に求められる後付け型スマートロックの機能

入退室履歴をクラウド上に記録できる機能

「いつ」「誰が」入退室したかという履歴の記録は、店舗や施設を無人運営する上で重要な機能です。前述したようなマーケティングへの活用だけでなく、入退室履歴を記録できることでスタッフや会員など内部からの不正行為の抑止力にもなります。また万が一盗難などのトラブルが発生した際に、入退室履歴を遡れば該当時間にその場にいた人を特定しやすくなります。

遠隔操作できる機能

無人の店舗や施設に後付け型スマートロックを導入するのであれば、遠隔操作で施錠・解錠できる機能も必要です。例えば、閉め忘れ防止や施錠状態の確認によるセキュリティ強化だけでなく、会員がカードを自宅に忘れて入室できない場合でも、遠隔操作で解錠することができるため顧客満足度の向上にもつなげることができます。

利用者ごとに入退室できる場所・曜日・時間帯を細かく設定できる機能

無人の店舗や施設に後付け型スマートロックを導入する際に、利用者ごとに入退室可能な「場所」「曜日」「時間帯」などを細かく設定して、解錠権限を付与できる機能があれば、会員ごとに入室制御できるためセキュリティを強化できます。例えば、フィットネスジムの無人店舗なら、会員の契約プランに合わせて入室できるエリアを分けるといったことも可能です。

会員管理システムなど外部システムと連携できる機能

スマートロックの中には、外部システムと連携できるものもあります。会員管理システムや自動決済システムなどと連携できる機能があれば、予約・入店・決済・退店までをワンストップで自動化できるためさらなる業務の効率化が図れます。 また、勤怠管理システムと連携すれば入退室履歴を活用してスタッフの勤怠管理も簡単にできるためおすすめです。

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店舗や施設を無人運営する際のスマートロックの選び方

既存のドアに後付けできるか

後付け型スマートロックは、ドアやサムターン(つまみ)の種類によって取り付けできないものもあります。ドアごと交換しなければならない場合などは、スマートロックを導入するために余計なコストがかかってしまうため、既存のドアに後付け可能かどうか必ず事前に確認しておきましょう。

利用者に合わせた解錠方法があるか

後付け型スマートロックは、製品によって対応している解錠方法が異なります。スマホ、ICカード、生体認証など、店舗や施設の利用者に合わせた解錠方法に対応したスマートロックを選びましょう。

入退室管理も合わせておこなえるか

入退室履歴を記録・管理することは、不法侵入による盗難などを抑止する効果があるだけでなく、トラブルの際のスピーディーな対応にもつながります。クラウド上で簡単に入退室管理が行える使いやすい後付け型スマートロックを選びましょう。

外部システムと連携できるか

無人の会員制ビジネスなら会員管理システム、無人コンビニなら決済システムなど、無人運営を行う際に様々なシステムを導入することになりますが、外部システムと連携できる後付け型スマートロックを選ぶことで、スマートロックで取得したデータを活用して様々な業務やフローを自動化できるため、業務の効率化が図れます。

今は外部システムとの連携が不要でも、将来的に事業拡大による多店舗展開などを目指す場合に、外部システムと連携できる後付け型スマートロックを選んでおけば、活用の幅が広がるでしょう。

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Akerun入退室管理システムはセキュリティの強化だけにとどまらず、会員管理システムなど外部システムと連携可能な後付け型スマートロック

Akerun入退室管理システム(以下、Akerun)は、累計7,000社以上の導入実績を持つ後付け型スマートロックを活用した入退室管理システムです。クラウド上に記録される入退室履歴はWeb管理ツールやスマホ専用アプリで把握・確認できるなど、正確かつ厳格な入退室管理ができます。

無人店舗やオフィスはもちろん、フィットネスジムやインドアゴルフ、学校施設、レンタルスペースなど規模や業種・業態を問わず幅広い企業が導入しています。ここでは、店舗や施設におすすめのAkerunの特徴をを5つに絞って解説していきます。

既存のドアやサムターン(つまみ)に後付けできる

Akerunは、既存のドアやサムターン(つまみ)に工事不要、もしくは簡易工事のみで後付けできるスマートロックです。一般的な開き戸などはもちろん、自動ドアや電気錠、電磁錠など様々なドアに後付けで取り付けられます。

利用者に合わせた解錠方法を選べる

  • スマホ専用アプリ
  • モバイル系ICカードアプリ(NFCを利用したウォレット機能)を搭載しているスマホ
  • ICカード(交通系ICカード、会員証など)
  • Apple Watch
  • Web管理ツール
  • 顔認証
  • URLリンク(ワンタイムパス) など

Akerunは、様々な解錠方法に対応している後付け型スマートロックです。無人コンビニや無人アパレルショップなど気軽に出入りできる店舗ならスマホ専用アプリ、フィットネスジムやインドアゴルフなどの会員制ビジネスならスマホのほか会員証や生体認証など、利用者に合わせた解錠方法を選べます。

また、管理者はWeb管理ツールやスマホ専用アプリから遠隔で施錠・解錠が簡単にできたり、一時的な来訪者には便利なワンタイムパス(URLリンク)を送ることもできます。

入退室できる人や場所、時間帯など細かく設定して解錠権限を付与・解除できる

Web管理ツールやスマホ専用アプリを使って、会員など特定の人に「入退室できる場所」「入退室できる時間(曜日・時間帯)」を細かく設定して解錠権限を付与・解除できます。 例えば、無人のフィットネスジムでは「プレミアム会員のみ24時間利用できる設定」「入会前のお試し会員には入室できるエリアを制御する設定」など、利用者の利用形態に合わせた利用が可能です。

本体の電池残量がなくなる前に電池が自動送付される

無人運営で電池式の後付け型スマートロックを導入した場合、交換用電池の用意や電池交換する作業が必要になります。万が一、本体の電池が切れるとシステムが作動しないため、遠隔操作はもちろん、利用者が解錠・施錠できないなどトラブルを招いてしまうため、電池が切れてしまう前に速やかに交換する必要があります。

Akerunでは、電池残量が少なくなったタイミングでカスタマーサポートから交換用の電池を自動送付しているので、交換用電池を用意する手間や電池残量を確認して交換する手間が省けるため、無人の店舗や施設でも安心して運営できます。

会員管理システムなどの外部システムと連携できる

Akerunは、APIを活用して外部の会員管理システムや決済システム、勤怠管理システムなどと連携できます。そのため、入退室履歴を活用して様々な業務を自動化できるため、業務や店舗/施設の運営における生産性の向上や業務効率化が期待できます。

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まとめ

店舗や施設の無人運営を検討している方には、無人運営における大きな課題であるセキュリティを強化できるだけでなく、コストを抑えて導入できる入退室管理機能を搭載した後付け型スマートロックがおすすめです。後付け型スマートロックの中でも特におすすめの導入社数No.1の実績を持つAkerunの資料は、以下のリンクからダウンロードできます。ぜひ、店舗や施設の無人運営を検討されている方は、Akerunの導入も併せて検討してみてください。



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